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おじなみの日記

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2024年12月14日
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ソロアルバム第3弾の「引き潮」は超名盤と言っても過言じゃない。
アリスとしても波に乗り始めフォークファン以外にも名前が浸透して来た時期。
シングルで言えば「遠くで汽笛を聞きながら」と「さらば青春の時」の間に発売されたのが
この「引き潮」です。


(このジャケットは酷いと思う。こんな中古レコード屋で売られてるLPのような色あせて黄ばんだ色では
 なかった。「引き潮」のジャケットはもっと白です。これは本当に酷すぎる。
 「引き潮」のジャケットだけでもやり直してほしい。チェックする人もいなかったのだろうか。
 ちんぺいさんはこのジャケットの色だと絶対にOKは出さないと思います)




「引き潮」のアルバムの事は何度も書いてるので、アルバムの楽曲以外のその当時の事を中心に
書くつもりです。楽曲の事ももちろん書くとは思うけど、どうなるのか書いて見ないとわからない^^;

まだギリギリ小学生だった自分はこのアルバムの全曲に惹かれてた。
とにかくカッコいい!と思ってずっと聴いてた。
何度も書いてるけど、ちんぺいさんのソロアルバムの中で一番好きなアルバムが「引き潮」です。
アリスを、谷村新司さんを、尊敬できる存在として認識してきたのがこのアルバムが発売された頃。
コンサートで言えば、このアルバムの発売日の3日後、1976年12月23日は
大阪厚生年金会館の客席に自分はいました。
この時はべーやんが倒れてしまい、きんちゃんと二人で予定してた内容とかなり変えてのコンサート。黒のスーツに蝶ネクタイ姿できんちゃんと二人、開演前に緞帳の前に出て来て
べーやんが倒れた経緯などを話して、しばらくして幕があがりました。
この時、ちんぺいさんは「引き潮」から「この空の下」「引き潮」「春雷のあとで」を
歌ってくれたように記憶してます。
この日は1階C列!3列目で観ていました。
客席も2人のアリスへの熱い拍手と応援が凄かった。
そしてべーやんへの心配を胸に持ってのコンサートでいつもとは空気が違ってた。
初めてちんぺいさんがリードボーカルで歌う「遠くで汽笛を聞きながら」・・・
3列目だから見えたけどちんぺいさんは泣いていました。
「遠くで汽笛を聞きながら」を歌う時点では、べーやんは病院からホールに戻ってきて
1曲だけ「ロンリー・ロンサムナイト」を弾き語りでポツリポツリ歌って楽屋に戻ってきました。
体調が辛い中、1曲でも歌ったべーやんへの涙だったのかも知れません。
凄く寒い日だったのも覚えてます。コンサート終了後に四ツ橋駅まで寒空の下を歩いたのも
何となく覚えています。




(チケット予約申し込みのちらし。1976年の時点で一人2枚まででした。)





年が明けて1977年からは一気に勢いつけて上り詰めていきます。
3月〜の全国縦断リサイタル「エンドレス・ロード」は全国でチケットソールドアウトが相次ぎ、
3時間を超える豪華な内容のリサイタルを全国で観せる事ができたのも、ライブバンドとしての
力を知らしめたと思う。
このリサイタルで「引き潮」の中から「引き潮」「春雷のあとで」「熱い吐息」の3曲を歌った。

「熱い吐息」と「この空の下」の2曲はアリスのコンサートでも定番曲になった。
3万人が集まった「HOT JAM '79 in つま恋」でも、観客のみんなに

「良かったら次の歌あの… 1曲ぐらいあの…前、見やんと聴いてもええんちゃうかなと
 思うねんけど、どやろ?  上、見て聴けるかな? 雨降ってるかわからへんけど。
 よっしゃ、ほんだら、空見て聴いてください。こっちは前向いて一生懸命歌います。
 あの、この空が全部、東京とか大阪とか、果てはフランスとかアメリカまで繋がっております。
 そんな感じで歌います。「この空の下」っていう曲を」

こんなMCをしてから3人だけの演奏で「この空の下」を歌った。
それにしても、この1979年のHOT JAMでちんぺいさんは大阪でのコンサートの時以上に
凄い関西弁で話しています。これは計算なのか、凄い観客の数に圧倒されそうなってしまったのか… わからないけど、この日も客席にいてその関西弁が嬉しくもあり、少し恥ずかしくもあり…。

実はみんなで空を見て聴いて下さいっていう同じようなMCはもうすでにしていました。
1979年4月29日滝野野外ローンステージのコンサート。
この日もHOT JAMに負けないほどの25000人以上をアリス単独で動員した野外コンサートでした。

「この空の下」って曲は要所要所で大事な場面で歌われてきました。
アリスとして初めての海外コンサート、タイ、バンコクでのコンサート。
「この空の下」を「I Believin the Sky」と英語のタイトルにして英語で歌った。
この時はバンド演奏で歌った。
「I Want to Believin the Sky」と歌う歌詞は日本語の「この空の下」とは違っています。

アリス活動停止の1981年11月7日後楽園球場。
きんちゃんは「この空の下」がセットリストに入るかも知れないと、前日までも
この曲のピアノを練習していました。
結局、セットリストに入る事はなかったのですが。



全曲 作詞・作曲 谷村新司さん

1曲目 「引き潮」     編曲 国吉良一さん
2曲目 「哀しみの終わる時」編曲 国吉良一さん
3曲目 「熱い吐息」    編曲 ヘッドアレンジですが国吉良一さんが中心にまとめました。
4曲目 「アディオス」   編曲 ボブ・佐久間さん
5曲目 「この空の下」   編曲 ボブ・佐久間さん
6曲目 「春雷のあとで」  編曲 ボブ・佐久間さん
7曲目 「煙草のけむり」  編曲 国吉良一さん
8曲目 「暗い桟橋」    編曲 国吉良一さん
9曲目 「青空」      編曲 ボブ・佐久間さん




(この見本盤は一度も針を落としてないまっさらです。内袋から出したくないので
 袋の上からスキャンしてます。いつかのタイミングでまっさらの「引き潮」を聴くつもりです)




LPにもCDにも各曲の編曲者は掲載されていませんが、業界内に配るテスト盤には
掲載されています。演奏してるミュージシャンもLPやCDにまったくクレジットされていませんが
テスト盤のジャケットには掲載されています。
ミュージシャンや演奏については2014年9月14日のブログに詳しく書いています。
そちらを見てください。


ちんぺいさんはこのアルバムをより良い音で聴いてもらうために、
音にこだわりをかなり持っています。

ディレクターからこのLPを聴くための注意が書いてあります。
「このレコードは出来る限り高音質のアルバムを作りたいというアーティストの
 強い要望により、76センチ/秒のテープ速度でレコーディングしました。
 従ってかなりレベルの高いカッティングされていますので、
 カートリッジの針圧を重めにして聞いて下さい」

このアルバム、LP盤で聴くと確かに音の良さが際立っています!


自分が一番好きな曲の「青空」の事とか書き始めると止めどなく長くなるので、
「青空」と言う曲への自分の思いは、これまでに「引き潮」の事を書いたブログで。

4曲目「アディオス」は1971年にロック・キャンディーズ用にちんぺいさんが作った曲。
オフィシャルで音源は残っていませんが、ラジオでは弾き語りしてたり、
ロック・キャンディーズ解散後、アリスの活動開始までの間の「谷村新司」として
ステージに立った時には歌っていた曲です。


(歌詞は3番の歌詞が「引き潮」には加えられています。そして1番の歌詞の繰り返しは
「引き潮」では削られています。漢字の付け方も少し違っています。)




2024年リマスターの音は文句なしですが、もう少し何とかできたとは思う。
とにかくジャケットの色を見てガッカリした。
自分が持ってるLPは今でも真っ白です。3枚持ってますが3枚とも、こんなに黄ばんでいない。

(カセット版はジャケットがまったく違う。この写真はLPの歌詞カードに掲載されている写真。
  曲順はA面ラストの「この空の下」とB面ラストの「青空」が入れ替わっています)





(予約特典だったポスター)





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最終更新日  2024年12月16日 04時03分37秒
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