彩風咲奈 ドラマティック・リサイタル『ALL BY MYSELF』千秋楽 / NHK大阪ホール
宝塚歌劇団雪組トップスター「彩風咲奈さん」のリサイタルに行ってきました。NHKホールで宝塚歌劇を観るのは初めてで新鮮に感じた。花總まりさんのコンサートはNHKホールで観た事があったけど,ここで現役の宝塚を観るのは不思議な感じ。彩風咲奈さんは雪組の配属された時から観ています。(初舞台の「さくら/シークレット・ハンター」ももちろん観劇してます)確実に認識したのは「カラマーゾフの兄弟」で使用人、僧侶、ジプシー、流刑者など何役も演じてるのを観てからです。「カラマーゾフの兄弟」自体、すごく好きな作品で回数も観たのもあって、その時から注意して観るようになった。全国ツアーの「ヴェネチアの紋章」と「20世紀号に乗って」以外の彩風咲奈さんが出演した舞台は全て観劇しています。新人公演も彩風さん主演の作品は全て劇場で観てるし、バウ、ドラマシティも彩風さんが出てたら必ず観に行くようにしてた。(「ソルフェリーノの夜明け」新人公演 初新人公演主演)新人公演時代から好きになってずっと応援してるジェンヌは彩風さんが最後です。何となく彩風咲奈さんが退団したら一区切りできそうな感じがします。歌劇団自体への不信感や疑いの目で観てしまうようになってるけど、彩風咲奈さんの舞台は絶対に見逃したくないという気持ちが強いので「ベルサイユのばら」の退団公演もしっかりと観劇するつもりです。もう同じ作品を2度、3度と観るような事はなくなっていくと思うし、スカイステージの契約やめたし、歌劇とグラフも止めようと思ってる。今回の彩風さんのリサイタルはBlu-rayで買うつもり。まわりの宝塚好きだった友人もどんどん宝塚から離れていってる。そして一緒に観劇する相手がどんどん減って行く^^;ある程度、健全な宝塚歌劇だと思えるようになるまでは時間がかかりそうです。今日はそんな事も完全に忘れさせてくれる時間だった。彩風咲奈さんの存在が唯一の光のように思えた2時間でした。初舞台からの時代を追って構成されてるのでずっと観てきた者にとっては全てが思い出せる。「ソルフェリーノの夜明け」の新人公演を観劇した時の感想を自分はどう書いてたのか・・・と一度書いたブログを読み返すことなんてまったくないんだけど、読んでみると、彩風咲奈さんの事をべた褒めしまくりでした^^;本人はまったく思うように出来なかったとか後に語ってたけど、本当に良かったと思えたから、そう書いたんだと思う。あの時のアンリーデュナンを演じた彩風咲奈さんの頑張りを観たから、今までずっと応援できたと思う。「ソルフェリーノの夜明け」の新人公演の舞台写真も彩風さんが写ってるものは全て買ってた。個人的には「ロジェ」の新人公演の彩風さんがもっと好きでした。スーツ姿でのダンスは新人公演だとは思えないカッコ良さでした。水夏希さんのカッコ良さを確実に継承してるように思えて感動しまくりだった。(「ソルフェリーノの夜明け」新人公演 初新人公演主演)ニヒルでキザな昭和な男役トップスターの臭さも嫌味を感じずに出せるのが彩風咲奈さんの強みの一つだとも思ってる。今日の舞台でのキザっぷりも最高でした。 もう生では観る事はないだろうと思ってた場面の再現もあったりして大満足でした。他のキャストもかなり若手を中心に選ばれてて、舞台上の人数も少なめで一人一人がやり甲斐のある事をさせてもらってて凄く良い経験になってると思いながら観てた。芸達者な人、ダンスが凄いと思えた人、歌声が個性的で魅力があると思えた人、心の底から笑えてる笑顔の娘役さん、いろいろとこれから光っていくだろうと思える人もいっぱい認識した。彩風咲奈さんがいなくなった雪組が想像できないのは、一路真輝さんが退団した後と水夏希さんが退団した後の感覚に凄く似てるように思う。歴代雪組トップスターで一路真輝さん、水夏希さんに続いて3人目の凄く好きなトップスターが彩風咲奈さんです。汀夏子さん時代、麻実れいさん時代の雪組も好きだったけど、一路さんがトップになってから回数を凄く観るようになった。一路さんが二番手時代も回数多く観た作品も多少はあったけど、一路さんがトップになった時から雪組が輝いて観えるようになった。終演後はまだ4時だったので居酒屋も開いてないし(谷四で行きたい居酒屋あったけど)、梅田に出てお初天神の夕霧そばの店で飲んでた。もう一人、友人と合流して3人で2軒目の焼き鳥屋へ。今日は、彩風さんのリサイタルが最高だったのでいつも以上に飲みすぎた。(「カラマーゾフの兄弟」舞台写真。この中に彩風咲奈さんがいます)