1299389 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

不登校・ひきこもり・ニートを考える

不登校・ひきこもり・ニートを考える

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

巨椋修(おぐらおさむ)

巨椋修(おぐらおさむ)

Calendar

Archives

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

Freepage List

Category

2008年05月10日
XML
カテゴリ:対処案
さて、ここで問題です。


問い: 「お金で愛が買えるか?」


答え; 「買える」


問い; 「お金で命が買えるか?」 


答え; 「買える」


問い; 「お金で時間が買えるか?」


答え; 「買える」





「そんなことないよ~」と、怒る善男善女の皆さまのお顔が目にみえるようでございます。


が、これはすべて事実なんですよ。



正確には、「お金で買えない 愛、命、時間もある」というのが正しいでしょう。



「そんなことはない!」と言い切る人もいますが、容姿がそっくりで、性格もそっくりの異性が二人いて、そこそこ貯金もあり年収も高い人と、貯金ゼロ、時給900円のアルバイターで、サラ金から多重債務をしている人から求愛されたとします。


どちらを選びますか?


おそらく、圧倒的多数の人は、お金を持っている人でありましょう。



「お金で命は買えない」と言う人は、子どもの心臓移植のために寄付金を集めている親に向かって、そう言えますか?



人が、自分の時間を会社や仕事に使うのは、お金を得るためである比重は大きいでしょう。


社長が「仕事はお金のためにやるんじゃないんだ。世のため人のため、自分の生きがいのためなんだから、全員最低賃金、祝日祭日返上、サービス残業で必死で働け!」


って言われて「その通り!」って奮起する人が何人いるんでしょうね?




ここでひとつ面白い統計を。


国立社会保障・人口問題研究所は、06年9月22日、未婚の男女8734人から回答を得た「結婚と出産に関する全
国調査」(05年6月)の結果をまとめました。


「いずれ結婚するつもり」という女性の割合が90%、男性87%と言う結果。


そのうち、男性の場合、自営業者の60.5%、正社員の56.3%は「1年以内に結婚したい」と答えたものの、 パート、アルバイトの人は29.5%にとどまったというんですな。


この数値は何を表しているか?



お金の問題です。



そもそも結婚なることをしようとすると、準備期間も含めて総費用はいくらくらいかかるか?


ざっと700~800万円もかかっちゃう


当然、収入の低いフリーター・ニートは結婚に手が出ないということになってきます。


「愛があればそれでいいの」


と、いうカップルは問題なし。

でもほとんどの人は、考えちゃうよね。


じゃあ式は、簡略化するとして、その後の生活はどうするの?

子どもが生まれたら、その面倒や教育費は?



世間では、『ニート問題』を働かない・やる気のない若者の問題だと思っているけど、本質は、 “失業問題” “金銭問題” であったりするのですよ。



「やる気がでない」「人と会うのが怖い」というのは、個人的な問題かも知れないけれど、失業問題は、政治や社会の問題になりますね。




おっと、話しが少しズレた。

「無償の愛など存在しない」がテーマでした。


夫婦間、恋人同士が、仮に“愛の基本形”のひとつと定めるとします。


このカップルは、本当に“無償の愛”でつながれているのか?


誰でも「イエス」と答えたいと思うのですが、答えは「ノー」です。


そもそも「愛」というのは、もの凄くエゴイスティック(利己的)なものなんです。


人が人を愛するということは、相手から何らかの“報酬”を得たいということなんですよ。



“報酬”とは何か?



「ぼくがあなたを愛するから、あなたもぼくを愛してください」というのも報酬のひとつです。


なんと我がまま、エゴイスティック、利己的。



「もっとぼくを見てください、その代わりにバラの花束をプレゼントしますから」

「わたしを愛してくれたら、キスまでは許すわよ」

「一生を保障してくれたら抱いてもいいわよ」



やっぱり利己的だなあ。(笑)

このように「無報酬の愛」などというのは存在しないのです。


親子愛でもしかり。


親が子どもを育てる最大の報酬は、生命(遺伝子)の継承。

子どもが親を愛するのは、親に愛されないと、生活力のない子どもは、たちまち死んでしまうからです。

つまり自分を養育してもらうという報酬ため、子どもは可愛らしく笑い、ときとして利己的にふるまうのです。



「そんなことはない、そんなことはない」と、顔ぶんぶん振っている人が目に見えるようです。


わたし感じた限りでは、『不登校・ひきこもり・ニート』に関係する人の多くが、


「愛はお金で買えない。命はお金で買えない。時間はお金で買えない。愛は無償」教信者であるように思えます。


だからこんなことを書いていると、もう講演とかに呼んでもらえないかも知れない。(笑)

でも言っちゃう。



「愛は有償である」



「愛は無償」教の呪文には次のようなものがあります。



「アナタノタメナノヨ」



「わたしがこんなことをしたり言ったりするのは、あなたのためなのよ」という意味らしいのですが、それはちょっと違う。


本当のところは


「わたしのためなのよ」


ではありませんか?


「愛は無償」教では、すべて「アナタノタメ」ということにしておいて、その実態は



「わたしがこんなに苦しいのは、あなたのせいなのよ」 



と、主張しているように感じることさえあります。



もっと素直になってもいいんじゃないでしょうか?


自分を愛せない人は、他人を愛せません。


愛は利己的であるからこそ、利他的になり得るのです。



まず自分を愛する。


利己的な自分を認める。


自分の楽しい・心地よいを追及する。


楽しい・心地よいを追求する過程において、苦しい・嫌なことも多少はガマンする。


そして現実的な落しどころを見つける。




いい人生って、そんなものなんじゃないかと思ったりもします。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年05月11日 01時38分50秒
コメント(0) | コメントを書く
[対処案] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X