おじなみの日記

雪組バウホール公演「灼熱の彼方」ーコモドゥス編ーの初日を観劇してきました。
オデュセウス編を観てたから、更にコモドゥスの苦悩や嘆きを感じられ、
感動も倍増でした。
コモドゥス編は絶望的な幕切れでした。悲劇の余韻を残したままの短いフィナーレの
ショーも感動的でした。
オデュセウス編と同じ場面が何場かあったのも効果的でした。
また違った視点で同じ場面を楽しめたのが良かった！
オデュセウスがゲルマンとの闘いに出る前の「過去の話」が突然入ってくるので
オデュセウス編を観てないと分かりにくいかも知れない・・・
プログラム観れば分かるし、死んでる筈の父マルクスが出てたりするので
分かるとは思うけど＾＾；
第3場のジュピターの丘の場面がなにげに印象に残る。観終わった後に
あの場面の哀しさが思い出された。

彩凪翔さん・・・
鋭く強い目つきがこのコモドゥス役にばっちり合ってた。
自分の過去を知ってからの卑屈な心の表現も哀しかった。
芝居も観る者を惹き付けるパワーがあって、舞台に集中出来た。
フィナーレの星乃あんりさんとのデュエットダンスも美しかった。
かなりハードなリフトもこなしていて素晴らしかった。

星乃あんりさん・・・
コモドゥスの妹ウィビア役。このコモドゥス編でコモドゥスとの真実の関係も
明かされるのですが、健気にコモドゥスを信じる真直ぐな芝居に感動でした。
とにかく可愛い＾＾；短かったけどソロ歌もあり、歌声も清潔感のある綺麗な
歌声で良かった！
この公演でかなり急激な成長したんじゃないかな。これからも楽しみ！

彩風咲奈さん・・・
コモドゥス編では重く暗い中に爽やかな空気を送るような役で
愛に生きるオデュセウスが更に大きく見えた。
オデュセウス編の初日の時よりも凄い成長と進化を感じられた。
同じ場面が出てくるとよくわかった。
歌声も安定してるし男役としての芝居もしっかりしてきた。
コモドゥスを守る兵士に「どけぇ～～！」と怒鳴る声も迫力を更に増していた。
第二の古城都さん目指してがんばってほしい＾＾

速水さらささん・・・
コモドゥスの姉ルッキラ役。
この2回の観劇で速水さんに完全にはまった＾＾；
コモドゥスに対しての冷ややかな視線や冷めた声でのセリフ・・・最高だった。
「こわいこわい・・」ってセリフが２回あるのですが、めちゃ良い！
カゲソロの美しさに今日も鳥肌でした！
オデュセウス編を観てからいろいろ調べてたらロジェの新人公演では
美穂圭子さんの役を演じてて東京での新人公演を観た時にかなり感動したのを
思い出した。

帆風成海さん・・・
コモドゥスの父マルクス役。
コモドゥスと二人きりの問答する場面での迫力は素晴らしかった。
苦悩している様もベテランのように深さが感じられるようで感動した。

夢華あみさん・・・
今日、驚いたのはダンスしながらソロを歌う場面で、かなり激しく回ったり
踊ったりしても歌声がまったく揺れない・・・凄い！
更にまだ余裕さえ感じられる歌唱で驚きでした。
コモドゥスへの復讐の思いを語るセリフは感情も強く感じられて素晴らしかった。
歌も芝居も上手いのでこれから楽しみです。

千風カレンさん・・・
オデュセウスの乳母の役。
オデュセウス編の初日でもコミカルな演技で客席を沸かせてましたが、
今日もおもしろかわいい芝居で笑わせてもらえました。
いろんな役を観たいと思わせる娘役さんです。

彩凪さんはカーテンコールの挨拶も何となく天然な可愛らしさがあって
更に好感度かなりアップでした。
若手ばかりで作り上げる作品を観劇するのは清々しさや体当たり的なパワーも
感じられるので毎回、感動してしまう。
みんな頑張っててよくまとまって良い作品に仕上がってると思いました。



キャトルレーブでファントムのルサンクが出てたので買った！
舞台写真もこの前売り切れてた蘭乃はなさん、壮一帆さん、愛音羽麗さんのも見つけ
売り切れる前に買って来た。