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MILANO‘S REVIEW

MILANO‘S REVIEW

『水森しずく』作品

最初、これらのCDに目をつけたときは、そのキャストの受けうけしさばかり気にしておりました。

だって、緑川、保志、遊佐、鈴村って書いてあるわけですよ。

ダレがダレにベクトルを向けているのか全然予想もできず(その時は緑川攻めが想像できなくて)「???」なのでした。

それが聞いてみると、いつのまにか愛蔵版になっています。


■『嫌いにならないでね』


(インターコミュニケーションズ)

緑川さん演じる、外見さわやかな弓道部部長、しかし内面は陰謀家な槇(まき)と
保志さん演じる、三白眼でキレやすいけど、カワイイ想平クン
のお話。

実は両思いだったことがわかって、付き合い出しますが
槇の仕事(体育部総長として、学校対抗駅伝のまとめ役とか)で忙しいので
想平は遊んでもらえないし
駅伝が始まると、剣道部の陰謀に巻き込まれた想平を助けに来ないで、自分の走りを優先してしまうところが
「BLの『攻め』として失格じゃー!!」
と、最初は、ちと不満ではありました。

しかーし、それを補ってあまりある槇の(その場を北極にする)ヤキモチ
実は最初から陰謀に巻き込まれることを想定して、想平のことを
生徒会会計の瞳一郎(とういちろう)(遊佐さん)に頼んでいたのが判明して
ワタクシの憤りは少々おさまりました。(でもやっぱり想平は根にもっている)

最初に聞いた感想は、このように
☆槇がちょっと冷た~い。でもフツーのBL話だ
☆冷血漢で金銭勘定にウルサイ瞳一郎が好みだ
☆鈴村さん演じる友人、大志は、関西弁で「ホモはあかん」と叫びまわっていて、可笑しいけどキャラ濃すぎるんじゃないか?

と、結構淡白だったワタクシ。

でも瞳一郎×大志な目で見ると

これが、ぐぐぐ~~~っと濃厚なテイストになってきまして面白いのです!

でもって、さくさくと次行きます。


■悪魔の論理学1

厳密にはノベルズ『嫌いにならないでね』の3つ目のエピソードがまず入っています。

想平(保志さん)の弟の朋也(宮田さん)が、槇(緑川さん)にちょっかいを出してきて
カワイイ朋也に、これまで友人や好きな子を、ことごとく取られていた想平はとっても心配。

その上、一緒に遊びに出かける約束をしていたのに槇がキャンセルして落ち込んでいたら
何とそれは朋也とスノボに行っていたから
というのを知って、キレまくり、想平は、放送室を破壊してしまいます。

実はそれは、想平を巡った槇と朋也の対決だったわけですが
(んなら言ってから行けよ!)
弟のヨコシマな思いに鈍感な想平が
家で、抱きつかれたり着替えを覗かれたりしていることを知って
(弟の想いには気付かせたくないけど、そういう真似はやめさせたい)槇が、ほっぺたピクピクさせて密かに怒っている様子が可笑しいです。

後半は、待ってましたの脇キャラ話。
想平には結構優しいのに、大志(鈴村さん)のことはバカにして、おちょくって、あまつさえセクハラさえしかける生徒会敏腕会計の瞳一郎。(遊佐さん)

何とか復讐したい大志は、新聞部の霧が峰(野島兄)と、
各校生徒会で作る『互助会』が、密かに賭博をしているという
チェストーナメント会場に潜入します。
そこで自分の高校の生徒会役員が賭博をしている証拠をつかんで
瞳一郎を『ギャフンと言わせて』(今時そんな事言わないと思う)やるといきまいていますが
結局互助会の主催校に見つかって、反対に殴られそうになってしまいます。
それを、瞳一郎が、自らチェスの試合を受けるという賭を受けて、助けてくれるのでした。(実は瞳一郎の計画通りだったらしいです)

瞳一郎、大志には助けてやる恩を売りつつ
ついでにちゃっかり
『勝ったら自分の高校も互助会の理事にしろ』と互助会に働きかけてます(笑)

もし負けると、互助会会長の伊集院(置鮎さん)の要望で、彼のいいなりになるという約束もする瞳一郎(あ、それもちょっと見た・・)

それを聞いて、結構複雑な気持ちになる大志。(ココロのゆらめき第1弾)
結局、チェスの勝負は瞳一郎の勝ちだったのだけど
理事になることを承認させる為だか何ダカ理由をつけて
伊集院にキスされても抵抗しない瞳一郎に、ますます複雑な大志(ゆらめき第2弾)なのでした。

おまけに、瞳一郎から『お前とだけは絶対にキスしない』と言われ
(BL読んでいる人には分かる本音の裏返しモード??)
もー気になってしかたなくて(ゆらぎ第3段?)
関西弁で混乱しまくる大志がメチャカワイイです。(そして笑える)

おまけですが、静かに瞳一郎を狙っている伊集院の置鮎さんが、珍しく不気味にエロいのも聴きドコロでしょう。(手塚もギャグ風に転ばないとしたら、こっちに行く?)

そしてもちろん、クールで鬼畜で何事も計算づくな瞳一郎がも~~~セッピンで、vv遊佐さんの魅力大全開~~vvでして、
『今回味見に終わった』(遊佐さん談)ラブシーンの続きを
早く見たいと全国100万人の遊佐さんファン(ちょっとだけサバよみ)は思うのでした。


■『悪魔の論理学2』

またまた互助会理事校の伊集院(置鮎さん)や,
真っ黒&サド系新キャラの音羽(松野さん)に落とし入れられて、
学校内鬼ごっこという賭けをさせられた大志(鈴村さん)と瞳一郎(遊佐さん)の話

前半は、他校を逃げまくりながらも、瞳一郎が陰謀を張り巡らせる話メイン。

そんな中でも、互助会の秘密データを盗む為に、その学校の生徒をキスで色仕掛けする瞳一郎
「オレにだけはキスしないくせに」
といじけたり(こころの揺らぎ・・第4弾?)

昔の話をしていたら(実は大志はマザコンらしい)
「お前はキレイだよ」(大志にとっては『きれい』は大切なコトバらしい)
と急に優しくされてトキメイたり(ゆらぎ・・第5弾?)
と、伏線があって

(聞いてると、私達は瞳一郎も大志のことを憎からず思っているのだなーと理解してくるのですが、おバカな大志には全然通じてない様子。)

後半のラブシーンへと突入です。

伊集院とヤッて来たと勘違いした大志がキレて、瞳一郎に
「オレにもやらせろや!」
とせまりつつ、内心では

(キャー!、オレはホモちゃう~~!!今しゃべってんのはオレやない~~!!
オレの中の宇宙人さん~~!!出て行って~~!)

グルグルしているシーンが圧巻です!!!
←ココの裏表が可笑しくて、鈴村さんの巧さに脱帽さ~~(笑)

そして、『やらせろ』と言われて『いいぞ』と答えたハズなのに

何時の間にか態勢逆転していて、相手を組み伏せている瞳一郎のキチクさかげんが超クール。

直前まで冷たくて理詰めだったのが、最中になるとメチャクチャ大志を気遣って優しくなるあたりが聴きドコロです~~~vvv。

これで私は遊佐さんに落ちました。

真殿さんとか、オッキーのクールな声なども好きな私。
モトモト遊佐さんのクールな艶ボイスは好きだったのですが
それに色気もプラスされて、言う事なし、遊佐さんCDとしてはベストでしょう。

あと少し(より甘くてより濃厚な)エピソードがあるので
3枚目を出して欲しいものです。駅前で署名だ!!


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