リンディスファーン Lindisfarne『Nicely Out Of Tune』/1970年 1st
イギリスのフォークロック「リンディスファーン」のデビューアルバム。このバンドの1stと2ndがCD化されて今年の春に発売されました。手に入りにくい名盤として有名になるぐらいに貴重なレコードだった。自分はベスト盤のみ持ってましたが、アルバム丸々全編聴けたのはこのCD化が初めてでした。2003年リマスター音源で日本盤が生産限定、それも廉価版1100円で発売されました。売り切れたらもう手に入れるのは難しくなる事必至。CD発売されてからアナログ盤のヤフオクなどの価格もかなり下がってきたのでアナログ盤も手に入れようと思ってる。状態が良さそうなものがやはり高いけど…。日本盤のジャケットは全く違ったものでWジャケットで発売されました。その中古は帯付きなら30年前でも10000円以下では売ってなかったように思います。UK盤のオリジナルジャケットのものなら値段が下がってきてます。オリジナルメンバーAlan Hull vocals, acoustic guitar, organ, piano, electric pianoRay Jackson vocals, mandolin, harmonicaRod Clements electric bass, organ, piano, violin, guitars, vocalsSimon Cowe lead, acoustic , mandolin, banjo, vocalsRay Laidlaw drums1973年3月18日放映のNHKヤング・ミュージック・ショウに「Lindisfarne」が取り上げられ、来日してNHKのスタジオでライブ収録しました。この時の映像がブートビデオなどで出ていないかかなり探してる。1曲目「Lady Eleanor」2曲目「Road To Kingdom Come」3曲目「Winter Song」4曲目「Turn A Deaf Ear」5曲目「Clear White Light (Part 2)」6曲目「We Can Swing Together」7曲目「Alan In The River With Flowers」8曲目「Down」9曲目「The Things I Should Have Said」10曲目「Jackhammer Blues」11曲目「Scarecrow Song」12曲目「Knackers Yard Blues」13曲目「Nothing But The Marvellous Is Beautiful」5曲目「Clear White Light (Part 2)」がリードトラックになっていてシングルカット。7インチシングルバージョンとアルバムバージョンが同じかどうかは不明。アカペラのコーラスから始まるのが印象的な美しいフォークナンバー。このコーラスは少なからずQUEENに影響与えてるように思う。このシングルのB面がボーナストラック12曲目「Knackers Yard Blues」です。アルバムには未収録。Ray Jacksonのブルースハープがめちゃくちゃカッコ良いHARDなブルースナンバー。1曲目「Lady Eleanor」が第二弾シングル。この曲は日本でもシングル盤が発売されています。もし、オークションなどで出たら凄い値段付くんだろうな・・・。ライナーノーツは東郷かおる子さんが書いているようです。読んで見たい。ロック色強めのフォークロック。ほとんどの国のB面はボーナストラック13曲目「Nothing But The Marvellous Is Beautiful」この曲もアルバム未収録のシングル盤のみの曲でした。この曲のコーラスや楽曲アレンジもQUEENは参考にしたのかも知れない。日本盤シングルのB面は10曲目「Jackhammer Blues」でした。Woody Guthrieのカバーなので選んだのだと思うけど、このカントリー調の曲を選んだ理由はイマイチわからない。良い曲ですが。2曲目「Road To Kingdom Come」はロックンロールナンバー。3曲目「Winter Song」です。この曲は自分が持ってるベスト盤に収録されてて、初めて聴いた時からぞっこんでした。地味な曲なのですが聴き込む度により好きになっていく。このCDで高音質で聴けた事も感動。6曲目「We Can Swing Together」も凄く好きな曲。8曲目「Down」をシングル「Lady Eleanor」のB面にしてた国もいくつかあったようです。タイトルからのイメージとは違って力強くやや明るい曲。一番気にってる曲は9曲目「The Things I Should Have Said」です。この手の曲調ってなぜかどんなバンドでもハマってしまう。アルバムラスト曲11曲目「Scarecrow Song」最後にいい感じにどん底ではないネガティブな曲で終わるのもいい^^;