おじなみの日記

Simon & Garfunkelの大ヒットシングル。1970年9月発売。
5thアルバム「Bridge over Troubled Water」からのシングルカット。






A面「El Condor Pasa (If I Could)」（邦題「コンドルは飛んで行く」）
作　Daniel Alomía Robles 英詞　Paul Simon 編曲　Jorge Milchberg

昔は南米に古くから伝わる民謡だと思って聴いてた。
かなりの年月が経ってから、この曲の著作権の事で裁判になった事を知った時に作者不明の
民謡じゃない事を知った。
このシングル盤のレーベルクレジットにもポールサイモンの名前しか書かれていなかった。

この曲をSimon & Garfunkelがレコーディングする事になったきかっけは、
1965年のパリ公演時に共演してた「ロス・インカス」というバンドがこの曲を演奏しているのを
聴いたのがきっかけ。
この曲が気に入ったポール・サイモンはSimon & Garfunkelのアルバムに収録したいと申し出て
許可を得た。
「ロス・インカス」のインストゥルメンタルを使ってレコーディングされた。
裁判は大きな問題にならず、「ロス・インカス」がこの曲の著作に対して誤解していた事で
間違った情報を伝えてしまった事だとわかった。

小学生の時に子供番組か何かで使われたのか、あの頃、子供もみんな知っていたように思う。
「みんなのうた」「ポンキッキ」「ピンポンパン」か何かで使われたのだろうか。覚えてない。
坂本スミ子さんが歌ってた
「♪かたつむりよりスズメがいいな〜　もしも〜なれるものなら〜　ん〜ん〜
　　釘よりもハンマーがいいな〜　　もしも〜なれるものなら〜　ん〜ん〜」
この日本語訳で歌われてたものだったと思う。


B面「So Long, Frank Lloyd Wright」（邦題「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌」）
作詞・作曲　Paul Simon

この曲は美しい曲ですごく好きな曲。
ボサノバ風のアコギと歌のみで始まって、次第にストリングス、コンガが加わって独特な世界が
広がっていきます。間奏から入ってくるフルートが最高です！
歌詞も不思議な世界で何度読んでもどんな状況なのかよくわからなかった。
フランク・ロイド・ライトという有名な建築家が亡くなった事について歌っている事は知っていたけど…。
後に、サイモンはこの曲はガーファンクルとのパートナーシップについて書いた曲だとガーファンクルは知る事になる。
この曲の「Live 1969」のバージョンがまた最高でスタジオ録音版よりもさらに気に入ってます。
ギター、コンガ、ベースのみの演奏が生々しく引き込まれる。