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機関車先生

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書籍名: 機関車先生
著者名: 伊集院静
出版社: 集英社


楽天のレビュー:
 瀬戸内の小さな島の全校生徒わずか7人の小学校に、北海道から臨時の先生がやって来た。身体がおおきくて、やさしい目をした先生。でも、病気のせいで口がきけない…島の大人たちの心配をよそに子供たちは、空より広く海より深いこころに包まれて、本当に大切なものを学んでゆく。 


りょうのコメント:
 いや~この本を読み終わったとき、じぃ~んと目頭が熱くなってしまいました。感動して泣ける本は久しぶりです。

どんなに辛いことがあっても、五体満足で生まれてこれたのだから、そのこと自体に感謝して、機関車先生のように力強く生きてゆこう!と勇気をくれる作品です。

「辛い」「痛い」などと言いたくても、言えない人もいるわけです。肩がない人は肩が痛いとは言えないし、足がない人は足が痛いとは言えない。

口があること、口がきけることに感謝して、多くの人と語りあい、コミュニケーションをとっていきたいと思いました。

小説の中では、島の伝統的な風習、寄り合いでの威厳のある最長老、含蓄ある言葉で子供を導くおばあさんなどが描かれていました。

こういう環境の中で育てば親を殺すような子供には決して育たないのだろうなぁ~

子供にも、大人にもおすすめの一冊です!!

 
スリル  ☆★★★★
泣ける  ☆☆☆☆☆
ドキドキ ☆☆★★★
なるほど ☆☆★★★


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