☆特徴☆
・マメ科の一年草または越年草。古くから世界各地で栽培される。
・高さ約60センチメートル。インゲンマメやエンドウマメの近縁。品種は、
豆の大きさによって、大粒種(一寸ソラマメ) 小粒種(八分豆)、長莢(さや)種に分類。
収穫期による品種の分類は、完熟したものを採る種実用種(乾燥豆用) 若いうちに採る
青果用種と早生種、晩生種(おたふく)などがある。
・豆果は長さ約10センチメートルの狭長楕円形で、種子を2~4個含む。
・種子は塩ゆでにして食用とするほか、甘納豆・煮豆・餡(あん)などとする。
豆果が空に向かってつくのでこの名があるという。ノラマメ。旬は4~6月。
☆選び方☆
・豆類は、新鮮なものほどおいしい。特にそら豆は、「おいしいのは3日間だけ」と
いわれるほど、その鮮度においしさが左右される。薬用として使うときにも 鮮度が大切。
サヤから出すと、すぐかたくなってしまうので、なるべくサヤ付きを購入する。
・サヤの色が美しく、背筋の部分が変色していないもの、シワがなく、
外見でマメの形がきれいにそろっているものが良品。
☆栄養・効能☆
・主としては、澱粉と蛋白質。それゆえに、昔から体力を養う、気力を充実させる野菜の
一つとして用いられてきたといえる。
・他に糖質が多いので、ビタミンB1、B2、C、鉄分を多く含む。
・薬効には、動脈硬化、高血圧、便秘などがあげられる。
☆調理・保存法☆
・保存期間が長くなると味が落ちる。そら豆は収穫後、時間がたつにつれて、
栄養も味も落ちるので、買ってきたらできるだけすぐにゆでること。
特にサヤからでているものは、早く加熱したほうがよい。
・ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存し、3日くらいで使いきる。
かために茹でて冷凍しておくと、そら豆のない時期にも楽しめます。
・完熟した乾燥豆を煮豆にするときは、皮がかたいので、重曹を入れた水に一晩浸し、
水を変えずに火にかけて弱火で煮る。
|