天地真理 クローバーシリーズ『虹をわたって』/1972年11月
天地真理さんのクローバーシリーズ第二弾「虹をわたって」売り上げ枚数などのデータはないのですが、きっとかなりの枚数売れていると思います。デビュー曲「水色の恋」を除く「虹をわたって」までのシングル曲が3曲と大人気だったチェリッシュのカヴァー1曲の4曲構成。それで600円なので、最低でも30万枚〜50万枚は売り上げてると想像できます。小学生の自分でもこのシリーズは必ず買ってたし、友人でも買っている人が何人もいた。A面1曲目「虹をわたって」作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲は1973年春の選抜高等学校野球大会の入場行進に使われ、天地真理さん本人も実況席で出演しました。この日、自分もバックネット裏近くの席にいました。自分の姉が少女コーラス隊として出場してて立川澄人さんと合唱で出演していました。そのおかげで開会式の良い席をもらえた。姉の行ってた学校のコーラス部が毎年、開会式に出演してたのだったと思う。天地真理さんもかなり遠くからだけど、肉眼で観る事ができた。この時が初めて生の天地真理さんを観た時でした。あれから現在までこんなに天地真理さんにハマってしまうとは、あの時は当然、想像もしてなかた。開会式では天地真理さんの歌唱はありませんでした。この曲はオリコン1位を二週連続、そして11週間にわたりオリコンのベスト10に入り続け23週間にわたってオリコン100以内に入り続けた超ロングラン大ヒット曲です。2曲目「ひまわりの小径」作詞 林春生さん 作曲 筒美京平さん 編曲 馬飼野俊一さんチェリッシュのオリジナルはもちろん良いのですが、この天地真理さんヴァージョンのアレンジと演奏が素晴らしくMIXも本当にイイ!そして天地真理さん声質にも良く合ってる曲です。アルバムではチェリッシュのカヴァーは4曲もしていますが、1974年以降にライブでセットリストに入った事はなかった。B面1曲目「ちいさな恋」作詞 安井かずみさん 作曲 浜口庫之助さん 編曲 馬飼野俊一さんデビュー曲「水色の恋」に続く2枚目のシングル曲。この曲はオリコン1位を4週連続、そして12週間にわたってベスト10以内に22週間にわたってオリコンベスト100位以内に入り続けた大ヒット曲。1974年8月の梅田コマ劇場でのショーの時に生で初めて聴いた。もうこの時点で最後のサビ繰り返しの「♪なぜか揺れてる バラの花 はずかしそうな 恋の歌」はカットされていました。その後もこの部分を歌った事はなかったと思う。1975年春のツアーでは、あまりにもテンポが速すぎて落ち着きのない「ちいさな恋」でした。1975年8月梅田コマ劇場ではテンポは元に戻ったけど1コーラスのみの歌唱でメドレーの中の1曲に組み込まれていました。1976年1月からの「全国ツアー」ではまたテンポが速くなりサビ繰り返しなしの2コーラスを歌唱。1976年夏の梅田コマ劇場ではセットリストから外れた。1976年9月からの「そよ風に誘われてツアー」でもセットリスト入りしなかった。2曲目「ひとりじゃないの」作詞 小谷夏さん 作曲 森田公一さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲はシングルヴァージョンとアルバムヴァージョンがあります。誰もが知っているヴァージョンはシングルヴァージョンですが、ライブではアルバムヴァージョンのアレンジで歌われた事もあった。ライブ盤「天地真理オン・ステージ」ではアルバムヴァージョン、ライブ盤「私は天地真理」ではシングルヴァージョン。この曲もロングラン大ヒット曲で6週間オリコン1位を続けると12週間ベスト10内に入り続け、24週間、100位以内に入り続けました。