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靴磨きで、鏡面磨きと呼ばれる磨き方があります
その名の通り、鏡面、カガミの面 メッキ加工したように靴のつま先を綺麗に輝かす磨き方です 革をカガミの様に磨く前に、 まずは革の凹凸を平らにしないと綺麗なカガミにはなりません その凹凸を一般的に油性ワックスと呼ばれている靴墨で綺麗に埋めます 埋まらないと、下の図のように光が分散して輝きません 実際の靴表面です もっと大きくします さらに近づけます 私のカメラではこれ以上大きくできません これが、先ほどの図の革の凹凸です どのくらいの深さがあるでしょうか 1ミリよりもずっと浅いです この革の凹凸を全て油性ワックスで埋めてしまいます 埋めて表面を綺麗にしたあと、その表面を地味に磨きます まさに靴磨きです 磨くとこうなります これは、私ではなく、友人のWilliam Tempsonさんが磨いた靴です 画像加工などは一切していません 実際に肉眼で見れば、写真よりもずっと綺麗です 人の靴より私の靴なのですが、 綺麗な鏡面磨きを見た後に、このような鏡面磨き風を見ると、 とても分かりやすいと思います 光っていますが、何が反射しているのか分かりませんね 四角く囲ってある箇所を下で大きくします 上の四角く囲ってある箇所の写真です こんな感じに歪んでいて、反射面が凸凹してます、革の凹凸が埋まっていません もっと油性ワックスで凹みを埋めないと綺麗にはなりません なんとなく鏡面磨きになっているように見えますが、 実は駄目です ちょっと500円玉を大きくしてみましょう 平成二十二年が歪んでいます また外周の点点点も歪んでいます 革の凹凸を埋め過ぎて表面が歪んでいるのだと思います 続いてはこちら これも鏡面磨きになっているようにも見えますが、 こちらも駄目です つま先の左右を見てみてください 大きくした写真がこちら 今度は革の凹凸が埋まっていません つまり、厚過ぎても歪みますし、凹凸を埋めないと光らないです 今紹介している靴は、全て同じ靴なのですが、 靴墨を綺麗に落として磨き直していますので別物になります こちらもなんとなく綺麗に鏡面磨きができているようにも感じますが、 これも歪んでいます 中央左側の建物を大きくしてみます 歪んでますね カガミなら歪みません 油性ワックスで革の凹凸を綺麗になだらかに埋めて、 湾曲した靴の表面を、つるつるにするのが理想です 図で書くとこのような感じです 革の凹凸が綺麗に埋まらないと、このような感じになるのだと思います 比較しやすい写真です 見たままの通り、左側が磨いてある靴で、右側は革が露出している状態です 綺麗に鏡面磨きできているように見えるので、大きくしてみます 画質の荒さ、ピントのズレは写真の問題なので、歪みだけ見てみます 目立った歪みはないように感じます 毎回安定して、このの程度に鏡面磨きしたいものですが、なかなか難しいです 最後に紹介して、目立った歪みがない靴は、この油性ワックスで磨きました 2007/03/07時点で、アマゾンで売っています KIWI PARADE GLOSS こちらは、靴磨き友達と、 綺麗に鏡面磨き出来たら、月のウサギは写るのかという話になりました その前に、月が靴に写るのかと試してみた時の写真です 月は反射するにはするのですが、 靴が湾曲しているのでとても小さくなってしまい、 とてもウサギは写らないです この写真は日没後に撮ったのですが、電線も写りました 暗がりでも電線は写りますが歪んでいます ギザギザになっていますね 油性ワックスの厚塗りとはこんな感じだと思います 水色の部分は鏡面磨きをする上で必要なものですから、 その上のピンクの部分をいかに少なくするかだと思います ちょうど靴に、格子状の物が写りこんでいる写真です これは歪を見るために意図的にここで撮ったものです ちなみに私が磨いたものではなく、William Tempsonさんが磨きました 先ほどの電線のような細かいギザギザではなく、緩やかに歪んでいます この歪みを取るのは極めて難しいです 格子状の箇所を大きくしてみました ずっと、鏡面磨きのような写真を見ていたので目が慣れてしまったと思いますが、 このように穴飾りがあるつま先を綺麗に磨くのは、とても難しいです なれないと、この穴にも油性ワックスが入り込み詰まってしまいます 以降全てWilliam Tempsonさんの写真です 靴表面の箇所によって歪は異なりますが、 離れた車や建物が綺麗に写っています 1階の屋根が少し湾曲しているくらいですね 鏡面磨きは普通に電線が反射します 鏡面、カガミの面ですから その電線をいかに歪まずに反射させられるのか 緩やかな湾曲以外、綺麗に反射しているように見えます 肉眼で見れば、とても綺麗に反射しているでしょう ちなみに電線は、9本と、斜めに3本反数えられます 広い景色を靴に反射させています 少し白っぽく曇っていますが、写真の問題です 中央奥にはビニールハウスも見えます 例えば富士山が見えたのなら反射するのではないでしょうか こちら、見ての通り腕時計です 秒針まで綺麗に反射しています この時計を写したビデオがあります そのビデオはこちら 動く時計の針が写っている鏡面磨き 今回紹介したWilliam Tempsonさんのブログはこちら William Tempson 靴磨きブログ 靴磨きでつま先をカガミの面のように光らせる、鏡面磨きの紹介でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月08日 07時43分55秒
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