ママチャリライフ

2009/07/01(水)00:47

デジタルお絵描きはじめの一歩~Photoshop Elements アナログ線画に色塗り編~

デジタルお絵描き講座(10)

ペンタブを買った♪…Photoshop Elementsもついてるぞ♪…さあデジタルで絵を描こう!!と意気込んではみたものの、思ったように線画を描くことができない…。私も初めはそうでした。 紙に鉛筆を滑らせる感覚と、手元のペンタブではなく前にあるパソコン画面を見ながらペンを滑らせる感覚は…かなり違うんで、戸惑います。 どうしてもアナログのように描けない。 (色塗りなら初めてでも割と出来るんですが) 慣れるまで練習するのが一番いいのですが、やはりデジタルの醍醐味はなんといっても失敗を恐れずにトライできる「色塗り」。 これまで描きためてきたお気に入りのアナログ線画に早速色塗ってみたい! そこで、紙に描いた線画をスキャナでパソコンに取り込んで作業してみましょう。 ■線画取り込み■ スキャナ持ってない?…必要なので、安いスキャナ買いましょう。 (線画がデジタルならスキャナ不要) プリンター買い換える予定のある人ならば、複合機にすると場所もとらずに便利ですよ~。コピー機として重宝しますしね♪ 【送料無料】Canon PIXUS MP540 うちのはちなみにMP600というちょっと前に買った型ですが、多機能印刷、ホント賢いです。たとえばA4で描いたイラストをA2サイズのポスターにしたい場合、勝手に四分割して拡大印刷してくれるんですが「キリトリ線」「のりしろ」とかまでちゃんと計算されてついてくるんです。あれは便利で驚きました。 【余談…自宅製本するなら】 自宅のプリンターで印刷して同人誌の自家製本をしたい、とかお考えの方がおられましたら、少々お高くてもレーザープリンターをオススメします。インクジェットで漫画モノクロ本文を印刷すると、細かいトーンにどうしても滲みが出るんですよね…。さらに時間経過と共にインクの色も変色して滲みが広がったり。表紙のフルカラーはいいんです。インクジェットでも光沢紙使用でオフセットか?と思うぐらい綺麗に印刷できるんですが、細かいモノクロは厳しいですね~…(まさか本文に光沢紙使う訳にもいかんし)。 私はコピー誌製本の際は、ネットプリントでレーザープリントした原稿を面付けし、それを面付けしたものをコンビニのコピー機で両面印刷してました。その方がインクジェット印刷よりはるかに鮮明に仕上がります。 ファミマやローソンのコピー機は両面印刷できて、結構綺麗でしたね~。 (コミケの時にビッグサイト内のコピーショップのお世話にもなったことあるんですが、緊急用ですね。コミケ当日の待ち時間は壮絶でした。数時間かかりますし…何より紙質、印刷共にコンビニコピー機と違い品質落ちます) 個人的にフルカラーは今の複合機で満足なので、モノクロレーザープリンターがほしい。コンビニコピーも深夜以外の人が多い時間帯では、とてもじゃないけど危険でおちおち印刷できません。紙不足や紙詰まりで店員さんを呼ぶ恥ずかしさは…相当なものなので、自宅近くのよく利用するようなコンビニは避けましょう(笑)。 綺麗な両面印刷が自動でできるのはローソン、ファミリーマート。 コミスタからネットで原稿をコンビニコピー機で直接レーザープリントアウトできるのはセブンイレブン。 ま、締切間に合うなら、印刷所入稿がベスト♪ 余談終了。 スキャナ取り込み時の解像度は…パソコンの容量に応じて決めましょう。 気合入れた絵の場合、通常カラーなら印刷にも耐えうる350dpiで取り込んで作業するんですが、メモリ512MBとかのパソコンにA4サイズのでかいデータを高解像度で取り込むと、重たすぎてえらいことに。(きっとフリーズと再起動の嵐) さくさく絵を描きたいなら、メモリは1G以上に増設推奨。 webでしかアップしないんなら、サイズ縮小して最初から解像度72とか150ぐらいにしてた方が軽くて作業しやすいでしょうね。この日記にアップしてる雑なラクガキは最初っから全部72dpi。 あんまりでかいデータだとフリーズする事が多いので、とにかく保存はこまめに。何時間もの作業が一瞬にして消える…デジタルの一番怖い点。 ■取り込み画像がいじれない?■ 取り込んだ絵がフォトショップに表示できました。 さっそく線画のゴミを消しゴムで消してみようかな?…アレ?消えない?…というか、描けない? え? なんも出来ない? 読み込んだ画像はレイヤーパレット上で「背景」という名称になっていて、いきなりロックがかかった状態です。このままだと手がつけられません。 そこで、レイヤーパレットの中に小さく表示されている絵… 「レイヤーサムネイル」をダブルクリック。 すると、レイヤー名が「背景」→「レイヤー0」とかいう名称に変わり、ロックが外れます。こうなって初めていろんな作業がこのレイヤー上で可能になります。 ■線画抽出■ スキャナ取り込みした画像は、紙の色と線の色の両方をデータとして読み込んでしまってます。 着彩の際に「線画レイヤー」を作りたい場合は、この紙の白い部分を除去して線画のみにする…「線画抽出」…という作業が必要になります。 もちろん、線画抽出しなくても簡単に色は塗れます。 ・乗算レイヤーを使って(線画抽出せず色塗り) 一番簡単な塗り方は、取り込んだレイヤーの上に新規レイヤーを作成し、そのレイヤーモードを「乗算」に変更する方法です。 (レイヤーパレットの「通常」と書いてある横のボタンを押すといろんなモードがあるはず) 乗算レイヤー上で色を塗っていけば、下レイヤーの線画を消さずに色を乗せていくことができます。(通常モードのレイヤーを上に重ねて色を乗せていくと、下のレイヤーの線は全部つぶれて見えなくなってしまいます。) ただし乗算モードでは「白」やそれに近い明るい色は乗せられないので、ハイライトを入れる場合などはさらにその上に乗算ではないハイライト用の新規レイヤーを作成しましょう。 線画レイヤーでマジックワンドを使って塗りたい部分を範囲指定してから、塗り用の乗算レイヤーに移動し、バケツ塗りつぶしツールを使って色を落としていくと簡単にのっぺりと塗りつぶすことができます。 私はこの乗算での塗り方は滅多に使いませんが、多分、アナログ線画を取り込んで作業する方なら、一番簡単で手っ取り早い塗り方じゃないかな…と思います。 ・線画抽出 デジタルイラストはだいたい上から 線画レイヤー 彩色レイヤー 背景色レイヤー …の順に並んで1枚の絵に見えてます。セル画みたいな感じですね。 アナログで描いた下絵を取り込むと、線画だけでなく紙の色も一緒に取り込んでしまう為、このまま線画レイヤーとして使用することはできません。線画以外の白い部分を除去して透明にしてあげることでようやく使い物になります。 正規版だと、アルファチャンネルを使用し線画抽出しますが、エレメンツでも「Eliminate White」というフリーのプラグインを使用すれば一発で簡単に抽出できます。 ググるとすぐにヒットするので、使用説明などお読みになってから自己責任でダウンロードしてご利用下さいね~。(こちらが詳しいです) 「フィルタ」→「Transparancy」にマウスを持っていくと、 「Eliminate White」と出てくるので、それをクリックすれば簡単に線画のみ残ったレイヤーが作れます。 ただし、このプラグイン、やや線が薄くなるので、スキャナする絵はペン入れしておき、作業前に白黒のコントラストをくっきりさせておくのが無難。 詳しい事が知りたい場合は「主線レイヤーを作る」でググってみて下さい。 めちゃ詳しく解説されてるサイトさんが必ず出てくると思います。 (私がフォトショップでの塗りを勉強するのに大変お世話になったCG講座掲載サイト様は…どこも大人向けだったのでこちらではあえて紹介しません) ・取り込んだ下絵をなぞって線画をデジタルで描きなおし、線画レイヤーを作成する …という方法もありますが、面倒ですよね。 せっかく綺麗に下絵を描いたのにそれをわざわざ描き直すなんて。 しかもフォトショップで線画を描き直すのは、慣れた人間でも結構大変。 フォトショップは色塗り・加工には強いんですが、フリーハンドで線を引くのにはあまり適してません。なめらかな線を引くのは難しいです。 ストレスなく綺麗な線を引きたいならSAIが優秀です。 自動補正機能があり、筆圧感知もかなりいいので、アナログ感覚で線が引けます。安いのにすごいなーと感心。 SAIですぐデキる!スーパーペイントテクニック(2)←これはテクニック本 最近セルシスから出たイラストスタジオも友人談によるとなかなかいい、と好評です。コミックスタジオのペンもSAIと同じく非常に滑らかに描けるので、コミスタの機能を持ったカラーイラスト専用ソフト…なら、きっとなかなかの描き心地なのでは…? COMIC STUDIOのセルシスが提供する、快適なイラストペイント作成ツール★IllustStudio(イラストスタジオ)【WINDOWS】 どちらも公式サイトで体験版が試せますので、今後線画をデジタルで描いてみようかな…と思われるのでしたら導入を検討されるのもいいかもしれません。 (SAIが5千円台、イラストスタジオが7千円台)

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