ここ最近ゲリラ雨という言葉が良く耳にしますが、先日何度かゲリラ雨に遭遇しました。
先月福島県の山道を走り、これから峠に向かおうと思っている時、急に雨と雷が鳴り出し、道路が川のようになってきました。
『この状態で走るのは無理かも…』
と思い道路交通情報を聞くにも圏外の為、一旦山を降りたら、山に向かってパトカーが2台走って行きました。
後で聞いたら峠でがけ崩れがあったとの事で、あのまままっすぐ向かわなくて良かったです。
次は、8月になって群馬県を走っていたら、突然雨が降り出し、前が見えないくらいになってしまいました。
と思ったら道路が冠水しており、おまけに信号が1分ほど消えてしまいました。
どれくらいの水?とドアを開けたら、水かさが車体のギリギリまで来ていました。
写真も同じ群馬県ですが、反対側は歩道の上も水で一杯でした。

更に夜山道を走っていたのですが、ディズニーのアトラクションのような状態でした。
東京でも急な雨が多く、窓からの景色も写真のような空模様になる事が多いようです。
お次は栃木県の山奥の一軒宿「小滝鉱泉」に言った時のものです。
120年近くも続くという温泉で、宿の前には小さな滝が流れています。

清流の中ぐっすり眠れると思って早めに床に入ったのですが、雷の音が凄く、稲光が眩し過ぎて目が覚めてしまいました。
それも
ピカッ!・・・・・・・・・・・・ゴロゴロ・・・・・・・ではなく
ビカビカ!!ドカーン!バキーン! です!
それも延々続き、明らかに近くに落ちている感じです。
あまりにも稲光が凄く、どれだけ降っているのだろう?
と窓を開けたら、見ごと漆黒の世界なのですが、稲妻が走った時だけはっきりと外の景色が判ります。
これでは絶対寝られない!
ならば・・・とカメラを取り出し、稲光が光った時に山を撮影する事にしました。
下がその時の写真ですが、左が深夜に撮った小滝で右が翌朝です。

明らかに滝の幅が変わっています。
更に川の水かさもかなり上がっています。

驚いたのは、この写真を撮っている最中に、突然滝から、
『ゴロゴロ・・・』と岩が落ちるような音がした事です。
思わず『滝が崩れる?』『土石流?』が頭をよぎりました。
丁度宿のご主人さんも、懐中電灯で滝をご覧になって警戒していたようで、本当に大変な状況かも・・・と思い、しばらくして、ご主人に聞いたら、
『さっきの音は、倒木が落ちてきたようですが、大丈夫です!』
との事で一安心しましたが、めったに経験できない体験でした。
それにしても、稲光で写真が撮れるとは驚きでした。
でもゲリラ雨さえなければとても良いところです。
食事も女将さんやご主人の愛情がこもったとても美味しい料理ばかりで、温泉も鉱泉ですがとても体が温まり、何度も入浴してきました。
アジサイが咲く山道や綺麗な渓谷では、帰りはリスが出て見送ってくれ、また訪ねたい一軒宿でした。

さて今日明日も雨の予報が出ていますが、ゲリラ雨の撮影のチャンスがあれば、また撮って見たいと思います。
また行きたい度、食べたい度
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小滝鉱泉
栃木県矢板市平野1618
★★★★★
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