おじなみの日記

1982年8月発売のQUEENのシングル。
1982年5月に発売された10枚目のアルバム「Hot Space」からのシングルカット。






A面「Back Chat」
作詞・作曲　John Deacon

10枚目のアルバム「Hot Space」はDisco, funk, R&B色をより強めたアルバムでした。
前作「The Game」でもすでに、そんな要素は増えてきていましたが、
10枚目では完全に突き抜けたように思えた。
何度も書いてるけど、この「Hot Space」というアルバムは、QUEENの全アルバムの中でも
ベスト3に入るほど好きなアルバムです。
それまでずーっとQUEENファンだったけど、Disco, funk色が強まる事にまったく抵抗はなく、
もっとどんどん色んな変化を見せてほしいと思ってた。
このアルバムが発売されたのは10代最後の頃。
3rd「Sheer Heart Attack」をまず最初にリアルタイムで聴いて、「QUEEN II」「QUEEN I」へと遡って聴いた。
アルバムごとにまったく違う世界を見せてくれるからQUEENから冷めることはなかった。
このアルバムがDisco, funk色が強めでも、この次はもう同じようなアプローチのアルバムは
作らないと分かってたし、思いっきり突き抜けた「Hot Space」を楽しんでた。
フレディがよく言ってたけど、同じようなアルバムを作れとレコード会社に言われても
作るつもりはない！とはっきり言ってたのもあってQUEENは別にROCKだけに
こだわらなくていいバンドだと思ってた。
自分もROCKだけにこだわって音楽聴いてなかったのでいろんなジャンルの音楽を次々と
聴かせてくれるQUEENは最高だった。

「Back Chat」は「Staying Power」と並んでアルバムの中でも一番ファンクな楽曲。
「Body Language」も「Dancer」も「Cool Cat」も完全にブラックミュージックですが。

この「Back Chat」の12" Versionは特にダンスミュージックとしてミックスされています。
通常が4分36秒なのに対し、この12インチバージョンは6分53秒です。
ジャケットにはdisco-singleと書かれています。
1982年ごろから12インチシングルにダンスミックスなどのディスコを意識したミックスが
多く作られ始めた。

ライブでもこの曲はセットリストに入っていました。
テンポはかなり速くしてドラムもロック色強めで、また違ったノリのカッコ良さを聴かせてくれた。でも自分が行った1982年の来日公演の西宮スタジアム、名古屋、西武球場では
「Back Chat」はセットリストに入らなかった。

デモやボツになったトラックを集めたブートレッグ「Hot Tracks - Hot Space Sessions」に
収録されてる「Back Chat (Demo)」が異常にカッコいい！
フレディの歌い回しのカッコよさにゾクゾクです。
曲の構成も違うし、「Back Chat」好きな人には絶対におすすめ！







B面「Staying Power」
作詞・作曲　Freddie Mercury

ホーンセクションを大フィーチャーしたファンクナンバー。
この曲を初めて聴いた時の衝撃は忘れられない。
あまりのカッコ良さに鳥肌で何度も何度もリピートして聴いた。
この曲でのシンセベースとシンセサイザーはフレディが弾いています。
ジョンはギターを弾いてるけど、どこを弾いてるんだろ・・・。

「Staying Power」は何百回聴いても飽きない曲です。