ケンさんのお天気とマラソン

2017/08/18(金)08:18

地表付近と高層階の温度差について

平屋に寝起きしていましたが、マンション6階に引っ越してきてから大きな変化は温度です。日中は明らかに太陽放射が地面を照らすので、地表付近の温度が高くなり、マンションや山岳など標高が高くなればおおむね気温が下がります。100mで0.6℃。1kmでは6℃ほど下がります。 ところが太陽が沈むと今度は地球から一斉に赤外線が放射され、地表付近の方が下がります。夜明け前に最低気温が観測され、マンションの上は逆転層があって地表より高温のことが多い。 たとえば昨日の札幌の最低と最高温度は次の通りでした。 最低 19.0℃ 最高 24.0℃ 気象台のある中央区の観測値で地面から1.5mの高さに電気抵抗による温度計感応部があり計測します。10秒あれば計測できるので1分のあいだに6回温度が測れます。郊外は少し涼しいでしょう。 最低が19℃なら平屋では窓を開けません。毛布は2枚重ねて使います。ところが地面から高さ20mほどの6階では機密性が高いこともあって、高温です。窓を開け、シーツ一枚でOK。 また風は地面より強い。この時期、南よりの風ですから、北に面した部屋には窓を開けても風がほとんど入りません。平年では5月~11月までの7か月、札幌の最多風向は「南より」ですから、換気を考えれば南側に面した窓が必要となるでしょう。 ただし、今年の月ごとの最多風向に異変が起きています。 2017年月ごとの最多風向(注) 1月 北北西 2月 北西 3月 北北西 4月 南東 5月 南東 6月 北北西 7月 北北西 8月 南東 (注)最多風向とは1日24時間の毎正時の風向を16方位で数える。一日、24回のうちでもとっとも多いのが日最多風向。ひと月、たとえば8月は24×31日=744回のうち16方位で最も多い風向が月ごとの最多風向となる。風向は天気の大きな要素。北寄りの風は寒く、南寄りは暖かい。2017年は6月と7月が北北西。風の異変といえる。

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