太陽光発電の本音の本音
最近、よく太陽光発電システムについて聞かれます。家を建てるなら太陽光発電を付けたいのですが・・・実際に太陽光発電はどうなんですか・・・徹底的に調べた人ほど分かっていますが採算ベースで考えれば、ほぼ、トントンだと思います。要するにかけた分のお金=発電によって戻ってくるお金ということです。しかも、ほとんどの場合、住宅ローンで購入しているので金利分を考えれば、さらに採算ベースにのせるのが難しくなります。この金利分の話は、けっこう見落とされがちです。もうちょっと時間が経てば、製品の質がよくなり、安くなる・・・ということを期待している人もいますが、あまり状況は変わらないはずです。製品の質がよくり、安くなればなっただけ、補助金が減らされていくでしょう。だから、今の採算ベースでギリギリのラインというのは、今後も変わらないと思います。だから最終的には、エコだから、地球に優しいから、という理由しかないのです。そこまで納得して購入する人は、まだましです。実際はどうかというと人間は払ってしまったお金は忘れてしまいがちです。毎日見る太陽光発電の操作パネルを見て、発電状況を見てニコニコしています。そう、採算うんぬんの話はどっかへ飛んでしまいとにかく得をしている、という意識しか残らなくなります。それをそのまま、これから家を建てようと思っている人に伝えるのです。だから、みんな太陽光発電システムを付けたくなるのですね。太陽光発電を全面否定しているわけではありません。物事はいろんな見方をした方がいいと、お伝えしたいだけです。誤解のないようにお願いします。■追記ここからは、本当に個人的な意見です。では、本当にエコなのでしょうか。地球に優しいから、環境に優しいから・・・人間の勝手で壊した自然界を、人間の手で救おうなんて、おこがましい気がしてなりません。人間が壊した自然界は、人間の手では救えないと、私は思っています。それは、何十年、何百年、何千年、と時間をかけて自然界が直していくしかないのです。直していくというか、変化していくそれこそが自然界だし、自然の力だと思っています。ここまで話すと、太陽光発電システムを全面否定?受け取り方は、お任せします。とはいっても、環境破壊を肯定しているわけではありません。そのへんは誤解のないようにお願いします。とにかく、利権がからむものは、なんでも最初は疑った方がいいかもしれません。