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カテゴリ:デジタルお絵描き講座
これは、表紙背景の手抜きをしようと思って買った本。
画力向上トレーニング 背景手抜きの役に立ったか?(笑) うーん… それもまあ参考程度に載ってた事は載ってたんですが…結局使いませんでしたね。でも色々参考にはなります。 背景手抜き(笑)は今回使わなかったんですが、人物の最終的な色調整とオーバーレイレイヤーの重ね方の技法は参考にさせていただきました。 そのおかげで今回の表紙は、色味を増やして深みを出すことが出来たと思います。 SAIでの技法紹介でしたが、フォトショップでも同様に塗ることができました。 ブラシサイズや色まで詳しく解説してくれているので、とてもわかりやすかったです。 私が参考にしたのは今回その部分のみですが、デジ絵初心者の方であればいろいろな塗り方が詳細にフルカラーで解説されているので、とても親切なハウツー本だと思います。 中級~の方である程度自分の塗り方がもう固定してる方には不要部分が多いかも……。 いい本だとは思うんですが、そこそこいいお値段するので… 初心者ならオススメしますね。 (分厚いから高いのは仕方ないけど) 内容は三部構成になっています。 Part1 SAI&IllustStudio基本操作 SAIは…ダウンロード購入したら取説とかないですから、詳細な説明があるこのページはSAIユーザーにはいいかもしれません。「不透明度保護」と「下のレイヤーでクリッピング」の違いに関しての説明は「へえ~」と思いました。 IllustStudioの基本操作も詳しく載っているので、ソフトを持って無くても「なるほど、このソフトはこんな機能があるんだなー」というのがよくわかります。 機能多彩だなー…。 Part2 画力の基礎トレーニング キャラクターを何頭身で描くか、とか表情の描きわけの練習、とか… 質感の表現方法、とか…まあざっくりと説明のみ。 ページ数もそんなに割いてません。 同じ原画を、ペンタッチを変えて描く方法を紹介したり、アニメ塗り、ぼかし塗り、水彩塗り、厚塗り…の4種の塗り方でかきわけて紹介しています。 塗り方についての詳細な説明があるわけではなく、仕上がりの紹介になります。 (塗り方詳細はあとの応用ページに) Part3 画力向上トレーニング この本のほぼ四分の三を占めるのがこの部分。 付属CD-ROMに描画の様子を記録した動画があるそうで、それを見ればよくわかるんだとか。 (本の説明だけでも十分わかるので、特に動画は見てない) 見本イラストのデータも入っているらしいので、それを元に本の通りに塗っていく、という練習方法もあるようです。 (またいつか時間あったらやってみたいけど…人の絵に色を塗るとか…めんどくさくてあんまりやらないだろうな…) 何種類かのイラストを完成させていく過程が詳細に本に記されています。 絵ごとに使用ツールがIllustStudioだったりSAIだったりするのが、SAIしか持ってない私にはやや不満ではありますが、基本的にどのお絵描きソフトでも応用がきくようにしてある、と書いてあり、私もPhotoshopでの塗りに応用させてもらいました。 確かに書いてある通りの効果が得られたし、ブラシサイズも指定どおりでいい感じに仕上がったので問題はない、といえばないのか…。 以前ご紹介した「SAIですぐデキる!スーパーペイントテクニック」のイラスト制作過程に比べたらめっちゃ親切です。 あの本は…制作過程でかなり肝心な文章や写真をすっとばしてるところがありまして…(あの白い水着の女の子のイラスト制作過程)、行間読み解くのにずいぶん苦心しました。塗り方の技法としては気に入ってて最近よく使ってるんですが…。 アレ読んだ友達曰く、「あの説明途中からさっぱりわからん」 そうだよなあ…わかりにくいもんなあ… 私も別の日記でその塗り方の解説をしようと試みたんですが…文字のみで説明するのは不可能だな…と挫折。 ま、あの本はわかりにくかったですが、この本の塗り方の説明はホント親切。 見本イラストを描かれている絵師さんの絵もとても綺麗で、参考になります。 このお値段なら付属CD-ROMにおまけ素材とかついてても嬉しかったかな…(笑) デジ絵初心者なら、買って損はないわかりやすいハウツー本だと思います。 オススメ度★★★★ (★を一個減らしたのは…まあ値段がそこそこするので) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.21 17:06:20
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