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2025年06月13日
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希少性の原理は希少性の法則ともいわれ、マーケティングなどさまざまな日常生活の中で活用できます。 
 
なぜなら、希少性の原理が働くと、人はものの価値を高く感じ、消費行動などを促されることがわかっているからです。 
 
なかなか手に入らないものは希少性が高くなり、価値があるものだと感じられます。 
 
例えば、ダイヤモンドは河原の石より高価ですが、その理由は、ただ単に採れる数量が少なく珍しいからなのです。 
 
このように、ものの価値は人々の心理に大きく関わっており、希少性の原理はマーケティングなどさまざまな場面で実際に使われています。 
 
希少性の原理について理解を深めればマーケティングなど、ビジネスの場面だけでなく、人間関係や恋愛など身近な生活の中でも役立てることができますよ。 
 
 
手に入らないものほど欲しくなる?希少性の原理とは 
 
 
希少性の原理とは、手に入りづらいものは通常よりも価値が高いと感じ、実際には希少でないものでも欲しくなってしまうという心理的な現象のことです。 
 
希少性の法則とも呼ばれています。 
 
海外でしか買えないおいしいお菓子をお土産でもらったとき、時間をかけてゆっくり味わったり、賞味期限の許す限り取っておいたりしますよね。 
 
実はこの心理にも希少性の原理が働いており、ほかでは買えない希少性の高いものとして認識するため、このような行動をとってしまいます。 
 
人は数量や時間など限定的なものに高い希少性がを感じ、1度でも希少性が高いと思えば、欲しかったものでなくても欲しくなります。 
 
 
では具体的に希少性が高いとはどういった状態なのでしょうか。 
 
 
希少性の原理の実験や具体例をくわしく見ていきましょう。 
 
また希少性の原理と同じ効果がある「スノッブ効果」との違いも解説していますよ。 
 
 
希少性の原理を実証する実験 
希少性の原理は、ステファン・ウォーチェルが行った実験で明らかになりました。 
 
この実験は、被験者を2つのグループに分け、一方のグループには人数に対して十分な数のクッキーを配り、もう一方のグループには人数より少ない数のクッキーを配り、その後、クッキーの感想を調査したものです。 
 
調査の結果、十分な数のクッキーを与えられたグループより少ない数のクッキーを与えられたグループの方が、同じクッキーだったにもかかわらず好意的な感想が多かったのです。 
 
人は、数が少なくすぐに売り切れてしまいそうなものや、実際には希少性がなくてもなかなか手に入らないものに魅力を感じて欲しくなるのです。 
 
この実験から、需要に対して供給が足りていないものや、実際には希少でないのにもかかわらず希少性が高いと思い込んでしまったものの価値は高くなる、ということがわかりますね。 
 
 
希少性が高いとはどういう状態? 
「希少性が高い」とは、需要に対して供給が足りていないものに、人々が魅力を感じ、価値や値段が高くなる状態のことです。 
 
生産量が少なく簡単に手に入らない珍しいものほど、希少性が高くなります。 
 
例えば、キャビアやフォアグラは、ほかの安くて美味しい食べ物と比べて特段美味しいというわけではありません。 
 
ところが、採れる量が少ないという理由で価値が高くなり、値段が高騰しているのです。 
 
最近ではコロナウイルスの影響で、マスクの価格が高騰しましたよね。 
 
価格高騰の理由は、急激に需要が増えたことでこれまでの生産状況では供給が追い付かず品薄となったからです。 
 
市場に出回る数が少ないので希少性が高くなったというわけですね。 
 
当時ドラッグストアなど、店頭にマスクが並ぶと聞けば、多くの人が行列を作ってマスクを買い求めました。 
 
その際、購入は1人1箱までと購入制限もあったことから、さらに希少性が高くなりました。 
 
欲しい人全員にに行き渡る十分な数が確保できない状態では、「今しか手に入らないかもしれない」という焦りから普段より値段が高くても購入に至ってしまいます。 
 
数が少なくなかなか手に入らないものは、高い価値があるように感じられ、高額でも欲しくなるというのが希少性が高い状態なのです。 
 
 
スノッブ効果との違い 
スノッブ効果は、簡単に手に入らないものは需要が増し、誰でも簡単に手に入れられるものは需要が減少するという希少性の原理と同じ効果があります。 
 
希少性の原理との違いは、簡単に手に入らないものを欲しいと思う心理状態です。 
 
希少性の原理の「希少性が高いものに価値を感じて手に入れたくなる」というのに対し、スノッブ効果は「ほか人と違うものを手に入れることで、他者と自分を差別化したい」という心理が働きます。 
 
例えば、街中で自分と同じ服の人を見かけたときに恥ずかしくなってしまったり、自分がいいものを身につけていないような気がしてみじめな気持ちになってしまったりすることがありませんか。 
 
また、ほかの人が持っていない珍しいものは欲しくなり、手に入れると人に自慢したくなりますよね。 
 
「誰も持っていない、人と違うものが欲しい」と理由に違いはありますが、どちらも「簡単に手に入らないものを手に入れたくなる」という人の心理を表した現象です。 
 
視点は違いますが同じ意味ととらえることができますね。 
 
 
スノッブ効果の意味とは?具体例やヴェブレン効果・バンドワゴン効果との違いを解説 
 
 
スノッブ効果はマーケティング施策のなかで成功事例が数多くある効果の一つです。 
 
ここではスノッブ効果を使う際のポイントと注意するポイントとあわせて、具体例も多く挙げています。 
 
また、スノッブ効果と似ているヴェブレン効果との違いやバンドワゴン効果についても紹介しています。 
 
それぞれの具体例や活用ポイントを挙げているので、読み終えた後は3つの効果の違いがわかり、商品やサービスのマーケティングに活かせます。 
 
さらにスノッブ効果をマーケティングで効果的に活用できるようになるので、売上アップが期待できます。 
 
ぜひ参考にしてくださいね。 
 
 
スノッブ効果とは? 
スノッブ効果は行動経済学や心理学でよく使われています。 
スノッブ効果とは一体どういった言葉で、どうやって生まれた言葉なのでしょうか。 
まずは心理学的な意味を探り、その由来を紹介していきます。 
 
 
スノッブ効果の心理学的な意味 
スノッブ効果とは、希少性や限定性といった他の人が持っていないものに価値を感じ、需要が増加する効果のことです。 
 
他の人が持っていないものに価値を感じるというのは、自分は他とは違う存在でありたい、個性的でいたいという心理が背景にあります。 
 
そのため流通が拡大し、みんなが商品やサービスを手に入れてしまうと買う気がなくなり、効果が減少するとされています。 
 
 
スノッブ効果の由来 
スノッブ効果の言葉の由来は、18世紀頃にケンブリッジ大学の学生の間で「大学に出入りする大学に関係のない人」を指して「靴屋」という意味をもつ『snob(スノッブ)』とされています。 
 
その後言葉の意味が変化し、「俗物」「気取り屋の見栄っ張り」「名声や利益にとらわれている人」という隠語になったのがスノッブ効果の由来です。 
 
スノッブ効果は、アメリカの理論経済学者ハーヴェイ・ライベンシュタインの論文「消費者需要理論におけるバンドワゴン効果、スノッブ効果、及びヴェブレン効果」のなかで提唱されました。 
 
スノッブ効果やヴェブレン効果、バンドワゴン効果を使った手法は、現在の経済学でも、よく使われています。 
 
 
スノッブ効果の活用方法3選!具体例を使ってわかりやすく解説 
次はマーケティング手法として活かせる方法を例を挙げながら詳しく説明していきます。 
 
スノッブ効果を活かした施策のポイントは3つあります。それでは、具体的に見ていきましょう。 
 
 
具体例①希少性や限定性をアピールする 
スノッブ効果は希少性や限定性をアピールすることがとても重要になってきます。 
 
なぜなら、スノッブ効果は「他人が持っていないものが欲しい」「他人と違うものを手に入れたい」といった心理を利用するからです。 
 
たとえば土産物屋の「地域限定品」「ご当地もの」の表示は、スノッブ効果を活用した例ですね。 
 
そこの地域でしか買えない限定性が、「周りの人が持っていないものを持てる」といった心理に働きかけ、お客さんの購買意欲を高めるのです。 
 
またスノッブ効果では希少性の原理を活用して、商品の価値を高め購買につなげます。 
 
希少性の原理とは、需要(商品を求める量)より供給(市場に出回る量)のほうが少ない場合において「そのものの価値が高い」と感じられる心理です。 
 
簡単に説明すると、「少ないほど価値が高い」と考えることですね。 
 
たとえば「10個限定」「本日限り1家族3つまで」などのコピーで商品やサービスの価値を高め、スノッブ効果を狙います。 
 
このようにスノッブ効果は希少性や限定性をアピールすることで、より効果的な活用ができます。 
 
 
具体例②カスタマイズでオリジナリティを出す 
ハンカチやタオル、グラスや酒など今や多く見られる名入れ商品ですが、これもスノッブ効果を使ったマーケティング施策の一つです。 
 
「他人とは違うものを持ちたい」といった心理を満足させる、その人だけの商品やサービスを作りましょう。 
 
たとえば自分の体形や好みのデザインに合わせて生産をするオーダーメイドや、多くのパターンのなかから選択して注文するセミオーダーなどもこれに含まれますよ。 
 
数あるパターンから好みのものを選んだり、名前を刻印したりすることで、商品に愛着を持ってもらったり、世界に一つだけの自分の物としての満足感を提供できますよね。 
 
大量生産の商品が出回るなかで、カスタマイズによってオリジナリティのある商品を提供することは、「個性的でありたい」というスノッブ効果を十分に活かしていけると考えられます。 
 
 
具体例③商品やサービスにグレードを設ける 
商品やサービスにグレードを設けて、特別感を演出するのもスノッブ効果の活用例です。 
 
商品にグレードを設けることによって、ハイランクの商品やサービスの希少性がより高まります。 
 
スノッブ効果では「他の人が持っていないものを持ちたい」といった欲求を利用するとお伝えしてきましたね。 
 
たとえばクレジットカードはハイグレードになればなるほど付加価値が多く、誰でも簡単に入手できるわけではないので希少性が高いカードです。 
 
入手困難なクレジットカードでいうと、月々数1000万円商品を購入しないと手に入れられないものもあります。 
 
ハイグレードのクレジットカードを持つこと自体にステータスを感じ、欲求が満たされる人もいるでしょう。 
 
他にもホテルなどサービス業では、グレードアップした高い価格の部屋を設定しています。 
 
泊まったお客様がその部屋の装飾や景色などによって、より非日常を感じることができ満足感を得ることができるからです。 
 
しかし入手困難なクレジットカードを大多数の人が持っていたり、ホテルですべての部屋がよい景色だと、「特別感」という価値は薄れてしまいますね。 
 
スノッブ効果ではさまざまなグレードを設けて上のランクをお客さまが選ぶことで、自分を特別な存在と感じ、満足することができるのです。 
 
 
スノッブ効果を使うときの3つの注意点 
スノッブ効果では「限定品」「レア!」などの言葉をただ付けただけでは、効果的な活用にはなりません。 
 
スノッブ効果を活用する際に気を付けなければいけないことが3つあります。 
 
それぞれ、例を挙げながら詳しく見ていきましょう。 
 
 
注意点①供給量を調整する 
販売商品の売れ行きが好調になると、販売数を増やしたくなるのですが、スノッブ効果を活用する際は供給量に注意してください。 
 
なぜなら多く流通することにより、スノッブ効果が弱まってしまうからです。 
 
たとえば、NIKEの限定スニーカーがどこの靴屋でも数多く売っていたら魅力がなくなってしまいます。 
 
希少性が高いほど、喉から手が出るほど欲しいといった心理になるため、スノッブ効果の活用では供給量をコントロールすることが大切です。 
 
 
注意点②希少性や限定性を偽らない 
「期間限定」「当店限定販売」など、希少性を持たせるのに役に立つ言葉ですが、注意をしないと景品表示法違反になる可能性があります。 
 
たとえば「期間限定価格とうたっていたが、期間を過ぎても同じ価格だった」「ここでしか買えないと宣伝していたが他でも買える」などは虚偽の表示になります。 
 
企業モラルを問われるだけでなく、景品表示法(景表法)違反となり、最悪は業務停止になる可能性もあるので注意しておきましょう。 
 
 
注意点③商品のラインナップを充実させる 
スノッブ効果は、商品の希少性を持たせることが重要なため、販売数を増やしにくく、どうしても販売数に上限ができてしまいます。 
 
なので効率的に売上を上げるためには、商品ラインナップを充実させることが大切です。 
 
たとえばNIKEのスニーカーは「ナイキ エア マックス」「ナイキ エアフォース1」「エア ジョーダン1」などラインナップがあり、それぞれに限定品やカスタマイズ商品を展開しています。 
 
また消費者は単価が安すぎると、商品価値を感じにくいケースもあります。 
 
商品の使いやすさや、商品そのものの価値などを市場から見た上で、単価を上げるなど慎重に行っていきましょう。 
 
 
バンドワゴン効果やヴェブレン効果との違いとは? 
マーケティングにおいて、「スノッブ効果」とともに引き合いに出される行動経済学の用語として、「バンドワゴン効果」や「ヴェブレン効果」があります。 
 
それぞれどういった違いがあるのでしょうか。 
 
それぞれ具体例を挙げながら詳しく説明していきます。 
 
 
スノッブ効果と真逆の「バンドワゴン効果」 
バンドワゴン効果とは「みんなが持っているから私も欲しい」といった心理です。 
 
前述してきたスノッブ効果は「みんなが持っているものは欲しくない」という心理が働いているので、バンドワゴン効果とスノッブ効果は逆の効果ともいわれています。 
 
バンドワゴン効果を使ったマーケティングでは、以下のようなコピーがよく用いられます。 
・人気No.1の商品 
・〇〇サイト、ランキングで年間販売数No.1 
 
バンドワゴン効果では「多くの人が支持しているものなら良いものだろう」という心理が働き、自分も支持してしまうのです。 
 
また、普段は被り物をする人はそう多くはいないですが、ディズニーランドではみんなが着けているからと、耳のついた被り物を買ったりしますよね。 
 
バンドワゴン効果は、他の人が持っていれば持っているほど需要が増加するのです。 
 
 
スノッブ効果と類似している「ヴェブレン効果」 
ヴェブレン効果は、「価格が高い商品などを見せびらかしたい」という心理から需要が増加する効果で、スノッブ効果と類似しています。 
 
スノッブ効果は希少性が高いものを手に入れて、個性的でありたい、ということに重きをおいていましたね。 
 
一方ヴェブレン効果では、自己顕示欲を満たす高価格のものが欲しくなります。 
 
たとえば、一般的に高級時計で知られているロレックスがヴェブレン効果を使ったマーケティングを使っていますよ。 
 
最初は耐久性や耐水性、使い勝手の良さをアピールしていたロレックスの時計ですが、多額の広告費を投じて富裕層向けの時計としてアプローチをしました。 
 
これまで機能性をうたってきた時計が、次は見せびらかすための時計として訴求し始めたのです。 
 
ロレックスの印象は大きく変わり、「ステイタスのある人しか着けられない時計」「高級時計」としての位置を築くことになりました。 
 
ヴェブレン効果が期待できるのは、高級な時計や高級車、バッグだけではありません。 
 
 
日用品や嗜好品を含む食品など、高級感を感じさせる工夫によってヴェブレン効果が期待できますよ。 
マーケティングで「高級」「ステイタスの高さ」といったキーワードがあるときは、ヴェブレン効果の活用を検討しましょう。 
 
 
相乗効果が期待できる他の効果との組合せ例 
スノッブ効果は他の効果と組み合わせることで、より効果的な使い方ができます。 
 
ここでは代表的な組み合わせを3つ紹介します。それぞれ詳しくみていきましょう。 
 
 
スノッブ効果×バンドワゴン効果 
マーケティングでスノッブ効果とバンドワゴン効果を使った例として、数量や期間限定で人気商品の復刻版を出すやり方があります。 
 
人気のあった商品の復刻版をだすことで、今まで興味がなかった商品であっても「人気の商品を自分も欲しい」「復活した商品の人気に便乗したい!」といったバンドワゴン効果が期待できますね。 
 
加えて数量や期間を限定し、希少性を高めて「他の人が持っていない商品を持ちたい!」といったスノッブ効果にも働きかけるのです。 
 
スノッブ効果とバンドワゴン効果は組み合わせることで、より効果的に活用できますよ。 
 
 
スノッブ効果×ヴェブレン効果 
市場に出回る数が少ない希少性の高い商品は高価格な傾向があるため、スノッブ効果とヴェブレン効果はとても相性の良い組み合わせです。 
 
たとえば年末になると、百貨店の有名料亭が高級おせちの予約販売を開始したことなどがニュースで取り上げられますよね。 
 
百貨店や有名料亭などは高級ブランドとしての価値があり、見せびらかしたい心理を利用するヴェブレン効果が期待できます。 
 
さらに素材や職人などにこだわると数多く作れないので「数量限定」、年末の一時期しか予約できない「期間限定品」となり、限定性や希少性の活用が効果的なスノッブ効果が期待できますね。 
 
スノッブ効果とヴェブレン効果は相性が良いので、ぜひあわせて活用してください。 
 
 
スノッブ効果×バンドワゴン効果×ヴェブレン効果 
スノッブ効果、バンドワゴン効果、ヴェブレン効果の3つの効果を組み合わせることもできます。 
 
たとえば、一般的にいう「プレミアムがついた」という状態です。 
 
昔人気だった名車などが、もう生産されていないために販売価格が高くなり、なかには億ほどの価格になることがありますよね。 
 
以前人気だった商品(バンドワゴン効果)が、市場に出回らず希少性が高い(スノッブ効果)ことで高い価格(ヴェブレン効果)で売り買いされている状態です。 
 
昔人気だった高い名車を買って、希少なものを手に入れた自分を見せびらかしたいという欲求も満たしてくれます。 
 
また組み合わせ方を変えて、限定商品(スノッブ効果)を、価格の高い商品を販売(ヴェブレン効果)し、人気商品(バンドワゴン効果)にする例もあります。 
 
たとえば「秋限定のパティシエ〇〇監修商品」のような、少し価格が高めのコンビニスイーツが代表的な例です。 
 
このように3つの効果を組み合わせることで、少数の消費者、そして大多数の消費者にもアプローチをすることが可能です。 
 
 
希少性の原理が働く理由 
・今買わないといつ手に入るかわからない 
・ほかの人に取られるかもしれない 
 
など、ほかの人はすでに持っているのに、自分だけ持っていないと取り残されたような恐怖を感じてしまいます。 
 
人が希少価値のあるものに対して行動を起こしてしまう背景には、この「取り残される恐怖心」があるからです。 
 
スマートフォンが普及し始めた2011年ごろ、「FOMO(フォーモ)」という言葉がアメリカで広まりました。 
 
これは、「取り残される恐怖」を意味する“Fear of Missing Out”の略語で、人間の心理的な特徴を表しています。 
 
・友達と四六時中つながっていないと安心できない 
・SNSで友達の動向を常にチェックする 
・連絡が途絶えると不安になってしまう 
 
など、不安な心理状態のことです。         
 
この不安は「自分の知らないところでほかの人が楽しい思いをしているのではないか」という、自分だけが取り残される恐怖心からきています。 
 
希少性の原理は、このような恐怖心を払拭するための行動を起こすことで成り立つのです。 
 
 
【目的別】希少性の原理を効果的に使う方法 
 
ここまで、希少性の原理が人の心理に大きく影響することをご説明してきました。 
 
数が少ないだけでそのものの価値が上がるのであれば、日常生活で簡単に活用することができそうですよね。 
 
実は、希少性の原理を使えば人を思いのままに行動させることができ、ビジネスや恋愛などさまざまな場面で効果を発揮してくれます。 
 
ここでは、状況別に希少性の原理を応用する方法を詳しく見ていきましょう。 
 
・目的①マーケティング戦略 
・目的②営業トーク 
・目的③恋愛の駆け引き 
 
 
目的①マーケティング戦略 
希少性の原理は、販促を目的としたマーケティングで非常に有効です。 
「数量限定」や「タイムセール」といった数量や時間の希少性を訴えることで商品の価値が上がります。 
希少性の原理によってプレミアム感がでるので、人は「今買わないとほかの人に取られて手に入らないかもしれない」と思い購入してしまうのです。 
 
例えば、「100個限定」「展示品大処分」など数量が限定されると、今買わないと損をしてしまうと感じ、つい買ってしまったという経験はないですか? 
 
「今から30分間、店内商品すべて半額」「毎月20日は5%オフ」など時間や日にちを限定されると、安いから買い物をしなければと思い込み、欲しいものがないのに何か買わないといけない気になってしまいますよね。 
 
このように、数量や時間の希少性を強調すれば、お客さんの「損をしたくない」という気持ちが集客につながります。 
 
また、「芸能人愛用」や「会員限定」などといった付加価値をつけることも有効です。 
 
付加価値をつけると特別感を演出できるので価値が上がり、商品やサービス購入の決め手になります。 
 
ここで解説する希少性の原理などを利用しながら、ホームページやSNSを運営することで売上が伸びる集客メディアを生み出すことができます。 
 
 
目的②営業トーク 
数量や時間を限定したり付加価値をつけて商品の価値を上げると、お客さんはこの条件で買えるのは今しかないと感じ、購入したくなります。 
 
例えば 
 
・今から30分間のみ50%オフです。お急ぎください! 
・特別価格は10個のみです。今後このような価格でご提供することはありません! 
・割引きは先着30名様のみです! 
 
商品を買うかどうか迷っている人にプレミアム感を演出して、購入の決め手になることをアピールすればいいのです。 
この手法はテレビショッピングでもよく見られますね。 
「5,980円のこのフライパン、今から30分以内に申し込みの方に限り同じものをもう1つつけて、お値段据え置き!」 
など、このお得なフライパンセットは今しか手に入らないという特別感を出して、お客さんの購入意欲を掻き立てます。 
 
このように希少性の原理をうまく取り入れると、お客さんに「今買わないと損をする」と感じさせる自然な営業トークができるようになります。 
 
 
目的③恋愛の駆け引き 
恋愛でよくある「失いたくない」という気持ちにも希少性の原理が働くので、ここぞというときの恋愛の駆け引きにも有効です。 
具体的には、自身にプレミアム感をだしましょう。 
相手にとって、自分が希少な存在であると思わせることが大事です。 
それが難しい場合は、まず意中の人の嫉妬心を掻き立てましょう。押してダメなら引いてみるのです。 
簡単にできる方法は、意中の人以外の人と仲良くすることです。 
あなたが意中の人に好意を示していたのにもかかわらず、ほかの人にちやほやされている姿を見ると、相手は「ほかの人に取られてしまうのではないか」という焦りを感じるようになります。 
その結果、あなたの希少性が高まり「手に入れたい」という気持ちが大きくなるのです。 
しかし、嫉妬心を駆り立てる方法は、相手に全くその気がない場合には逆効果になってしまいます。 
そこに至るまでの関係性や、この効果を使うタイミングには細心の注意を払いましょう。 
 
 
希少性の原理をうまく使っている企業の事例 
希少性の原理は、マーケティングや恋愛などで人の心を動かし、成功に導くことができるとわかりました。 
 
希少性があるだけで価値が上がり、人の心まで動かしてしまうと考えると少し怖いような気もしますよね。 
ですが、希少性の原理はいろいろな場面で実際に使われており、生活の中にあふれています。 
これまでお伝えしてしてきたように、活用できればビジネスや日常生活の役に立ちます。 
とくに、ビジネスで成功している企業は希少性の原理をうまく活用していることが多いのです。 
ここでは希少性の原理を活用している企業の事例を紹介します。 
普段何気なく利用しているお店や商品にも企業が希少性の原理を演出し、購買意欲を高めていることがわかりますよ。 
 
事例①任天堂 
任天堂では、ゲーム機の供給が需要に追いつかず、希少性が高まった事例があります。 
任天堂から発売されている「Wii」や「switch」など、大人気のゲームは、生産台数が需要に追いつかないことで、なかなか手に入らない希少性の高いものであると認識されました。 
その結果、顧客の「手に入れたい」という欲求が高まり、さらに需要が加速しました。 
品薄となったことで商品の価値が高くなると、入荷するたびに多くの人々が行列を作ってまで購入しようと必死になっていました。 
そして普段ゲームをしない人は、その行列を見て「持っていないと話題についていけなくなるかもしれない」と感じ、手に入れたいと思うようになり需要は高まっていくのです。 
昨今では、新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要で、自宅で過ごす時間が増え、ゲーム機の需要は高まりました。 
しかし売り出し中であった「任天堂スイッチ」は、世界的な半導体が不足していた影響で供給は停滞してしまい需要が追いつかず、なかなか手に入らないことから希少価値も高くなりました。 
コロナ禍ということもあり、初代switchの商品入荷の際は販売店に並ぶのではなく、オンラインで購入権を抽選する形がとられていましたよね。 
この抽選で購入権を獲得した人がSNSで当選報告をすることで、プレミアム感を演出できたのも成功の要因と考えられます。 
 
 
事例②スターバックス 
大手カフェチェーンのスターバックスでは、季節ごとに見た目も華やかな期間限定の新商品を数量限定で発売しています。 
「期間限定」「数量限定」の商品は購入したくなるという希少性の原理をうまく活用しています。 
 
スターバックスで販売される限定商品は、いつも発売するとその直後に当日分が売り切れになるほど大人気です。 
 
見た目も華やかなのでSNSに写真を投稿する人も多く、目にする機会が増え、たくさんの人が手に入れたい希少性の高いものだと認識されています。その結果、消費者は「自分もほしい」と、購買意欲を掻き立てられるのです。 
このように、希少性が高いと認識された商品が、さらにSNSなどの口コミで話題になると、その価値はさらに高められ購入者が拡大していきます。 
 
 
事例③Booking.com 
ホテルや航空券の予約に便利なBooking.comも希少性の原理をたくさん活用しています。 
ホテルの部屋数に制限を設け、「残り〇部屋」というように具体的な数字を示すことで、「早く予約しないとほかの人に取られてしまう」という焦りを感じさせるのです。 
その結果、部屋の希少性が高いと感じるようになります。 
「このホテルは24時間以内に〇人に予約されました」「〇名が閲覧中です」などと言われると、「ほかの人たちもこの部屋を予約したいと思っているのであれば、きっといい部屋に違いない!自分が泊りたい」と思いますよね。 
このように、希少性の原理を使ってマーケティングをするときは、具体的な数字を示し、残り少ないことをアピールする「数量限定」の希少性も有効な手段なのです。 
 
 
ビジネスで希少性の原理を使うときの注意点 
ビジネスで希少性の原理を使うときは、ウソをつかないようにしましょう。 
ウソをつくと、それがバレたときに「営業戦略だ」と感じられてしまい、購入意欲はなくなってしまいます。 
何年も「閉店セール」の広告を貼っている店舗を見かけることがありますが、これでは希少性の原理は働きません。 
お客さんからの信用も失ってしまいますよね。 
売り上げを上げたいからといって、在庫があるのに「残り〇個!」「最終処分!」などといったウソの宣伝をするのもやめましょう。 
また、実現できるかわからないキャンペーンなどを打ち出すと、できなかった時にお客さんからの信用を失ってしまいます。 
 
ウソをつく気がなくても結果的にウソなれば、批判的な内容がSNSなどで拡散され、今後の事業展開がうまくいかなくなってしまう可能性もあるので注意してくださいね。 
希少性の原因を活用するときは、まず顧客との信頼関係を構築することが大切です。 
 
 
営業マンは知っておきたい「ラポール」の意味とは? 
ラポールとはフランス語で「架け橋」という意味を持つことから、お互いの心を通じ合わせて信頼関係を築くことを意味します。 
ラポール構築やラポール形成といった表現をされることが多いですね。 
ラポールを構築することで相互理解が深まり、よりよい関係性を築くことができます。 
円滑なコミュニケーションにはラポールのスキルを磨くことが大切です。 
ビジネスシーンにおいても取引先や顧客、会社の上司や同僚・部下といったさまざまな人に活用できるのでラポールの重要性は高いのですよ。 
 
 
ラポールを構築するメリットや成果は? 
ラポールを築くメリットは、双方に心の壁がなくなるのでお互いの言っていることを素直に聞きあえることです。 
お互いの言っていることを素直に聞きあえることで信頼感や安心感を得ることができるのですね。 
その結果、人間関係を良好に保つことができるのです。 
信頼できる人の話には説得力が出ますし、相手も安心して自分の気持ちを伝えることができるので本心を引き出しやすくなりますよね。 
 
だからこそラポールの構築はビジネスでも大いに活用できるのですよ。 
 
営業において信頼されるためのラポールスキルを5つ紹介します。 
 
・バックトラッキング=オウム返しのことです。 
・キャリブレーション=言葉以外の部分をよく見ることで相手の気持ちを把握する方法 
・ペーシング=相手の話すペースや声のトーンなどに合わす 
・ミラーリング=相手の仕草を真似して鏡のように合わす 
・マッチング=会話のテンポや声の大きさ、トーンなど耳から聞こえる情報をもとに相手に合わせていく 
 
 
ラポールの構築で注意するべきコツ6つ 
ラポールがうまく構築できると人間関係がスムーズにいくことが分かりましたね。 
しかし、正しくラポール構築を行わなければせっかくラポールスキルを使っても逆効果になる可能性があります。 
ラポール構築で相手と良好な関係を築くためにはラポール構築の際の注意点をしっかり理解しておくことが大切です。 
コツ1.相手に興味を持つ 
相手に興味を持つことでより深く相手を観察することができます。 
 
コツ2.不自然なコミュニケーションを避ける 
自分の動きを真似する人が目の前にいたら、誰だって違和感を感じます。 
ミラーリングをする際に、相手を不快にするようなおおげさな真似は避けましょう。 
 
コツ3.相手を否定しない 
ラポールの最終目標は無意識での信頼関係の構築です。そのため相手を否定してはいけません。自分のことを否定されるとその人に対して少し壁が出来てしまいます。壁がある状態ではラポールを構築するのは難しくなります。 
 
コツ4.最初に本題を持ちださない 
いきなり本題から入る会話は避けましょう。 
 
コツ5.価値観となるキーワードを意識する 
相手の価値観を知ることもラポール構築には必要です。 
 
なぜなら、相手が大切にしていることを知ると、会話の中で話すべきポイントが分かりやすくなるからです。 
 
コツ6.VAKを意識する 
人は五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を通して情報を得たり対処しています。 
 
その中で視覚(Visual)/聴覚(Auditory)/触覚・味覚・嗅覚の3つを合わせた身体感覚(Kinesthetic)の3つのことを頭文字をとってVAK(ヴイ・エイ・ケイ)と言います。 
 
 
ラポールの構築が成功した後にやるべき「リーディング」 
ラポールが構築できたら次にやることは「リーディング」です。 
 
リーディングとは相手を注目させたい方向に導くことです。質問や提案を行うことで相手との会話をリードし、自分の望む目的へと繋げていきます。 
 
リーディングは日常生活やビジネスシーンなどさまざまなところで使えますが、ビジネスシーンにおいては特に重要となります。 
なぜなら、ビジネスには商品やサービスを購入してもらったり、契約をしてもらうという目的があるからです。 
 
目的へ向けてリーディングしていくことで、成果に繋がるというわけですね。 
 
また、リーディングは部下へのコーチングにも使えます。 
 
目標達成に向けて部下のやる気を引き出したい、部下の抱えているトラブルを解決したいといったケースはよくありますよね。 
 
そんな時に会話を通して部下を導いていくわけです。 
 
リーディングがうまくいけば、自分が先導してより良好な関係性を築けますよ。 
 
ただし、信頼関係が築けていないと相手は提案を受け入れにくく、リーディングもうまくいきません。 
 
なので、リーディングは必ずラポールを築いてから行うようにしましょう。 
 
ラポールは1度構築したら終わりではありません。時には崩れてしまうこともあります。 
 
たとえばラポールを構築した時の状況と今の状況が変わっていれば、今の状況に合わせてコミュニケーションを取る必要がありますよね。 
 
また、相手の考えが変わることだってあります。 
 
1度崩れてしまったラポールを再構築するには、自分の行いを振り返ることが重要です。 
 
相手とのコミュニケーションの取り方は適切だったか、認識のズレが生じていなかったか、しっかりと見直しましょう。 
 
そして、認識がズレてしまった段階まで戻ってください。 
 
相手との認識をすり合わせていくことで再びラポールを構築することができますよ。 
 
※ラポールを構築できればコミュニケーションスキルが格段に上がることが分かりましたね。 
 
最後にこの記事で説明した内容を簡単にまとめます。 
 
ラポールとはお互い心を通じ合わせて信頼関係を築くこと 
ラポールの構築によってコミュニケーションが円滑になる 相手に興味を持って、否定しないことがラポール構築のコツ ラポールを構築したらリーディングによって相手を導くことができる 
ラポールが崩壊しても再構築できる 
 
まずは自分のやりやすいものから行っていくといいですよ。 
 
ラポール構築の基本は相手を尊重することです。相手への思いやりを忘れずにラポールの構築を行ってみてくださいね。 

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最終更新日  2025年06月13日 20時06分11秒
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