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荻野都 「おぎのおとのおと」

荻野都 「おぎのおとのおと」

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2003/12/29
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松本健一さん主催、なってるハウス(←ライヴハウスの名)で行われた即興ワークショップに参加した。
・クジをひく。
・クジの番号が 2で割れる数が当たった人=1組目。
・クジの番号が 3で割れる数が当たった人=2組目。
・クジの番号が 2でも3でも割れるない数に当たった人=3組目。
という風に班分けして、1組4~5人で、即興演奏を行う、
それが本日のルールだった。
(毎回違うので、遅れて行った私は、今日などんなルールなんだろう?とキョトキョトしてしまった)

1組目のセッションの最後の方で、その組に参加していたトロンボーン奏者さんが、一瞬、他の人の様子を伺うような目をしてから、大きな、意思のはっきりした音で、ロングトーンを出した。
その音が素敵だった。透明感があって毅然としてて・・。
そしたら、管のみんな(確か1組目の構成楽器はみんな管楽器だった)が、
次々と呼応していって、次第に大きなロングトーンのハモリになっていった。

・・きれいだった。

私は、こういうのが好きなんだ。
そういう決まりだから、そうした、ってんでなくて、
自然発生的に、誰かの音に他の人が呼応して、
何かが起こっていく・・みたいな瞬間が。

私は、といえば、即興に行き詰っていて(という程やってないのだがぁ(^_^;))
ピアノという楽器にコンプレックスを持っていて(だって、12音階しかでないじゃん(T_T))あの場に参加したのだが、果たして、1組目の管楽器の皆さんの音を聞いてて、この場に私が仮にピアノで居たとしたら・・う~ん、どーしてよいかわかんないぞ、と悩んでいたのです。(悩むという程深刻じゃないか・・でもまあ)
ところが、2組目になったら、ある人(本来管奏者の方だったと思う)が、ピアノで、音を出した。
それが、とても新鮮だった。
そりゃー1組目が全部管だったら、違う楽器が鳴りゃ新鮮な感じがするに違いないのだけど、新鮮だった。

あ、ピアノっていい音する楽器じゃない。

それから、さらに聞いてて、
ピアノってとっても色彩感の出る楽器だな、とも思った。(これがともすると両刃の剣・・でもあるのだが)
管にも、色彩ってもちろんあるけど、管は感触を豊かに表現しうる楽器だなあ、とも思った。

で、3組目で実際に自分が参加してピアノを弾いたわけだけど・・。これでいいのかな?という迷いが常にあった。
誰に対して何を「良い?」と聞いてるのか?
聞いている人に対して?一緒に演奏してる人に?主催のまつもとさんに?
じゃ、自分に対しては???

ただひとつ自分がわかってるのは、
迷いのない時=考える間もなく何かに反応して音を出している、というそれこそ即興状態の方が、
(他人がどう聞くかはともかく)自分の気持ちがいいって事。





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最終更新日  2004/01/20 01:02:33 AM


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