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以前の職場に近いところに、写真を現像する店がありました。
当時、まだネットもEメールもデジカメにさえも無縁だった私は、 写真を撮るのが好きで、そこにはよく現像を頼みに通っていました。あまりにもよく行くので、度々おまけしてくださってました。 ある日のことです。 その日も、旅行時のフィルムをたくさん持ち込んだら、 「実は、明日で閉める事になりました」と、挨拶を受けました。 「移転か何かですか?」と、尋ねると、 「いえ・・・入院することになりまして・・・」と、 末期癌であることを話されました。 丁度、母が手術を終えて回復期に入っていた頃でした。 「そうですか・・」としか言えなかった私に、 「手術をすることにしたので、半年はここを休むことになりそうです」と言われました。 末期癌で手術を選択されたその方に、 「私の母も手術しましたが、今は回復に向って頑張っています。」とだけ話し、 「叉、お店のシャッターが上がったら、フィルムをいっぱい持って来ますので、お願いします」と、答えました。 「シャッターに挨拶の張り紙はする予定でしたが、今日来てくれてよかった。これは、ちゃんと明日までに仕上げて起きます。ただ、午後には店を閉めて入院するので、出来たら、お昼に来てください。」と言われ、この時期に、こんなにフィルムをお願いしてもいいものだろうかと思いつつ、かといって断る事も出来ず、そのままお願いしてしまいました。 翌日、早めに昼休みをとり、食事の前に行きました。 「出来てますよ」と、笑顔で渡してくれました。 おまけをたくさん付けて。 「お元気で、帰って来るのを待ってますね」と言うと、 「また店を開けられるようにしないと・・」と、笑顔でした。 下りたままのシャッターを見る度、 手術は終ったのかな・・と、思っていましたが、 半年経っても、一年経っても、そのシャッターは開かないままに、別の店になりました。 母が一年近い入院から帰宅した時、 真っ先に発した言葉は、 「まぁ、掃除せんことには、どうにもならんね・・」でした。 確かに、父だけの家は、すごい状態になっていました。 母の復帰は、掃除からでした。 農家の入院患者さんは、 「はよぉ退院して畑に出んと、野菜がいかんになる!」と、心配します。 猟師さんは、舟を心配します。 自営業の方は、店を心配します。 主婦は、家族を、家の状態を心配します。 ある主婦の方が、 「家におじいちゃんがおるき、おちおちここで寝ておれん!」と、術後話していました。 その方は、その後回診のたびに、退院したいと繰り返し、一ヵ月後くらいには目を見張る回復力で退院されました。 無理をしていなければ・・・と思いますが、 心配な「おじいちゃん」のおかげで、早く元気になったのかも知れませんね。 ---≪ 久々にダイエットクイズです ≫--- 次にあげるものは、全て約100kcalのはずですが・・ なかに、倍のカロリー、つまり約200kcalのものがあります。 それは、どれでしょうか? 1、いちご 20個 2、うんしゅうみかん 中3個 3、きんつば 小1個 4、かりんとう(黒) 10個 5、揚げせんべい 4枚 答えは明日です~♪ 半分終りましたが、いい日曜日をお過ごしください~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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