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おじなみの日記

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2019年02月26日
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1979年7月28日(土)静岡県掛川市 つま恋多目的広場で開催された音楽イベント。
出演アーティストは、
「アリス」「ツイスト」「南こうせつ」「大久保一久」「大友裕子」「海援隊」
「桑名正博&Tear Drops」の7組でした。
このイベントはNHKがテレビ収録しましたが、かなり短縮した形で放映され、
NHK-FMでも何度か特集され放送されましたが、完全ノーカットでの放送はありませんでした。

<この日の事を詳しく初めて書くけど、かなり長くなりそうなので、これまで書かなかった^^;  ツアーとツアーの狭間でセットリスト入れ替えギリギリのライブです。>

開場10時、開演13時、終演19時の本番6時間のライブに7バンドは当時、多すぎると思ってましたが、
今では普通なのかも。

チケット





大阪イベンター企画のバスツアーで行ったのですが、朝6時半神戸駅集合でバスが発車したのは
確か7時前だったと思う。
関西からはサモン・ミュージックファクトリーと音楽舎の2つのイベンターが
バスツアーを企画してました。
普通に考えて7時に神戸から高速乗って開場時間の10時に掛川に着くのなんて完全無理。
当日、道が混んでたのかどうか覚えてないけど、会場に着くと13時過ぎてた。
1バンド目の「桑名正博&Tear Drops」が最後の曲「セクシャルバイオレットNo.1」を
歌い始め、それを聴きながら自分たちが観る場所をウロウロ歩きながら決めたように思う。
もう、前方には絶対行けないほどにかなりギッシリと詰まっていた。
チラシのイラストほどではないにしろ、かなり後ろから観てた。
少しずつじわじわと前に行って、アリスが始まる前には真ん中辺りまで前進できてた^^;

チラシ




アリスは、1979年8月1日北海道真駒内アイスアリーナを初日に新しいツアーが始まる4日前に
このイベントがあったので、セットリストは8/1からの「限りなき挑戦ツアー」の中からの
短縮版になるのか、4月30日までのツアーのセットリストの短縮版でやるのか、
まったく読めなかった。
(5月〜7月は、アリスとしてのライブはなく、べーやん初の大規模全国ソロツアーとちんぺいさんは
 アダモとのジョイントコンサートツアー。あとはラジオ番組関係のイベントのみ。)

新しいセットリストに期待してましたが、結局、4月30日兵庫県滝野ローンステージでの
大規模野外コンサートの短縮版でした。
その時すでに発売されてた「ALICE VII」のアルバム曲は1曲も聴けなかった。
その4日後の北海道真駒内アイスアリーナからは「WILD WIND」「逃亡者」「12゜30'」
「未青年」「ゴールは見えない」「秋止符」「美しき絆 -Hand in Hand-」と
一気に7曲の新しい曲がセットリスト入りした。
7/28つま恋の時点で、新しい曲は演奏できるはずだったと思うけど、あえて新しい曲を
1曲も入れなかったのは不思議。
「スナイパー〜つむじ風」という大人気メドレーは、この「HOT JAM '79」以降は
演奏される事はなかった。
メドレーは「スナイパー〜最後のアンコール」「スナイパー〜南回帰線」となり、
1978年武道館ライブ「栄光への脱出」から演奏された「スナイパー〜つむじ風」のメドレーは、
この日が最後でした。

イントロダクション Over The Rainbow
1曲目「今はもうだれも」
2曲目「ジョニーの子守唄」
3曲目「夢去りし街角」
4曲目「誰もいない」
5曲目「スナイパー〜つむじ風」
6曲目「砂塵の彼方」
7曲目「この空の下」
8曲目「遠くで汽笛を聞きながら」
9曲目「チャンピオン」

イントロダクションの「Over The Rainbow」は、ティンパニー連打からアリさんの
ブルースハープの演奏。このイントロダクションは1979年2月10日中野サンプラザから
スタートした「ALICE HAND in HAND CONCERT」のオープニングそのまま。
「ALICE HAND in HAND CONCERT」は中野サンプラザ、大阪府立体育館、広島県体育館、
札幌スポーツセンター、横浜市文化体育館、宮城県民会館、愛知県体育館、福岡九電記念体育館で
開催された大規模ツアー。
(東京、大阪、横浜、宮城は昼夜2回公演でした。)

1曲目「今はもうだれも」
ライブの1曲目が「今はもうだれも」になったのは、1978年12月武道館、大阪、横浜市文化体育館でのクリスマススペシャルから。
ホーンセクションが入ったのは1979年2月「ALICE HAND in HAND CONCERT」から。
「♪今はもうだれも〜〜(踊ってええで〜) 愛したくないの〜(もっと踊って〜)」と
バリバリの関西弁でちんぺいさんが叫ぶのもかなり珍しい^^;

2曲目「ジョニーの子守唄」
「今はもうだれも」からこの曲の繋ぎできんちゃんのドラムのみでちんぺいさんの煽りが入る。
演奏はホーンセクションをかなり多用したバージョン。

3曲目「夢去りし街角」
この曲を歌う前にちんぺいさんのMCは
「ちょっと古い曲になりますけど、一応、今一番新しい曲なんで、新曲という事で始めたいと
思います。もう聞き飽きてうんざりしてる人も多いと思いますが、一応、新曲!っていう雰囲気で
聴いていただきたいと思います。夢去りし街角」

テレビやFMではこの曲はほとんどカットになってる。一度だけFMで流れたけど。
この時の「夢去りし街角」がほぼ封印されてる理由は・・・
歌詞をかなり間違ってて、それも二人でハモる所ばかりなので、二ヶ国語放送みたいでした^^;

べーやん  「♪ もう泣かないで 悲しまないで 傷ついて涙も枯れて」
                      (正しくは「折れるほど抱きしめてみても」)
ちんぺいさん「♪ もう泣かないで 悲しまないで 折れ…・・・・・・」

べーやん  「♪・・・・らない あの日あの時 かけがえのない季節だった」
ちんぺいさん「♪… 戻らない         」

べーやん  「♪ 街には〜〜ゆうぐ…  じを急ぐ人が」(正しくは「街には家路を急ぐ人が」)
ちんぺいさん「♪ 街には〜〜     家路を 急ぐ人が」

2番も・・・
べーやん  「♪ 愛の喜び 夢に描いて 涙も涙も」(正しくは「傷ついて 涙も枯れて)
ちんぺいさん「♪ 愛の喜び 夢に描いて き… 涙も枯れて〜」

8月からの新ツアーでもこの曲セットリストに入ってるけど、ここまでグダッたのは珍しかった。
新ツアーのリハーサルと、このイベント用に組んだセットリストの練習で
頭がゴチャゴチャになってたのかもと、友人たちと話したのを思い出す^^;

4曲目「誰もいない」
この曲を歌う前のちんぺいさんのMCは、凄い人数が入っている事の話と、前日の出演者全員で
ミーティングした話、そして初期の客席に人がほとんどいなかった頃の話から、「誰もいない」に
繋げる。この日はPAがかなり不安定で急に大きくなったりと変だった。
演奏は、いつも通りのアコギ2本、ボンゴでの演奏に3番頭からオルガンが入って、
3番のサビ後半から派手にドラムとベースが入ってくる少し珍しいアレンジ。

5曲目「スナイパー〜つむじ風」
「こんな曲でフィーバーしてみようかな」と当時らしいMCで派手に始まった。
イントロのきんちゃんのティンバレスのソロ演奏はかなり長め。
この時の「スナイパー〜つむじ風」が、一番カッコよかったかも。
会場の盛り上がりも強烈でした!アリスはこの次の月には武道館7日連続+横浜スタジアムでの
チケットを完売させ、チケット買えなかった人が続出するほど、アリスのライブを
求める観客の数は凄い時期でした。
「つむじ風」の間奏ではきんちゃんのティンバレスのソロがかなり長い時間ありました。
そして、その次にベースの富倉安生さんのスラップ奏法入れまくりのベースソロが約2分間。
ベースソロにしたらかなり長い演奏だと思う。
次のブラスセクションソロ前で何かブラスにアクシデントがあってベースソロを
伸ばすサインが出てたのかも知れないと思ってしまうほどでした。
この時の「つむじ風」のブラスセクションアレンジは8月からの「限りなき挑戦」ツアーの
アレンジそのままでした。このアレンジ出来てたのなら「WILD WIND」〜「つむじ風」でも
問題なく出来たと思う。

6曲目「砂塵の彼方」
この曲の前のちんぺいさんのMCは、凄い関西弁でした
「おおきに きのう、夜おそぉから えー並んでくれやった人がずいぶんたくさんいてはって
 僕らも途中で見に行ったんですけど、雑魚寝でみんな蚊に刺されたり虫に刺されたりで
 みんな大変やったと思いますけど、その分、頑張るし・・。次の曲、あのーこういう野外で
 歌ったことがない曲なんですけど、1回やってみようかなと思います。
 つま恋、こうやってこうせつとか、ツイストとか桑名とか大友さんとか大久保くんとか、海援隊 とか、一緒にやろうって言い始めた時に凄くナンセンスとか、いろんな声が上がりました。
 やってから後で失敗やったら間違いやったと、そんなんもえーんちゃうんかなと思います。
 えー、砂塵の彼方って曲を」

うーん、「砂塵の彼方」は野外ステージの兵庫県滝野ローンステージで25000人の前で演奏してる。(1979年4月30日)
この曲は人気曲なので、曲紹介でも、歌い始めでも拍手が凄く起きてた。
滝野の時は「武道館ライブ」と同じ演出で演奏されました。
この日は、アリさんのブルースハープをそれまで以上にフィーチャーした形でアレンジされました。

7曲目「この空の下」
この曲の前のちんぺいさんのMCも関西弁多め。
「おおきに たまにこうやって歌うと 空があるのがびっくりするね。
 今まで天井あるとこばっかりやったから… 良かったら次の歌…
 1曲くらい前、見やんと聴いてもええんちゃうんかなと思うんやけど、どやろ? 
 上、見て聴けるかな? 雨降ってるかも分からへんけど、
 よっしゃ、ほんなら、空見て聴いてください。
 あのーこの空が全部、東京とか大阪とか、果てはフランスとかアメリカまで繋がっています。
 そんな感じで歌います。この空の下って曲を」

このMCは、これも4月30日滝野での野外コンサートの時の物とほぼ同じです。
滝野の時の方が関西弁少なかった不思議^^;
「前、見やんと」の「見やんと」は奈良弁だったような気がする。
ちんぺいさんは、大阪の河内長野出身なので、比較的、奈良の近いから「見やんと」なのだろうか?
「ほんなら」もかなりベタベタな関西弁です。
「ほなら」と「ほんだら」と「ほんなら」の3種類あって、どれも同じ意味です。
最近は「ほな」って短くしてるのが一番多いかも。
「さよなら」とか「バイバイ」の代わりに「ほなな」とか「ほなね」とかよく聞くし、
自分も自然と使ってるのかも知れない。
ちんぺいさんは、これまでの言動を聞くと「ほんなら派」のような気がする。
「ほんだら」と言ってるのは聞いた事ないかも。べーやんは「ほんだら」って言ってたような。
きんちゃんは「ほんだらって何なのよ〜」って大笑いしそう。

8曲目「遠くで汽笛を聞きながら」
この日のアレンジはちょっと不思議なアレンジです。
この日の4日後から始まる「限りなき挑戦ツアー」でのアレンジにかなり近いけど、
微妙に違っています。
イントロは「限りなき挑戦」のアレンジですが、2番と3番の間の間奏に関しては、
この日しか聞いた事ないようなメロディのギターソロアレンジって感じでした。
4日後からの「限りなき挑戦」では、ここはノスタルジックなメロディのブルースハープソロに
なっています。そのアレンジは1980年夏のツアーまでの長期間使用されました。
1980年9月3日大阪から、その部分のソロはPad系キーボードのソロに変わりました。
1980年12月からまたアレンジが変わり、その部分のソロはグリッサンドを多用した
ハモンドオルガンのソロになりました。

9曲目「チャンピオン」
最後のMCは、このイベントスタッフに向けての感謝の言葉。
ちんぺいさんのガナリ度は、レベル10うち、MAXの10でした^^;
まだ、この頃のテンポはスタジオ版の少し早いくらいでした。
1979年秋のツアーの頃から、口回らないんじゃないかと思うほど、物凄いアップテンポに
なってました。自分はあまり速過ぎない方が好きでした。
二人のギターストロークが聞こえないほど速いのは好きじゃない。
「木枯らしの街」のストロークよりも、もっともっと速い事になってた。
そういえば「木枯らしの街」・・・次のツアーでやってほしい。
ギターもコンガもかなり大変だと思うけど・・・。

まだまだ書いておきたい、アリスのコンサートはあるのですが、
もの凄く長くなるのが分かるので、先延ばしにしてしまう。


チラシ裏



バスツアーのチラシ
往復のバス代とチケット代合わせて7600円。この頃でもかなり安い設定だったような気がする。
開演前にちゃんと着いてくれるのなら・・・^^;
帰りは自分たちが乗るバスを探すのが大変で、バスツアーの客はパニクってた人も多かった。
霧雨のような弱い雨が何度か降ったりしてたので、かんかん照りでの暑さの心配は
それほどなかったけど、帰りのバスではグッタリとすぐに熟睡したように思う。




HOT JAMの前日が吉田拓郎さんの篠島でのライブで、2つのイベント抱き合わせのツアーもありました。
これもかなり安い設定。バス往復、ホテルで一泊二食付きで、さらに2つのライブのチケット代込みで25000円。





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最終更新日  2019年06月13日 15時53分07秒
[ALICE(谷村新司・堀内孝雄・矢沢透)] カテゴリの最新記事


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