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テーマ:今日聴いた音楽(73686)
カテゴリ:フォーク
山崎ハコさんの1978年5月発売の1stシングルです。
え?1st?って思う人もいると思う。 1975年10月にアルバム「飛・び・ま・す」でデビューしました。 1976年5月に2nd「綱渡り」、1977年3月に3rd「藍色の詩」と アルバムを3枚と1枚のライブ盤をリリースしました。 それからこの1978年5月までシングル盤は発売されませんでした。 レコード会社のプロモーション盤のシングルは2種類制作されています。 A面「流れ酔い唄」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 吉野金次さん この曲はシングルとアルバムとではアレンジがまったく違います。 シングルはアコギ、ベース、ドラム、フルート、ストリングス、そしてハコさんの歌。 そんな構成で録音されています。 ドラムは音数も少なく弱いハイハットの開閉と弱いベードラくらいです。 シンプルな演奏ですが、アルバムバージョンはさらにシンプルでギター1本の弾き語りです。 この歌詞が突き刺さる男はきっといると思う。 この曲のタイトルで昔、ハコさんはエッセイを書いています。 「・・・・うち、そう、怒るときがあるでしょう?そんなときに、ふっと鏡を見るとね 顔の前にレースのような、図鑑で見たオーロラのようなもんがかかっとるとよ、その人に。 それをかぶった人は、みんな酔うようにできとると。 そうすっとね、「ああ、この人酔うとったんやねェ。今も酔うとるとやねェ」と思うやろ? そしたら怒り返したりせんのよ、うち。腹も少しはたつけどね、酔うとる人に、 足ひっかけるようで、自分の腹がたつのはいやだもん。 そいでもその後、ひとりで歩くとね、オーロラだなんて、うちも今酔うとったんかねェ…… って思うてひとり笑いをする。・・・・・・・・ ・・・・・・・うそついたら、それはその人が弱いからや。 罪をつくったら、それは弱いからや。それだけじゃあないにしろ、 「おれは弱いからなァ」と言う人の顔には、ほら、あのオーロラがぶらさがっとる。 オーロラをかぶったまんま、みんな流れて行くんやろか…。 うちはかぶりとうない。「流れ酔い唄」はそんな歌である。 このエッセイが世に出たのは「流れ酔い唄」発売から5年後でした。 このエッセイを読んでから、この曲に対する想いが少し変わったのを思い出した。 B面「檜原ふるさと」 作詞 三井要一さん 作曲・編曲 山崎ハコさん この曲はこのシングルでのみ聴ける楽曲です。 アルバムには収録されませんでしたが、CDのボーナストラックとして収録されました。 ライブ盤「山崎ハコ ライブII 歌在りて」でライブバージョンが聴けます。 スタジオ録音バージョンと同じでギターとフルートのみの演奏です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年08月31日 04時26分52秒
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