ママチャリライフ

さぬきうどん巡りレポをしている以上、これはいっぺん見ておかねばなるまい…と思っていた映画「ＵＤＯＮ」。

UDON スタンダード・エディション［2枚組］

明るくコミカルで、激しく食欲をそそると共に（笑）心もあったかくなるハートフルな結末で、なっかなか面白かったですねー。

あらすじ（ネタバレあり）

ニューヨークで世界を笑わせるコメディアンになる夢を追い続けていた松井香助（ユースケ・サンタマリア）は、夢破れて故郷・香川の実家である松井製麺所に舞い戻ってくる。
（ここで、都内の人口に対するマクドナルドの数を比較対象に挙げ、香川県のうどん店の数がそれと比べてもいかに突出しているかが語られるw　確かに言われてみたらマクドナルドよりはるかに多いわ…比較が笑える）

この製麺所のロケーション最高ですねー！丸亀だとか。
丸亀のどこだろう…探して行ってこよう♪

姉（鈴木京香）夫婦や友人、後輩はそんな香助をあたたかく迎える。
しかし頑固で無口な職人気質の父親とは深い溝が埋まりそうになかった。

香助は零細タウン誌の編集室で働き始めることになり、うどん紹介記事を掲載することになるのだが、これまでにない切り口（写真や地図を敢えて掲載せずに、迷いながら、まるで宝探しするようにわざわざ店を訪れたくなるような記事にする）で連載しようと提案。これが評判を呼び、タウン誌の発行部数はうなぎのぼりに。やがてうどんブームが起き、本場讃岐うどんを求め県外から多くの観光客が押し寄せる。

そんな中、香助は姉から「父さんがあんたの借金を全部返済したから、ちゃんと話をしなさい」とたしなめられ、父が自分の借金を肩代わりした事実を知る。
しかしプライドを傷つけられた香助は、ありがとうと礼を言うどころか、「どうして勝手にオレの借金を返したりしたんだ！」と怒鳴りつけてしまうのだった。

ブームで県外から怒涛のように押し寄せる客。やがてその弊害が現れ始める。

お祭り騒ぎのようだったブームが去り、香助達のタウン誌の売り上げも激減し、廃刊に追い込まれるのだった。

香助はこれまで貯めたお金を父親の元へ返しに訪れ、自分はやっぱりうどんが好きだからこの製麺所を継いでもいい…うどんの打ち方を教えてくれ、と頭を下げたが………父親は厨房で倒れていた。心筋梗塞だった。

葬儀のあと、父が最期に打ってねかせたうどんの生地をのばして切り、茹でて一人食べる香助。

姉は「松井製麺所はしばらく休業します」という張り紙を出し、店をたたむ決意をする。
しかし香助は自分が親父と同じうどんを再現して店を継ぐ、と言い出す。
簡単に父と同じうどんが打てるようなことを言うなと怒る姉。

香助は諦めない。タウン誌の麺通團の仲間や姉の夫と一緒に、松井製麺所の味に近いといわれる麺、ダシ、の店を聞いて製造方法を教わったりと試行錯誤を繰り返し、ついに姉を納得させる味のうどんを完成させるのだった……


香助が小さい頃に「キャプテンうどん」というキャラクターを作って（キャシャーンみたいな外見）物語を作ったりしてたんで、随所に「キャプテンうどん」が登場。

夢オチなんですが、キャプテンうどんが鮮やかなる必殺技を繰り出して敵と戦うシーンがありまして……
そこはもう腹抱えて笑いました。

なんだっけな…「どんぶりカッター」（←この映像はもう最高w）
あとは…「釜玉パンチ」「ぶっかけキック」だったかな…（うろ覚えだけどそんなネーミングの必殺技が次々とw）
「うどんにコシがある限り…この世に悪は栄えない」（…だっけ？）
あのへんの演出全部面白かった…。子供に見せたら大受けだろうなー。


「どうしてうどんを打とうと思ったんだ？」
「そこに粉があったからだ」
「エベレストかよっ！」っていう会話も笑った…。

エンディングではその後の麺通團の面々や
松井製麺所の様子が淡々と語られます。なかなかよかったです。


うどん巡りこれからやるぞ♪って人は見ておくと面白いかも。
（まあほとんどの人はとっくに見てると思うけど）


まだ実際に食べたお店はそんなに多くないですが、そりゃもうこっちに引っ越して半年。
あちこち出かけるたびにうどん店の看板だけはとりあえずチェックしてるので、見たことあるお店とか知ってる場所とかいっぱい出てきて、どっちかっていうとなんかそれが嬉しくて（笑）。

「あー！あそこの宮脇書店だー！」（←県内に多数ある書店）とか
「おおー！讃岐富士ー！」（形が独特）とか…「あ、あのお店この前通った！今度行こう」とか…

香助たちが記事のために香川中のうどん店を食べ歩くんですが、そこで登場するうどん店は実際のお店。そりゃ行ってみたくなりますねー。

開店時間が短い店（日の出）に閉店後到着して、地団駄を踏む香助たちが「あそこの病院に卸してるらしいぞ！」と病院に潜入しようとするシーンがありましたね。
（日の出の近くには確かに病院あるけど、あの名前の病院はちょい離れてるはずでは？…と思いつつ…あそこまで卸してるのかもしれん）

日の出で打った麺を使ってるうどん店は近隣にあるし（向かいの酒店とか）、
その他の製麺所のゆでた生麺も、最寄のスーパーで買えます。

（ゆでた生麺を販売しているところ）
坂出サティ…日の出製麺所、上原製麺所
フレッシュバリュー坂出店…彦江製麺所

その夜のお鍋とかに入れる分にはいいですが、
日持ちしないです、ゆでた麺なんで。


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宮武という有名店は、今年で閉店されたそうです。
まだ行ってなかったのに残念。
ただこちらで修行された方があちこちでお店を出されているらしいので
今度行ってみたいです。



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映画でネギを畑にとりに行って自分で切るというシーンが出てきたお店。
私が先日行った「中村うどん（丸亀）」はご兄弟の方がやっておられるお店らしいです。