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荻野都 「おぎのおとのおと」

荻野都 「おぎのおとのおと」

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2010/08/28
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カテゴリ:音楽

 

自分が弾くことに捉われすぎると、

本来聞こえてくるはずの場の音を捉まえそこねてしまう。

極端な話、その場の音楽を、しっかり捉まえていられれば、

自分がピアノで音を出さなくたって良いのだ。

 

・・・とは、いえ、そこまでの勇気は無いというか、禁欲的ではいられないんだな。

セッションで、自分がピアニストとして参加できる回数は限られていて、

やっぱ、参加した以上は、弾きたいし、自分は、ピアニストとして参加してる訳だし・・。

・・・といった煩悩は尽きないのである。

 

その一方で、こんなことも思う。 

周りの音や、場の音楽に気を配ってばかりいても、これまた、つまらないのである。

適当に、自分では、気の利いたレスポンスを返してるつもりで、

場の音楽を理解しているような気持ちになっているが、

要は、ただ、単に周りに反応しているだけで、

主体性が無い。

自分で、その場の音を創るっていう気概に欠ける。

って事は、自分が参加している意味は、無いってことだよ。

「カイシャ」じゃあるまいし、気ばかり遣ってどうする、

そんな位なら、場をひっくりかえす位迫力ある音を出してみろ~、その方がまだマシ。

 

・・・みたいなことも思うわけである。自分の演奏に対して。

 

まあ、常に試行錯誤なわけであるが、

それでも、セッションは楽しい。

その場限りの一期一会の音の交流を通して

少しずつ何かを掴んでいけるような気がする。

 






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最終更新日  2010/08/28 06:23:49 PM


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