2008/05/22(木)09:40
硫化水素自殺―できれば死なないでほしい
4月になってから、硫化水素自殺が爆発的に増えている。
2~3月は、ほんの数人だったのが、4月だけで70人を超えた自殺者が出たという。
そして今月5月は、すでに80人違い人が、この方法で亡くなってしまっている。
いまの勢いなら、今月中に100人以上がこの死に方で自殺するのだろう。
実のところ、ぼくは自殺が悪であるとは思っていない。
ぼくには、自殺しようとしている人に対して、「絶対に死ぬな」とは言えない。
死なないで欲しいというくらいしか言えない。
生きていると、死んでしまいたいと思うことも多いだろう。
自殺したいと思う人が悪いということはない。
自殺は、悪ではなく、自分にとっても周囲にとっても、とても悲しいことなのだ。
だからできれば死なないでほしい。
ぼくの友人で、オキタリュウイチさんという方が、自殺防止運動をやっているので、ここで紹介します。
死ぬためのテクニックではなく、生きるためのテクニックを教えてくれる『生きテク』というサイトです。
最近ではメールマガジンも発行されるようになっていますので、自殺念慮に苦しんでいる方は、ぜひ登録をおすすめします。
また、『自殺予防総合対策センター』というのもあるので、悩んでしまったときは、積極的に利用していただきたいと思います。
「死にたい」と思った人は、物事をちゃんと考えられなくなってしまったり、短絡的になってしまったりすることがあると思います。
つい最近のことですが、ぼくの知り合いが、発作的におこる激しい自殺念慮に襲われ、硫化水素自殺を実行しようとしたため、自ら警察に電話をして、保護してもらったということがありました。
現在、その方は入院をしていますが、だいぶ落ち着いてきたようです。
硫化水素自殺にせよ、他の自殺にせよ、自殺というのは流行性があったりするものです。
いま死にたいと思っている人は、ちょっと踏みとどまって、できれば死なないでいてほしいと思うばかりです。