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おじなみの日記

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2022年05月13日
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1982年12月20日発売の企画盤アルバム「父の子」からのプロモ用シングルカット。

1983年1月公開の映画「父と子」のために編集されたアルバム「父と子」は
「去年の雪」と「父への遺言」の2曲の新曲と親子の絆を描いてる過去の楽曲6曲の
合計8曲で構成されてるアルバム。
なぜかオリジナルアルバム扱いになってる不思議な作品です。

映画「父と子」はサンリオフィルム第一回劇映画作品として力を入れて製作された映画でした。
父、小林桂樹さんと息子、中井貴一さんの親子と父の姉、高峰三枝子さん、他、渋めのキャストを揃えて
作られた作品。
映画館で一度観たきり、観ていないのでほとんど記憶から消えていますが、
高峰三枝子さんの芝居に凄く感動したのを思い出した。
DVD化もされていないので、なかなか観るのは厳しい。
VHSは発売されたけどかなり高価だったので買わなかった。たしか18000円ぐらいだったように思う。
ケーブルテレビ、BSなどで放映されたのかも知れないけど毎月チェックなんてできないし…。






その中から新曲の2曲がリードトラックとしてシングルカットされました。
33回転30cmLPよりも確実に音が良い45回転17cmEPで久しぶりに聴いた。


A面「去年の雪」(こぞのゆき)
作詞・作曲 谷村新司さん  編曲 難波正司さん

1983年に聴いた時は、この曲の良さや深い意味がわかっていなかった。
まだ子供だった自分は父親への感謝や尊敬を強く持つ事なく、
全てがあたりまえのように思ってた。
亡くしてみてからでは遅すぎるけど、日に日に父親への尊敬と感謝の気持ちが強く大きくなる。
ちんぺいさんが書いたこの歌詞の一行一行の意味が痛いほどわかって聴くたびに胸が苦しくなる。

「♪右行けば遥かな空 斑雪の遠い道
  左行けば吹雪の町 懐かしき灯りの家」

斑雪(はだれゆき)と読みます。この曲を初めて聴いた時は調べもしなかったように思う。
まだらに降り積もった春の雪の事。
この出だしの歌詞だけで胸が熱くなる。

「ALICE IX 謀反」から1983年頃は難波正司さんの編曲が多かった。
アリス関係の楽曲を多く編曲した中でもこの編曲は凄く良いと思う。



B面「父への遺言」
作詞・作曲 谷村新司さん  編曲 難波正司さん

父親が生きていてくれる時にちんぺいさんは歌で思いをきっちり伝えられていて
羨ましくも感じてしまう。
直接、感謝や尊敬の念を伝える事なんて恥ずかしくて出来なかった。
そんなタイミングやシチュエーションもなかなかないのが現実。
伝えられる時に伝えておかないと後悔すると後に痛いほどわかっても遅すぎる。
態度や行動で伝えてたつもりでも伝わったのかどうかもわからない事・・・
10代の頃からちんぺいさんのこんな曲をずっと聴いてたのに学習能力がなかったのか
後悔ばかりが残った。

「♪散歩がてらの信号待ちで
  老人が一人寂しそうに立っていました
 
  貴方は時々 私と旅した
  遠い昔を想うでしょうか
  残り少ない日々の暮らしで
  貴方はなにを感じていますか」


父親が今、生きていてくれてる人は後に後悔しないために恥ずかしくても勇気出して
何もかも伝えると良いと思う。なかなか出来ないけど…。

自分は父親を亡くしてもう25年も経つけど今でもずっと伝えられなかった事を後悔して生きている。


この2曲を無意識に避けて聴いてなかったような気がする。










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最終更新日  2022年05月13日 05時04分43秒
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