社会の膿
陸運支局内の行政書士名義貸しに司法のメスが入った。今までは考えだにしなかったカテゴリーへの強制捜査、逮捕、書類送検は、記憶によれば初めてかもしれない。検察の最近の頑張りには非常に好感を持っているおじさんだ。但し、放置車両の取り締まりを民間に委託した警察庁には幻滅だが。社会保険庁の一連の膿もそうだが、お役所というところでまかり通っている独特のルールは、我々一般庶民の感覚では到底理解はできないものばかりである。というのも、やはり、その暗黙の了解には100年以上も歴史があるだろうから、いきなり改めろと言われたところで無理なのはわかるが、もう時代がそれでは通用しなくなってきている。偏にアメリカナイズされてきた社会の中では、日本独特のお役所仕事というのは、淘汰されていくのだろう。それを追求できる政党がない限り、日本はまだまだお役所天国であることには変わりない。小泉政権が大きく「失策のデパート」と報じられたのは、根本の改革骨子である『痛み』をまず庶民に求めたところだろう。予め、役所、社会保険庁の無駄切りなどから着手していれば、庶民は騙されてそのままアメリカからの要請改革骨子をスムーズに運べただろうに。。。。弱気をくじき、強気を助ける風潮は、勧善懲悪が大好きな国民性を無視した大きな勘違いなのではないだろうか。公明党の支持団体と決別を余儀なくされているポスト小泉の面々には、デリケート且つ勧善懲悪を薄ら笑いで実行できる傑出した人物がつくことであろう。だが、おじさんは、支持しないが、、、、、、もっと血気溢れる政党に野党が育つのにもまだまだ時間がかかりそうである。今日のBGM ハワード・ジョーンズ 「I・G・Y」