①書名 あくび
②著者名 中川ひろたか
③出版社 童心社
感想
日常のふとした瞬間に訪れる「あくび」をテーマにした、温かくてユーモラスな絵本。ページをめくるたびに、様々な動物や人々があくびをする様子が描かれており、その表情や仕草がとても豊かで、見ているこちらもつられてあくびをしてしまいそうになります。特に印象に残ったのは、動物たちのあくびのシーンです。ライオンの豪快なあくび、ネコの眠たそうなあくび、カバの大きなあくびなど、それぞれの動物の個性が際立っていて、思わず笑みがこぼれます。また、子どもたちのあくびのシーンも、可愛らしくて微笑ましいです。日々の忙しさに追われている時、ちょっと疲れた時、この絵本を開けば、きっと心がほっと和むでしょう。