059560 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

宏観事象と地震の予測 on 地震@2ch

宏観事象と地震の予測 on 地震@2ch

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2012.02.09
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
■ 2/8、日本海側で「佐渡付近M5.7」が発生、最大震度5強 ■

 今回のシリーズの本震発生予想期間2/6~8においては、日本海側で「佐渡付近M5.7」が発生し最大震度5強となった。

速報値
2月8日 21時1分 佐渡付近 北緯37.9度 東経138.2度 M5.7 深さ 約10km (最大震度5強)
震度マップ 
暫定値
2012/2/8 21:01 37.9 37゜51.9'N 138゜10.2'E 14km M5.7 佐渡付近 2/8の震源マップ

 前々項 でも見たように、末期までの並行発震はあったものの、2/9午前中現在までこれまでの磁力系シリーズの定番であった「福島県~茨城県北部方面」では「本震」の発生はないことから、上記「日本海側でのM5級」で打ち止まった可能性が高そうである。

 結果として有感地震の少ない「新潟県沖」方面での発震となったが、これに対応していた可能性のある事象は、2/4の福島県「内陸部」にあたる会津若松市での「地磁気系」の異常で、直前に近づいたときの震源にやや近いところでの事象ではあった。同日の「磁力系」異常は場所が不明で、残念ながら近かったかどうかは言えない(2/5の記事参照)。

 1/29のピークから10日目と後ろの方での発震となったのは、今回のシリーズ中では、海外で2/2にバヌアツでM7.1、2/6にフィリピンでM6.7などフィリピン海プレートを挟んだ対岸で比較的大きめの発震があったことが効いた可能性がある。すなわちそれらによって日本側での歪みの高まり方が緩和されて本震発生がやや遅くなった(11月のシリーズで見られた発震リズムの乱れと同様の効果)のかもしれない。

 しかしそれでも流れずにしっかりとM5級として結果したことは、やはり「磁力系」の異常として現れた場合には、「最終的に本震が発生する」確率は高いことを意味しているのではないか?これら今回の経過からは上記発震を今回の「磁力系異常」シリーズの「本震」とすることができるのではないか。

<経過> 1月シリーズ<3>

 当初 1/25 の「磁力系」が「京都府」、「地磁気系」が「神奈川県」で1件ずつあり、そのとき初期の並行発震として最大震度が比較的大きめの「千葉県東方沖M5.1」や「山梨県東部・富士五湖M4.9+M5.0」があり、1/28 にはその後すぐ「地磁気系」が「大阪府」と関西方面で1件、と関東以西でのやや優勢な傾向だったが、ほとんど間を置かず翌日 1/29 には関東で「東京都」と「千葉県」で「磁力系」が2件となって歪みの重心が関東以北へ移動しつつある印象となって、これを件数ピークとしてみなせば「本震」の発生予想期間はそこから6~10日後の 2/4~8頃となり、「磁力系」の「定番」である「福島県~茨城県北部方面」での「M5級以上で最大震度4以上」となる可能性が推測された。

 その後、上記、2/4の福島県「内陸部」にあたる会津若松市での「地磁気系」の異常もあって、場所不明の「磁力系」異常とともに「本震の直前前兆」と推測されたが、本震予想期間最終日の 2/8の夜21時頃となって、震源の場所は確かに方向として「関東以北」ではあったものの、これまでの「定番」の「福島県~茨城県北部方面」ではない場所で該当規模の発震となった。

 末期の並行発震としては、定番の場所に近いところで「2/8茨城県沖M4.1(最大震度4)」などもあるなど、そちらの方面でもやはり歪みは高まっていたものと考えられ、仮に新潟方面での今回の結果にならなければ、次の候補としてはこのいつもの場所での本震となった可能性があったのではないか。

 しかしこのように「新潟方面」など比較的珍しいところでの「M5級」程度であっても、事象の件数は少なかったものの、観測者が多い関東から関西圏までと観測者が少ない東北南部の内陸部で「磁力系異常」シリーズとして確かに反応が出ていたことに注目しておきたい。

 通常、こうした件数の少ない事象は目立たないため、注目してしっかり見なければ、ここまでトレースが行き届かず、実際に起きた地震との関連を考えることができなかったかもしれない。「件数2件の日もピークとして考える」ことで「そこを1週間前兆として本震の発生予想期間を推定する方法」が今回有効だったことは、仮に震源となった「新潟方面」で「磁力系」の異常事象が件数多く現れていた場合には、この「わずか2件のピーク」は「もっと顕著な多件数のピーク」になっていたかもしれないことを暗示していて、観測者が増えて事象情報の件数が増えたときにさらに有効な本震予測が可能になることを意味しているだろう。

■ 「佐渡付近M5.7」の前の東電の雨量・雷情報に現れていた異常パターンについて ■

(※ 次項とする)

■ 新潟方面などで磁力系の異常情報が少ない理由について ■

 一応、前々項で「関東以西での本震となる可能性もないわけではなく、東海以西での観測点がどれだけ見込めるかで予想は変わってくる」などともしていたが、今回のような「新潟県方面」や「関西以西」なども含めて、もともと地震発生頻度が少ない方面での発震となる場合にその方面では前兆事象は基本的に少ない傾向があった。

 この要因としては、

1. 有感の地震発生頻度が少ないために、普段から宏観事象に関心が低く、観測者があまりおらず観測点が増えて行かないために、実際には異常事象は起きていたしても情報として出てこない可能性

2. 有感地震の頻度が少ないということは、その方面の地下に(小さめでも)それなりの断層や亀裂が少なく、そのために圧電効果の増減による「圧電補償電荷」の増減とそれによる地中での電荷の移動もあまり起きず、地表への電荷の放出や地電流自体が顕著に増加しないために、地震性の電磁気異常現象が起きにくく、特に大電流によると考えられる顕著な「地磁気系」「磁力系」の異常事象はほとんど起きていない可能性

3. 地震発生頻度の少ないところは、たまたま地質的に圧電効果が起きにくい場所が多く、電荷の移動が起きにくい場所になっている可能性

など考えられる。ただどれが主なのか(あるいは全部か)は現時点では言えない。

 ただ「福島県方面」など地震が多いところでさえ、実際には「磁力系」「地磁気系」異常は滅多に情報がなく、宮城県方面で「ときどき出てくる」ぐらいの頻度であることを考えると、今回の新潟方面も含めて「関東以外は単純に1.の観測者不足」なだけなのかもしれない

 M5級以下の地震の頻度は少ないとは言え、21世紀となってからM6~7級はしばしば発生していた「新潟方面」では、実際に原発も稼動しているなど地震によるリスクは高いことを考えれば、本来「地震宏観現象」への関心は高くなってしかるべきであろうから、今後観測者が増えて別の宏観事象もどんどん報告されるようになってもらいたいもので、最低でも「磁石の落下」や「方位磁針でのチェック」など簡単な観測を毎日1回だけでも行なう人が増えてほしいところではある。

Copyright (c) 2011-2012 Gua2011 All Rights Reserved.





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.02.10 02:50:31



© Rakuten Group, Inc.
X