まとめ日記
(もう数字書かないことにしたww)
まだまだ先は長いがネタはなんとかある(笑)
しかし、気力が…眠いかも(ぉぃ
頑張って書きますが途中で力尽きたらゴメンチャイ(笑)
予告どおり「F-14 トムキャット」について書きます…
って、誰も興味ねぇ~(笑)
---------- キリトリ -----------
F-14 トムキャット
(ノースロップ・グラマン F-14 トムキャット)
●F-14A DATA●
全幅: 19.54m(後退角20度)~10.15m(後退角75度)
全長: 19.1m
全高: 4.88m
主翼面積: 52.5平方m
空虚重量: 18191kg
離陸重量: 26632kg(クリーン時)
加過最大離陸重量: 33724kg
実用上昇限度: 15240m
発動機: プラット&ホイットニー
TF30-P-412A/-414A(ドライ 54.92kN A/B92.97kN)×2
最大速度: 1342kt(水平速度)
航続距離: 1735nm(機内燃料のみ)
戦闘行動半径: 665nm(CAP)
武装: 固定兵装M61A1.20mmバルカン砲(弾数675発)、
兵器最大機外搭載量6577kg
乗員: 2名
初飛行: 1970/12/21
●F-14D DATA●
全幅: 19.54m(後退角20度)~10.15m(後退角75度)
全長: 19.1m
全高: 4.88m
主翼面積: 52.5平方m
空虚重量: 18951kg
離陸重量: 29072kg(クリーン時)
加過最大離陸重量: 33724kg
実用上昇限度: 16150m
発動機: ジェネラルエレクトリック
F110-GE-400(ドライ62.27kN A/B102.75kN)×2
最大速度: 1078kt(水平速度)
航続距離: 1910nm(フェリー時)
戦闘行動半径: 600nm~1075nm(CAP)
武装: 固定兵装M61A1.20mmバルカン砲(弾数675発)、
兵器最大機外搭載量6577kg
乗員: 2名
初飛行: 1990/2/9
映画「トップガン」の影響で日本でも馴染みの深い機体である。
映画の影響も大きいが、日本の厚木基地にもVF-154(第154戦闘飛行隊)ブラック・ナイツ、
VF-21(第21戦闘飛行隊)フリーランサーズの所属機として配備されていた。
主要な搭載システムの詳細
F-14を語る上で外せない要素はなんと言っても強力なレーダーと可変翼だ。
F-14A/Bに搭載されるレーダー「AN/AWG-9」はそれまでの戦闘機に比べて
劇的に強力なものと言ってよく、パルス・ドップラーレーダーとモノパルスを兼ね備えているが、
長射程用のパルス・ドップラー捜索モードでは小型目標(レーダー反射面積5平方メートル)を、
最大115nm(約210km)で探知可能で、捜索中の追跡(TWS)モードならば
同時に24個の空中目標を90nm(約170km)で探知、うち任意の6目標に対して
AIM-54フェニックス空対空ミサイルでの攻撃が可能。最大射程は52nm(約100km)。
この長距離多目標同時攻撃能力はF-14が初めて実用化させたものである。
また、パルス・ドップラー単一目標追跡モードでは複数目標への
同時攻撃は行う事が出来ない代わりに最大追跡距離が伸び、
フェニックスを使って62nm(約120キロ)離れた目標への攻撃が行える。
さらにパルス単一目標追跡モードでは攻撃可能距離は49nm(約90km)にまで短くなるが、
敵機がレーダー・ロック解除・阻止の為、目の前を横切る様に飛行しても(ビーム飛行)、
レーダーが敵機を見失うことが無い。
「AN/AWG-9」はAIM-54を運用する為にあると言っても良いぐらいだが、
もちろんF-14はAIM-54以外の空対空ミサイルも搭載可能で、
AIM-9サイドワインダー、AIM-7スパロー等が運用できる。
この高性能レーダーは後席のRIO(レーダー迎撃仕官)が主に行い、
AIM-54、AIM-7の発射については後席からの発射操作を行う事も出来る。
意外な話かも知れないが最もポピュラーな空対空ミサイルになったと言える
AIM-120(AMRAAM)は全てのトムキャットにおいて運用されていない。
AIM-120の誘導そのものは可能だが、ランチャー等の新規開発が必要で
全機退役間近のF-14にその必然性は無かった様である。
また、新型サイドワインダーであるAIM-9XIついても使用は想定されていない。
F-14のもうひとつの大きな特徴、可変翼(VG翼)は20度~68度の間で稼動する。
一般的に航空機の翼はきつい後退角がとられていると高い速度が出しやすいが、
ゆるい後退角(あるいは直線翼)であれば短距離離着陸がしやすく航続性が上がる。
もちろん戦闘機であればどちらの性能も追求したい。
F-14はマッハプログラム・コンピューター(MSP)を搭載し、
翼の後退角を自動的に最適な揚抗比が得られる様に変更させる事により、
この矛盾する二つの性能を獲得することに成功した。
基本的には自動制御の可変翼であるが、故障時のバックアップとして手動操作も可能。
また低域速度においても一部手動による調整が可能。
可変翼は優れた飛行性能を示す一方、機体構造の複雑化と重量増加を招いてしまう傾向がある。
F-14も例に洩れず重い。その重量は約18tで艦載機としてはヘビー級。
重量が増加すれば当然、機動飛行を行った際、
機体にかかる負担が大きくなるから極端な機動飛行は難しいものとなる。
つまり可変翼には空力特性の最適化により機動性を向上させるが、
重量増加により機動性を低下させるという全く矛盾した要素をはらむ。
ただ、この2つを比べた場合、機動性が向上する側面の方が圧倒的に顕著に表れるだろうし、
F-14は艦載機だから幾分重量増加しても可能な限り
低速で着艦出来るシステムを積んだ方が良かったと思われる。
(着艦衝撃の値は重量×速度の2乗となる)
とは言え、やはり重量問題は兵器運用の上でも絶対に無視する事が出来ない。
F-14はAIM-54を合計6発装備して離艦出来る事になっているが、仮に6発のAIM-54を
全て使用しないまま帰艦すると最大着艦重量をオーバーしてしまうため2発を捨てなくてはいけなくなる。
この様な運用はコスト面での負担が大きくF-14が搭載可能なAIM-54は実質的には4発と言われている。
そんなF-14だが機体価格は約3800万ドル(おそらくA型)であるが、
最新型マルチロール艦載機である F/A-18E/Fの価格が3500万ドルと言われている上に、
整備製の上でもコストパフォーマンスが高い機体とは言えない。
しかし、長距離ミサイル迎撃を補う機体は米海軍において未だにF-14以外に存在しない。
とはいえ、イージス艦等の登場により艦隊防衛のシステムに変化が生じている以上
F-14の活躍の幅は無くなっていく一方で、機体寿命が尽きていっているF-14は
全機が2010年迄に引退する事が決まっており、実戦部隊の F/A-18E/FFへの
機種変換は2008年で全て完了してしまう事になっている。
最初のほうで書いた日本に駐留していたF-14部隊は、96年1月12日をもってフリーランサーズは閉隊。
もっとも機体自体は同年12月12日に5機をアメリカ本土に帰還させ、
5機をシスタースコードロンであるVF-154へ引き渡した。
そのVF-154も先頃日本での役目を終え、2003年9月24日にはアメリカ本土にある
NASオシアナへ11機を帰還させ日本のF-14は全て消えた。
フライアブルなF-14を今後日本で見られる可能性はほぼ無いだろう――
しかし、ホントに無意味に長く内容も((ry...(笑)
