2005/08/14(日)23:28
牛舎にいる牛
以前に牛舎にいる種類は少し紹介したと思いますが、今回は種類ではなくて変わった?牛さんの紹介です。
一つの柵の中には大きな牛でないかぎり、3頭から5頭入っています。
その中で大きさはそれほどでもないのですが2頭だけしか入っていない柵が一つだけあります。
その柵の中の牛さんは、1頭はホルスタインで全盲。
もう1頭は前足だけ極度のがに股です。
牛にも片目が見えなかったり、視力の弱い子は市場でもみかけますが、全盲の牛は、まだ市場で見かけたことはありません。
もしかしたら気づいていないだけかもしれませんが…
見えない分、人一倍?牛一倍臆病と言うか慎重な牛です。
何かが近づくと舌で確認します。
牛の舌は手のかわりで器用に使います。像の鼻と一緒かも(^_^;)
それで安全だとわかると私達が手を出しても素直に触らせてくれます。
それまでは手がちかよるだけで首をふって嫌がります。
それでも目が見えないからあちこちぶつかって怪我をしやすいみたいですが…
もう1頭の牛は膝が悪いらしく90度近く横に曲がっています。
なので人が正座してお辞儀しているような感じにも見えます。
そんな不安定な足で大きな体重をささえるからか、よく座っています。
必要以外は立たないし、立つのもすごく大変そう。
こんな牛を普通の牛の柵に入れると力負けして、色々問題がおこるので別にしているのです。
で、その牛2頭は市場に行くことはないと思います。
持って行っても値段が安くなるだけなので、牛飼いさんは自家消費の牛と考えています。