ビフ・バイフォード Biff Byford『School of Hard Knocks』/ 2020年1stソロアルバム
イギリスのメタル「SAXON」のボーカリスト「Biff Byford」の1stソロアルバム。2020年2月21日発売。 Bass – Gus Macricostas, Nibbs Carter (曲: 4, 5) Drums – Alex Holzwarth (曲: 7), Christian Lundqvist, Nick Barker (7) (曲: 4, 5) Guitar – Fredrik Åkesson, Phil Campbell (曲: 2) Saxophone, Keyboards – Big Dave Kemp (曲: 10) Vocals, Producer – Biff ByfordSAXONの楽曲と大幅な違いはないものの、新鮮に感じる楽曲は多い。アナログ盤LPはサイモンとガーファンクルのカバー曲6曲目「Scarborough Fair」のみ7インチEP盤に収録されています。300枚の限定盤だったので手に入らなかった。ビフももう70歳なのか…。 自分も歳取るはずだ…。1曲目「Welcome to the Show」2曲目「School of Hard Knocks」3曲目「Inquisitor」4曲目「The Pit and the Pendulum」5曲目「Worlds Collide」6曲目「Scarborough Fair」7曲目「Pedal to the Metal」8曲目「Hearts of Steel」9曲目「Throw Down the Sword」10曲目「Me and You」11曲目「Black and White」Fredrik Åkessonは、Opethのギタリスト。Alex Holzwarthは「RHAPSODY OF FIRE」のドラマー。Nibbs Carterは「SAXON」のベーシスト。このアルバムを初めて通して聴いた時、7曲目「Pedal to the Metal」に特に惹かれた。ジューダスの中期の曲とpainkillerを合わせたような不思議なノリで何度もリピートして聴いた。ビフの歌唱もロブのような感じを出しているように感じる。続く8曲目「Hearts of Steel」もジューダスっぽさを感じる。でも、2曲ともただジューダスをオマージュしてる感じじゃなくSAXON感もきっちり詰め込んでる。で、やはり気になるのは「スカボロ・フェア」のカバー。オーペスのFredrik Åkessonが弾くクリーントーンギターの美しいアルペジオのみで2コーラス目まで歌うとリズム隊も入って来て幻想的な世界が広がっていく。ビフの歌唱も最高です!タイトル曲2曲目「School of Hard Knocks」はキャッチーでHARDなナンバー。懐かしさも感じるけど「今」もきっちりと感じさせてくれるアレンジと歌唱。「Innocence Is No Excuse」に入っていてもいい感じ。この曲のMVはブリューゲルの絵画のようなアルバムジャケットの中に参加ミュージシャンがイラストとして溶け込んで演奏していたり、なかなかオシャレです。1曲目「Welcome to the Show」も仰々しいイントロからゾクゾクもんのカッコいい曲です。そして!10曲目「Me and You」はフォーキィーなロック。この曲もすぐにハマった。11曲目「Black and White」は発売当初は可もなく不可もなく程度の曲だったのに今ではこの曲、単体で聴く事も多くなってる。ビフの歌の上手さを再認識できる名曲です。発売されてから2年近く経って今では1曲目、2曲目、10曲目、11曲目の4曲がスルメ曲として聴けば聴くほど好きになっています。このアルバムの中でこの4曲が一番好きな曲です。2ヶ月後に発売されるSAXONの新譜も楽しみです。