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カテゴリ:ロンドン生活
スリにやられそうになってしまった。 携帯ラジオを買おうとお店のなかでカタログを見ていたら、自分の上着のポケットになぜか他人の手が!おどろいて振り向くと中東系か南欧系とおぼしき男が、「no problem, no problem」と言いながら、そ知らぬ素振り。 な、何だお前!今お前の手がおれのポケットに入ってただろ! 「だからどうした?なんか無くなったか?」 何もなくなっているわけがない。スリが手をつっこんだポケットにはプラスチックのメガネケースがあっただけで、触れた瞬間貴重品ではないとわかる代物だ。ものが無くなってなければ彼がスリである証拠はなにひとつない。シラを切られたらそれまでだ。一瞬、security!と絶叫しかけたが、同時に刺される可能性が頭をよぎり、出かけた声を抑えた。数秒間、無言でにらみあい。スリはめんどくさそうな顔をしてすたすた店内を歩き出した。うろつくスリをにらんでいたら、横にいた男が、わけのわからん言葉でさかんに話しかけてくる。男にふりむいた間にスリは自分の視界から消えた。ああ、こいつらグルだ! 関わりをさけようと急いで店を出た。下手なことをして報復されたらたまったものではない。 自分にスキがあったのだろうか。2年ぶりにロンドンに来てそろそろ3ヶ月。慣れたせいか、気がぬけたところもあったかもしれない。気をつけねば。 とりあえず、自分の財布がなくならず、無事におうちに帰れたことに感謝。 そう、イギリスにいるってことはこういうリスクとつきあうってことでもあるんだ。前にひどい目にあってるのに最近忘れてたよ。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年12月31日 04時01分11秒
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