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テーマ:えほん(22)
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表参道を歩いていて、庄助さんに会いました。
庄助さんはお箸屋さんにいました。 紙でできているので、首が風に揺られてふわふわしています。 「はい、なの? いいえ、なの?」みたいな。 「ねえ、ちょっとぉ聞いてるの?」みたいな。 ほげぇ~ 話は飛んで。 フランス人は討論好きと言われますが、自分の論を展開するのが好きなようです。 そして、フランス語には「なるほど~」に当たる言葉がないらしい。 私たちはよく相手の意見に納得するときに「なるほど~」といいます。 「へぇ~」もそんな感じですね。 「納得したい」という欲求が高いです。 ところが、会話の中で、なるほど~という言葉を使わないということは、 相手の論に納得するという余裕を見せずに、自分の論を展開する姿勢。 そういう姿勢でいたら、会話の相手が、庄助さんのように、YES だかNOだか 曖昧にしたままでいるというのは、きっと許しがたいでしょう。 しかし、YES かNOか 曖昧にしたままで、 状況に応じて互いの着地点を見出していくのは、 ひとつの粘り強さであって、なかなか貴重なことであると思います。 そうそうそう、とかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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