おじなみの日記

アメリカのロックバンド「Bread」の1972年7月発売シングル。
1972年10月発売の5枚目のアルバム「Guitar Man」のリードトラックで先行シングル。

「Bread」の事はあまり書いてなかったかも知れない。
このバンドも久しぶりに1曲聴くと、他の曲もどんどん聴き始めてしまう不思議な魅力のあるバンドです。
Rock Bandですが、フォーク、カントリーの要素も多いバンドです。

バンド構成
David Gates - Vocals, Bass
James Griffin - Acoustic guitar, Harmony vocals
Larry Knechtel - Lead guitar
Mike Botts - Drums






A面「Guitar Man」
作詞・作曲　David Gates

何かきっかけがあれば、Simon & Garfunkelほどに売れててもおかしくなかったと
ずっと思ってるバンドです。
ホントに良い曲が多くて、日本でもあまり知られていないまま風化していくには
勿体なさすぎるバンドです。
アメリカやイギリスでは売れてたので残っていくとは思いますが。
この「ギター・マン」もメロディーの美しさとアレンジの美しさに引き込まれる楽曲です。
アコギのストロークが鳴り続ける中にワウワウの効いたギターフレーズが絡み、
それを包み込むような柔らかいストリングス。リズム隊が音数少なく控えめに盛り上げていく。
歌詞はスーパースター的なギタリストへの思いや寂しさを歌ってるように思う。

このシングルの次のアルバムからシングルカットした「Sweet Surrender」は
この「Guitar Man」よりもさらに好きなナンバーです。
2曲続けて軽いロッカバラードをシングルカットするのも珍しいとは思うけど、
この2曲ともとんでもなく良い曲なので納得です。






B面「Just Like Yesterday」
作詞・作曲　James Griffin

この曲は一つ前の4枚目のアルバム「Baby I'm-A Want You」からのシングルカット。
アルバムB面5曲目に収録されてる小作品。
どうしてもタイトルナンバー「Baby I'm-A Want You」の素晴らしさが印象に強く残る。
「Just Like Yesterday」は2分ほどの短いバラードです。

Breadは6枚だけのアルバムを残し解散しました。
「Dismal Day」から始まり名曲を多く残しています。
有名曲なら「If」も忘れられない美しい曲です。