初映画
コウセイが映画館デビューしました。観たのはアンパンマン。公開初日の2回目の上映に間に合うように妻に送ってもらいました。出遅れたため到着したのは上映5分前。係りの人にまだ座席があるか聞いてみると「大丈夫ですよ」との返事。入場券を買うと入場番号19と20が印字されていました。台風4号が最接近した日だったので上映初日にも関わらず少ないようです。さて中に。重いドアを開けると真っ暗で何も見えません。抱いているコウセイの体が硬直しました。直ぐに目が慣れたので入ろうとすると「イヤーっ、入らないー!!」とコウセイ。嫌がることは予想していたのですが、抵抗の激しさは予想以上。既に着席している10組ほどの親子が一斉に振り返りました。そんなことはお構いなしに中に入ることを嫌がるコウセイ。仕方なく、一旦外に出ることに。係りの人に「始まってから入らせてください」と伝えました。待っている間も「帰るー、お母しゃーん」と既に帰った妻を呼んでいました。映画に行くことを決めてからは時々「映画は暗いお部屋で観るんだよ。」「大きいテレビで観るんだよ。」と教えて心の準備をさせたつもりでした。本人も「暗ーいお部屋で大きいテレビでアンパンマン観よーな!父ちゃん♪」と言っていたので理解していると思っていました。上映が始まってからドアを少しだけ開けると、隙間から見えたスクリーンにホラーマンが映っていました。怖がっていた顔が見る見る笑顔に変わりました。そして「入るー♪」と言ってドアを引っ張っり始めました。ホッとするオヤジであります。前の背もたれが高く、首が痛そうだったので、肘掛けや膝の上に座らせました。目の前の大きな画面を目をキラキラさせて見ていました。1時間半の上映中、立ち歩いたり出たがったりするかと思っていましたが、時々椅子の上に立って後を気にする程度で、映画に集中していました。これならまた連れて来れます。話の内容はDVDで見たオーロラの雫とよく似ていましたが、プルンちゃんの方が良かったと思いました。上映が終わり、外に出ると「アンパンマン楽しかったねー」と自分から感想を聞かせてくれました。映画の話をしながら、お迎えを待っていると、次の上映のアナウンスが聞こえました。「まもなく上映を・・」「!!」驚いた表情で私を見たかと思うと「行こう!始まるから行こう。」もう一度観れると思ったようです。