お星さまのひとりごと・ブログ

 
前回の昭和16年の隅田川艇庫前での写真をよく見ると、写真中程に4本の煙突が見えます。
他の煙突は煙が出ていますが、この煙突からは出ていません。
4本並んだ煙が出ていない煙突ということは、かつて千住にあった【おばけ煙突】のようです。
としますと、ボートの艇庫があったのは、現在の尾久橋近辺と言う事になります。

おばけ煙突とは、
・見る角度によって4本ではなく3本や2本や1本に見えたりする…
・めったに稼動しない為、たまに煙がでると火葬場のようだ…
などから言われたというそうですが、 下町のシンボルとされ、映画や小説、アニメなどにも登場しています。

写真は昭和29年頃のお化け煙突ですが、この煙突も東京オリンピックの昭和39年に取り壊されました。
その後煙突の一部が、近くの小学校の遊戯具として設置されましたが、この小学校も統廃合にとって廃校となり、遊戯具で遊ばれる事はなくなっています。


また、近くにはお化け煙突を模したような屋根がありました。


下は、同じ艇庫前の写真ですが、オールをあげての記念撮影のようです。

かつてこの艇庫近辺には、ボートを作る会社などもあったようですが、大学艇庫も他へ移動した事から現在はそうした作業場もなくなっています。

そして最後が、この時のボート競技会の時にもらったと言うベルトの金具です。
このボートの写真を見ている時に伯父がタンスから出してきたのですが、金具にはボート競技の様子が描かれ、2601という皇紀の年号が入っています。

詳しくは、ホームページ内【昭和からの贈りもの】をご覧ください。

お星さまの贈りもの
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