オ ニ オ ン の つ ぶ や き

2022/11/04(金)20:21

当たり前はない。。

思い出(68)

今ブリュッセルの路上には薄汚い色の枯れ葉が重なって敷かれています。気温も10℃ほどで雨も少し。。 オニオンの近所にcovid-19禍の数年前まで、毎夕刻大きなビルの裏側で枯れ葉などが溜まるのを箒で掃いている一人の男性がいました。 夕刻なのでもう暗くなっていますから、顔は分かりませんが彼はただ黙ってやってました。事務所の帰りに通るのですが必ずそこにいるのですね。。何も言葉は交わしませんでしたが、一度だけ顔が合って夕方なのにボンジュールと言ってしまいました。日本なら「毎日大変ですね、ありがとうございます。」とか声をかけるのでしょうけどね。。結局、それだけでした。彼は仕事だから毎日やってるんだと。。 昨日のような秋らしい日、路上の枯れ葉を見ると彼を想い出します。ある日からそこに彼の姿を見ることは無かったのです。そしてずっと枯れ葉が残っていて、雨の日など滑りやすくなってます。水はけも悪くちょっと坂になっているので危ないですし。。ちょうど駐車場の出入り口でもあります。 彼がやっていたのは仕事だったからでしょうけど、決して当たり前ではなかったのです。 この国では、玄関前の路上の雪や枯れ葉で通行人が怪我したら責任は住居人です。家の前の積雪や他のモノを排除しておかなくてはなりません。怪我しないに越したことは無いので要注意ですけど。。 街の清掃係では公共の場所においては週に一回ほど枯れ葉を回収するそうですが。。

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