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おじなみの日記

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2025年09月16日
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谷村新司さんの18枚目のソロアルバム。
公式では20枚目のオリジナルアルバムになっていますが、「父と子」と「今のままでいい」に関しては
新曲2曲だけ入れたコンセプトベスト盤だと思っています。

このアルバム、正直な所、一番聴く回数が少なかったオリジナルアルバムだったと思う。
ヨーロッパ三部作の「獅子と薔薇」「輪舞」「Price of Love」と強烈な3枚のアルバムを
立て続けにリリースして、さあ!20周年はどんなアルバムだろ?
期待しすぎてたのかも知れない。
発表された内容がプロの作曲家、作詞家に作ってもらって音楽の幅を広げようとする企画でした。
当時、自分はちんぺいさんが書いた歌詞、メロディを求めすぎてた。

10年ほど前に、このアルバムで唯一、「作詞作曲・谷村新司」の楽曲「昭和」を聴きたくなり
聴いたついでにアルバムを久しぶりに聴いてみようと全曲聴いた所、
1991年に聴いた印象と大幅に違って聴こえた。
このアルバムが発売される前に業界内に配られてたパンフレットを引っ張り出してきて
読みながら聴くと、さらにちんぺいさんが思ってた世界が理解できた。

(新譜キャンペーン用のパンフレット)





1曲目「君を忘れない」 作詞 谷村新司さん 作曲 鈴木キサブローさん 編曲 荻田光男さん
2曲目「最後のI LOVE YOU」 作詞 秋元康さん 作曲 三木たかしさん 編曲 若草恵さん
3曲目「夏の二週間」 作詞 康珍化さん 作曲 筒美京平さん 編曲 船山基紀さん
4曲目「渚にて」  作詞 なかにし礼さん 作曲 谷村新司さん 編曲 船山基紀さん
5曲目「エキストラ」 作詞 谷村新司さん 作曲 三木たかしさん 編曲 若草恵さん
6曲目「恋に生きる」 作詞 なかにし礼さん 作曲 鈴木キサブローさん 編曲 荻田光男さん
7曲目「KISS」    作詞 谷村新司さん 作曲 筒美京平さん 編曲 船山基紀さん
8曲目「空にしずめる物語」 作詞 康珍化さん 作曲 谷村新司さん 編曲 船山基紀さん
9曲目「Christmas kiss」 作詞 秋元康さん 作曲 谷村新司さん 編曲 船山基紀さん
10曲目「昭和」  作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 青木望さん







1曲目「君を忘れない」はアルバムと同時発売のシングルカット曲。
ちんぺいさんらしい歌詞にR&Bテイストな鈴木キサブローさんのメロディが付いて、これまでの
ちんぺいさんの楽曲になかったようなノリの楽曲になっています。
この曲はライブでも何度かセットリストに入ったし、ライブ盤にもなった「Corazon Special At Aoyama Theater 1991」で、より気持ち良いノリのライブバージョンを聴く事ができます。
・・・もう一度、生で聴いてみたかったな。

2曲目「最後のI LOVE YOU」はちんぺいさんのお気に入りだったのか、よくセットリストに入ってた曲。
2011年発売の渋谷DUOで観客を100人ほど入れて1発ライブ録音したアルバム「今 伝えたい」で
再びレコーディングしました。この観客100人の中に自分は入れてラッキーだったのですが、
絶対に物音を立ててはいけないのと、咳払いや拍手も手拍子も禁止で緊張感のあるライブレコーディングでした。ちんぺいさんが「ハイ!OK」って言うとみんな肩の力が抜けて拍手が起きる。
1曲1曲、凄い緊張感の中でちんぺいさんの歌声に集中した貴重な体験でした。
アルバム「今 伝えたい」を聴くたびにあの日の事を思い出して手に汗かく感覚になる。

3曲目「夏の二週間」 この曲もライブでより楽曲の良さが発揮される曲。
歌詞やメロディ以上に船山基紀さんの編曲がめちゃくちゃ最高です!
ライブではちんぺいさん、かなり派手に踊ってました^^
この曲も「Corazon Special At Aoyama Theater 1991」のDVD、CDでライブのカッコ良さが
今でも楽しめるのがうれしい。
先行でシングルとして発売していた曲です。

4曲目「渚にて」 この曲は「夏の二週間」のシングルカップリング曲でした。
この曲は、「エーゲ海に繰り広げられるラブロマンス」と言うコンセプトでちんぺいさんが
先に曲を作ってなかにし礼さんから届いた歌詞は「人生の重みが感じられる歌詞が届き意外な仕上がりになったとちんぺいさんは語っていました。

5曲目「エキストラ」はヨーロッパ三部作の中に紛れててもバッチリはまるような曲です。
ちんぺいさんの女歌の歌詞の名曲の中のベスト10に入ってもいいと思える曲。
三木たかしさんとのコラボは凄く合っていると思う。ヨーロッパや大陸を想像させる三木たかしさんのメロディにちんぺいさんの歌詞は相性バッチリです。

6曲目「恋に生きる」は、なかにし礼さんが「谷村にトム・ジョーンズ風を歌わせたい」と
リクエストがあって鈴木キサブローさんが作ったメロディーがこの曲に。
アレンジもたしかにトム・ジョーンズ風です。この曲、ライブでは歌った事がなかったと思うけど
どんな動き、表情でライブパフォーマンスするのかが頭にはっきり浮かんでくるようです。
ちんぺいさんが作詞にも作曲にも関わっていないだけで当時は少し敬遠してたかも知れない曲ですが、ちんぺいさんの歌唱がめちゃくちゃカッコいいです!

7曲目「KISS」はちんぺいさんの得意な「熱い吐息」からの流れの激しめな愛を歌っている曲。
歌詞もメロディも他にはないような世界です。
そして「Corazon Special At Aoyama Theater 1991」のDVD、CDでスタジオ版よりも
もっと熱いライブバージョンが楽しめます。本当に良い作品です。

8曲目「空にしずめる物語」はライブ盤には入ってないけどよくセットリストに入ってた曲です。
ファンクなノリの派手なナンバーです。メロディーとアレンジの素晴らしさにいつも鳥肌でした。
「GLOBAL THEATER -地球劇場-」に近いノリで、自然に身体が動いてしまいそうになる楽曲。
ちんぺいさん、あの頃、踊りまくってたなぁ・・・。

9曲目「Christmas kiss」
この曲、初めて聴いた時タイトルがベタすぎるからかも知れないけど好きじゃなかったのですが、
今ではちんぺいさんの書いた優しいメロディと次第に強く盛り上げていく歌唱の素晴らしさには
鳥肌です。そして一番最後の高音のファルセットが最高です。
秋元康さんが打ち合わせ時に「思いっきりキザで映画みたいなラブバラードを作りたい」と語り
出来上がったのがこの曲だった。

10曲目「昭和」
1991年当時からいい曲だとは思ってましたが、両親も逝き多くの友人も逝き、そんな中で
聴くこの曲はあの頃の感動とはまったく違う。
浮かぶ景色は聴いた人それぞれで自分だけの風景が浮かび上がる楽曲です。
「♪ 白いハンケチ 胸に飾りて 母と歩いた この道
  桜、花びら ひとひらおちて まばたきの間に 時はゆく
  学び舎は朽ちて 思い出は還らず…」
この始まりのこの歌詞だけで、心が締め付けられる。

松竹映画「戦争と青春」の主題歌として工藤夕貴さんのために書いた曲です。
工藤さんのバージョンも好きですが、ちんぺいさんの声で聴くと遠い過去からの時間に
包まれるような感覚になれる。

「谷村新司」という文字をキーボードで打っていると、まだ次に何かしてくれるような錯覚に
陥りそうになる。
当たり前のように毎年、いろんなコンサートがあるのが50年続いてたから、
その感覚はそんな数年では変わらない。


(このアルバム時のアー写。タバコ持ってるのもそうだけど、ファッションも何か凄い・・・)





(「君を忘れない」のパンフ裏表紙はこれからの予定が掲載されてた。
  10月1日にこのアルバムが発売され、11月25日には全曲新レコーディングのベスト盤を発売。
 このリリースの仕方や内容で、名盤ヨーロッパ三部作を完成させた脱力で迷走してるのかと
 勝手に思ってた。これも次への準備期間なのが後でよくわかる。
 「三都物語」「バサラ」とアルバムを出し、レコード会社を移籍してあのI・T・A・N」
 海外レコーディングで作り上げ「生成」「ラバン」と名作を連続で制作!
 そしてその次はソロアルバムのベスト3に入ると思える2枚組大作「半空 NAKAZORA」を作り上げ  た)










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最終更新日  2025年09月16日 02時01分24秒
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