2004/05/09(日)10:35
かわいいのは親だけ?
今日は何だか凹んでいます。
以前の日記にも書いたのですが、今日初めて社協の方で
障害児対象のおもちゃ図書館が開催されました。
障害のある子どもはもちろん、親や兄弟も心おきなく、
気軽に参加でき、そこで交流もできるような、そんな場所。
そのためにも、親である私もスタッフの一員として参加。
初めての日なのに高校生ボラの子の口コミでたくさんの学生が集まってくれました。
しかし、
確かにおもちゃの名前書きなどの作業ははかどったものの
肝心な子どもに接することへは疑問が残りました。
最後の方はボラ同士で遊んでいたし。
それと、今回凹んでしまった原因は
たけぼんはおもちゃには関心がないんですよね。
だから、おもちゃを通して人と関わりながら遊ぶのって難しい。
そうすると、ボラさんたちはどう関わって良いのか分からず相手もしてくれない。
本人は部屋をあちこち歩き回っていて、それだけでも楽しいのかもしれませんが、部屋を出て言ってしまっても、悪さをしてもうちの子はボラさんの目には入っていない感じ。
子どもをボラさんに任せて、名前書きやおしゃべりでしているお母さんと違って結局、ずっと私がたけぼんと一緒にいました。
確かにうちの子は言葉もないし、自閉傾向のためか、人とのコミュニケーションをとることは苦手です。
ボラさんたちも子育ての経験のない学生さん達なので
どう接して良いのかもわからないのだとは思いますが
何だか言葉もかけてもらえないたけぼんって、周りからみてもかわいく思われていないのかな、とか感じてしまいました。
途中から、職員さんの指示でたけぼんの行動を見守ってくれていた学生さん。
その子を困らせるようにたけぼんは部屋中のものを投げて
彼女はそれを拾って追っかける。
この光景を見て、これがたけぼんの意思表示。コミュニケーションの方法なんだと思いました。
でも、こんなたけぼんをかわいいと思うのはやっぱり親だけなのでしょうか。
自分から「遊んで~」って上手く意思表示できない子は周りの人からはやっぱりかわいくないのでしょうか。
今日は親として凹んでしまいました。
どんな障害を持った子でもお母さんも安心して連れて来られる「おもちゃ図書館」にしていけるようこれからみんなで考えていけたらと思っています。