2019/06/17(月)01:44
一路真輝 主演『風と共に去りぬ』/1994年 雪組公演
今年は「風と共に去りぬ」の再演もあるし、久々に映画を観ようと思ってたけど、一路さんのスカーレットを観たくなってしまって映画はやめにして、
1994年雪組公演を観てました。宝塚歌劇80周年の記念作品でした。
ずっと一路さんの出演してる作品をかかさず観てきてたけど、この公演だけは
チケットが本当に取れなくて・・・。何とか2階席の端などを3回と
東京公演で1階席の後方センターを1回分だけゲットして4回だけ観る事ができました。テレザーブでも取れずに発売日初日に宝塚に直接並んで何とか買えた。
その前の「ブルボンの封印」の時も1階席は2回、2階席で3回観ました。
あの頃は今のよりもチケットを取るのが大変だった。
震災後の「JFK」は比較的良い席で観る事が出来たけど、
宝塚に行くまでの代替えバスと電車の乗り継ぎで
いつもの倍以上の時間をかけて行かないといけなかったのを鮮明に思い出す。
スカーレット編の上演が決まった経緯は後に一路さんと植田先生との対談や
一路さんのコンサートのMCとかで明かされた。
トップスターになる事が決まった頃に80周年作品で風と共に去りぬの公演が
決まってたようで植田先生はバトラー編をするつもりでいた。
一路さんは新人公演でバトラーの経験もあるし、本公演でスカーレット1,2の
両方の経験もあった。(アシュレも新人公演で演じた事がある)
一路さんは安奈淳さんの大ファンになった事で宝塚への道を目指した。
で、80周年の「風と共に去りぬ」はバトラー編だと告げられたけど、植田先生と
相談して安奈淳さんが演じた「スカーレット編」に変更。
公演の1年ほど前だったらしく脚本や舞台装置などには何の問題もなかった。
それでめでたくスカーレット編が上演される事になった!
自分は断然!スカーレット編の方が好きなのでうれしかった。
安奈淳さん花組と汀夏子さんの雪組のスカーレット編が最高だったので
再びそれも!一番好きなジェンヌの一路さんでスカーレット編が観られるなんて
夢のようでした。(チケットが取れない事を除けば^^;)
大劇場公演は前半と後半6月に入ってからとではメイクもずっと良くなったし、
声もまったく違和感がなくなっていった。
東京公演ではさらに進化してセリフも一部変更したりして一路さん自身も作品全体ももっと良くなった。
NHKの収録は東京でしてほしかった^^;
(久世さんのバトラーは貴重だからうれしいけど)
雪組に組替えになったばかりの花總まりさんが後ろに映ってます。
と言っても、この作品で娘役トップと言ってもおかしくない立場でした。
ソロ歌もあるしフィナーレでは2番手の高嶺ふぶきさんと踊るし。
新人公演の主演も花總さん!開演アナウンスもカーテンコールの挨拶も花總さん!
3年目で凄い快挙でした。
久世星佳さんのバトラーはあくが強くて凄くお気に入りです。
チャールズ役の轟悠さんと。
アシュレーとメラニーが結婚する事を知ってるのに
「私と結婚して」と一方的に激しく迫る。
アシュレーとメラニーが話してる中に入ってくるスカーレット。
メラニーの兄のチャールズがスカーレットに求婚。
そしてそれをアシュレーの当てつけのように承諾するスカーレット。
南北戦争が始まる。「♪戦争は春の日のおこった〜」
タラの農場に戻ったスカーレットは荒れ地になった土地を復活させるべく働く。
「私の手を見てよ!この豆だらけの手もオハラ家の娘の手なのよ!」
スカーレットは金を工面するためにレットに近づく。
この場面はコミカルでアドリブも入ったりした。
紆余曲折あってとうとうレットと結婚するスカーレット
花總さんと姉妹役としてのデュエット!二人で「明日になれば」を熱唱!
一路さんがアカペラで「♪夜がくれば朝は近い」と歌い出すと全身鳥肌!感動!
そして花總さんがその後をアカペラで「♪冬が来れば春は近い」
「♪明日になれば〜」から二人で。
アシュレーと寄り添ってる所を見られてしまい誤解され噂が広まる。
「♪お聞きになった お聞きになった こんなお話〜 まさかウソでしょ〜」
噂を聞いたレットは泥酔してスカーレットを追い詰める。
「この手で君を八つ裂きにすることもできるんだ。またこうして君の頭蓋骨を
胡桃のように砕く事だってできるんだ」
そして階段からスカーレットが転がり落ちてしまう。
メラニーが病気で死んでアシュレーは抜け殻のようになる。
それを見てスカーレットは目が覚める。
「私を一番愛してくれたのはレットだわ」
そしてレットの元へ。
画像アップの容量が超えたので続きは明日で^^;
花總まりさんの新人公演の画像とか。