お星さまのひとりごと・ブログ

2009/11/06(金)21:23

昭和17年 代々木練兵場2

昭和からの贈りもの(71)

  写真は以前掲載した昭和17年代々木練兵場の写真の拡大です。 最初の学徒出陣として軍隊に入隊した伯父ですが、肩の階級章を見ると星★が3つですので、幹部候補生として近衛歩兵第4連隊に入営して4ヵ月後には上等兵になっていたようです。 この写真が撮られた代々木練兵場も、終戦によって米軍に接収され、ワシントンハイツという米軍将校の為の住宅が整備されます。 その後昭和34年に東京オリンピック招致が決定した事から米軍から返還され、宿舎は選手村に転用され、この一帯がオリンピックの競技場と選手村になることになります。 昭和39年にはオリンピック会場となる競技施設と同時に、渋谷区役所や渋谷公会堂、NHK放送センターも運用を開始されます。 その後はオリンピック記念青少年総合センターと変わり、また昭和42年には代々木公園が開園されますが、このオリンピックの選手村の一部が現在も代々木公園に残っていました。 オランダ選手が利用していたという宿舎ですが、元々はワシントンハイツの軍人の住宅だったようです。 そして代々木練兵場の名残りも近辺に残っていました。 ひとつは渋谷東急ハンズ前の交差点にある《陸軍用地》という標石です。 この地がかつては陸軍の用地だったという標石ですが、自転車置き場の奥に、ポツンと立っていました。 そしてもうひとつが、代々木公園近くの小田急線参宮橋駅の建物横にある《陸軍省所轄地》という標石です。 駅の片隅の蔦の中にひっそりとありました。 都内にはこうした遺構が点在しているようですが、詳しくはホームページ内《昭和からの贈りもの・昭和17年代々木練兵場2》をご覧下さい。お星さまの贈りもの www.ohoshisama.info

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