便秘男

いらいらが収まらない。これはアモキサンによる副作用だと自分では思っているが、本日の受診で担当医にそのあたりを話してもあまり聞いてはくれなかった。不穏時の頓服を飲めと。先生は来週、夏休みなので薬のチェンジを子のこのまなかったようだ。外泊は好きにしていいとのこと。入院してまだ3日目だから外泊は考えないようにしている。うちに戻ってらの荷物もそのままで退院したくなりそうだからだ。それくらい、今度の入院はいやなのである。 でもうつの調子は悪いのだな。 1カ月前のオレはどこへいったんだろう。展望があったよな、あの時は。漠然と。 病院生活であと困るのは便秘になることだ。まだ病院での排便がない。なんとなく出そうな気がして弁座に坐っても出るのは小便のみ。 そういや、今日、嫌なことがあった。 ５０代のアルツハイマーとおぼしきおっさんが弁座に小便をしていて、そのあとに便座に坐った。すると尻が冷たいのだ。おっさんは、そういえば便座をあげずに放尿しておった。やつの尿が我が尻を濡らしたのである。それを知った瞬間のはかなさよ。怒りは起きなかった。だって。ここは精神病院だもん。そのへんも自己責任の範疇だ。（看護婦さん！）と叫び続ける狂人のご婦人もいて、我が心を平静にするのも大変なことなのである。 ※便座の誤変換をゆるしてほしい。スマートフォンの書きこみゆえに校正ができぬのだ。