今日は建国記念日。
祝日らしくゆっくりした朝になるはずだったのに、目が覚めた瞬間に聞こえたのは雨の音だった。

静かな休日の朝というより、
しっとりと閉じ込められたような空気。
窓の外を見ると、思ったよりもしっかり降っている。
出かける予定があったわけではないけれど、外に出られないと分かるだけで急に選択肢が減った気分になる。
コーヒーを淹れて、特に急ぐこともなく時間を過ごす。
祝日特有の「何もしなくても許される空気」が部屋の中に漂っていた。
午前中は結局、のんびりと過ぎた。
雨の日は時間の流れが少し遅い。
時計を見てもあまり進んでいない感じがするのに、気づくと昼になっている。
昼過ぎ、雨が少し弱くなった。
完全に止んだわけではないけれど、
「今ならいけるかも」と思える程度。
思い立って少しだけ走ることにした。
冷たい空気と湿った匂いが混ざって、外の世界がやけに新鮮に感じる。
体を動かすと、部屋にこもっていた重さが抜けていく。
長い距離ではなく、本当に軽く。
それでも十分だった。
戻ってきた頃には、祝日の午後らしい静けさ。
頑張った感じもなく、だらけた感じでもない、ちょうどいい疲れ。
そのあとは特に何もせず、ゆっくり過ごす。
雨の日の休日は、予定がないこと自体が予定みたいなものだと思う。
大きな出来事はないけれど、
こういう日があると一週間が少し整う気がする。
静かな建国記念日だった。