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あたりが闇につつまれると
古畑任三郎のテーマを一節、篠笛が奏す。

軽いざわめきの中、期待感が膨らむ。
舞台上の和楽器ピット(ワガピ?!)には御簾が降りて
間接照明にて個々の奏者が薄っすら観て取れる。
(舞台背後中上段に位置し、客席にダイレクトに音が伝わる三谷流黒御簾とでも言おうか)

上座から、長唄(唄、三味線)、竹本(浄瑠璃、三味線)、鳴物(篠笛、太鼓群)と勢揃い。

面白いのが鳴物の配置。通常は小鼓(つづみ)、大鼓(おおかわ)、太鼓、笛で四拍子と称す。(これは能楽からきている)
が、今回は2人の奏者にて太鼓群を叩く。

右側には大鼓をドラムセットのごとく配し、羯鼓(カッコ、鞨鼓とも書く)を縦にセッティング。
ドラムで言うハイハット(シンバル)のポジション。
奏法もドラムと同様右手クロスで撥でたたき、サスペンド・シンバル(通称:サスシン)も設置。
完全なる和楽器ドラムの様相。小鼓など太鼓は自在に持ち替え演奏。

ほかに銅鑼、チャッパのようなものも左隅に目撃。
(舞台後半で活躍)
附け(舞台上手の隅で、四角い欅の木版を拍子木で打ち音を出す事)も効果的に用いられていた。



PARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」

時は元禄(1694年)7年、2月11日。
おじの菅野六郎左衛門の決闘に助っ人として高田馬場に馳せ参じた中山安兵衛(のちの堀部安兵衛)。
決闘場所まで激走する有名な場面を三谷幸喜が独自の世界で構築したPARKO歌舞伎。



途中、長屋の引き戸が外れる&切っ掛けを忘れた染五郎など、ハプニングがあった。
が、中村勘太郎らのアドリブの軽妙さでかえって小気味良いテンポで進む。

シリアスな安兵衛役より、中津川祐範役のウィットに富んだ芝居が印象的だった市川染五郎。
一人3役で早替り名人となった市川亀治郎。真面目な演戯が笑いを呼んでしまうのは、完全に計算し尽くされた三谷流演出の1つであるのは言うまでもない。
筆舌しがたい見事な「おうめ」役、市村萬次郎。
(絶賛!やんや やんや)


ご一緒したT嬢が仰っていたように、正統派な歌舞伎ではないものの三谷ワールドが炸裂した舞台となった。
これなら歌舞伎マニアにも、ビギナーにもそれぞれ楽しみ所は満載のはず。


作者&演出家の三谷は、開演前に客席に現れ招待客とおぼしき方々に挨拶回りをしていた。
ブラックスーツを着て歩く姿は、無表情でいて繊細さを感じさせる元おぼっちゃま風。


あれだけ緻密に計算された笑いとストーリー、演出が展開される彼の頭の中では、次回作として<オペレッタ>の構想が練られているらしい。
前世がヨーロッパの音楽家だったと江原に言われていたので
それもまた一興であろう。




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80高田馬場


■関連サイト

□PARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」

□市川亀次郎公式サイト kamejiro.net

□中村屋・勘太郎公認HP






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Last updated  July 6, 2006 10:59:50 PM
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