2005/10/18(火)18:28
個性豊かな?牛くんたち
牛舎の中にはいくつか枠があって大きい牛は2~3頭ずつ、小さい牛は3頭~5頭ずつで同居生活しています。
以前に目の見えない牛と足の悪い牛で1枠と紹介したことありますが…
もう一つ特徴のある子ばかり集まった枠が出来てしまいました。
元々は生後6ヶ月を過ぎた子牛が3頭入っていたのですが1頭が残念ながら亡くなり、1頭は股関節脱臼になってしまいました。
この股関節脱臼の子は以前にも少し紹介した子で最初は他の元気な子牛に乗られて腰を抜かして養生させていました。
餌を与えるときとかに体勢を変えるためにも立たせるようにしていたのですが…
いつも牛飼いさんと牛飼いさんの叔父さんと2人でしていたのに一度叔父さんが1人でして股関節を脱臼してしまったのです。
今では補助なしで立ったり歩いたりしますが歩き方は少し変になってしまいました。
もしかすると大きくなっても肥育を仕切れない状態で出荷しないといけないかもしれなくなりました。
せっかくブラウンスイス種の大きくなる牛なのに残念です。
そんな枠に新入りで入ってきたのが12日に市場帰りに知合いの牧場から買ってきた喘息の気がある牛。
この子も連れて帰ってくるときにはしゃっくりをしているような背中がピクピク動く「本当に大丈夫かな?」と思っていた牛ですが来てまだ1週間経っていないのに少しピクピクがマシになってきました。
それだけ牛舎の空気が山の中でキレイってことなのかな?
このまま他の牛のようになってくれるといいのですが…
そして初紹介する牛。
これも12日からの新入り。
私達の間では通称芳ちゃん。
「耳なし芳一」からの命名です。
片耳がありません。
耳はちゃんと聞こえています。
生まれてスグに牧場に飼われている犬に耳をかじかれてしまったそうです。
キレイに耳の根元からありません。
なので耳標も片側だけ。
少し臆病ですがそれは仕方がないかも。
ねっ、ちょっと個性豊かでしょ。
皆それぞれハンデがあるからか大人しく仲良しです。