【絵本感想】ねずみのよめいり
①書名:ねずみのよめいり②著者名:いもとようこ感想日本の昔話を、いもとようこさんの温かく柔らかなタッチで描いた絵本「ねずみのよめいり」。せかいいちえらいのは誰?という疑問とともに、娘の幸せを願うお父さんねずみの真剣な思いと、壮大な婿探しの旅の過程が、子どもにも分かりやすく、そして心にじんわりと染み渡ります。娘ねずみの可愛らしい表情や、それぞれの婿候補の堂々とした姿が、生き生きと表現されています。最後に、意外な結末を迎えることで、「幸せは案外身近なところにあるのかもしれない」というメッセージが、そっと心に語りかけられるようです。読み終わった後には、じんわりとした温かい気持ちと、ほのぼのとした笑顔がこぼれる、そんな素敵な絵本です。お子さんと一緒に、それぞれの婿候補について話し合ってみるのも楽しいかもしれませんね。ねずみのよめいり 日本むかしばなし [ いもとようこ ]楽天で購入