願・たなからぼたもち

とある休日の夜。

この日に訪れたのはここ。

「昭和女子大学　人見記念講堂」

観に、いや、聴きに来たのはこれ。

「JAKE SHIMABUKURO JAPAN TOUR 2016」

「ウクレレ」ってどういうものかなって

思ってきてみました。

私はJAKEさんのこと

あんまりよく知らないのだけど、

会場は満員でして。

コアなファンらしき方々も

沢山おりまして。

チケットを取ったのがぎりぎりだったし、

席が２階なのは仕方ないとして、

JAKEさんの表情が分からないのも

仕方ないとして、

案内された席からの眺めが、

これってどうなの？

背もたれにもたれると

ステージが全く見えないという非情さ。

前の壁らしき物体に身を乗り出して

ようやくこんな感じ。

しかも、演奏中にステージから会場を照らすスポットライトが

まさに私をスポットしてて、

目、開けられないんですけど。

残像すごいし。

そこまで見せたくないのかと、

ただただ意地悪に耐えていました。

そしてようやく「観る」のではない、

「聴きに」きたのだと悟った私は

目を伏せて、平穏な気持ちになり、

耳をすましておりました。

「ウクレレ」。

あまりにテクニックがすごすぎて、

あまりに手の動きが速すぎて、

あまりのジャカジャカ加減に、

どんなもんかなー、なーんて思ってた私は

恥ずかしいくらい衝撃でした。

これはスポーツだ。

そう、これは腕の持久力を競う

スポーツだ。

ハワイアンリゾートのイメージ、

粉々に砕かれた。