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今日もバイク。1日レンタルで借りたので、乗らなきゃ損とばかりに朝5時起きで高尾へ。今度は、予定通り高尾へ到着。というか、甲州街道をまっすぐ行けばいいだけなので、誰でも行ける・・・、はずなのだが、微妙にそれてしまい、本当は高尾山のふもとに行くつもりだったが、高尾の山に目的地を変更。甲州街道から奥多摩街道をそれて、適当に進んだら、山に入れた。高尾山ではないと思うが、気にしないことにした。 森の中の道はいい。エンジン音に邪魔されながらも聞こえる小鳥のさえずりと水の音。そうそうこれを味わいたかったのですよ。 マイナーなルートだったらしく、自分の他には車もバイクもいなかった。途中、「進入禁止、4キロ先泥・・・(汚れていて読めなくなっている)」があったが、これも気にせず中に突入。車一台分も通れるかわからない道もバイクにとっては広いものだ。これもバイクの特権である。車が行けない道もいける。おかげで期待以上の絶景。曇りで少し雨が降っていたのが残念だ。日がさしていたらもっとよかったはずだ。 しかし、いつの間にか道路がアスファルトから砂利道にかわり、おまけに凹凸だらけ。雨上がりだったので、水もはっている。乗っていたのがアメリカンだったから、さらに苦しい。アメリカンは低速で都会を走る分には快適だが、こうなるともう手に負えない。レンタルでも車体を傷つければ、免責分(5万円まで)はこちらが負担しなくてはいけないので、おっかなびっくりソロソロ走った。モトクロスタイプのバイクの車高が高いのは、こういう凸凹に対応するためだったんだ、と今更ながら得心する。 走っていたら、だんだん不安になってきた。だいぶ深くまでは行ってきちゃったけど、もしここでガス欠になったら、オレどうなっちゃうんだろう・・。だいたいこの道、どこに通じてるんだ・・。通りがかる車もいない・・。きのう借りてからガソリン一度も入れてないけど、大丈夫かな・・。あ、そういや携帯忘れた、ここで事故ったら、徒歩でどこかに抜けなくてはならんな・・。足が寒いなあ、バイクって風がもろにあたるぶん、冷えるんだなあ・・。 まるで、芥川龍之介の「トロッコ」に出てくる少年のような気分だ。自転車に乗り始めて遠出したときもこんな感じだったなあ。思えば、海外一人旅を始めたときも、こんな気分だったっけ。旅も終わってみれば楽しく、また行きたいと思うが、その過程は実はけっこう苦しかったり、時には命に関わることもあったりする。でも、すぐに忘れてまた行きたくなるのはなぜだろう。 そんなことを考えていたら、やがて道も開けてきた。泥道もアスファルトに変わって、快適走行。すっかり気分がよくなって、鼻歌まで歌ってる。こういう気分のアップダウンも一人旅をしていたころとそっくりだ。 帰りは、3回ぐらい交番のお巡りさんの助けを借りて、どうにか新宿に到着。カーナビなしでも、なんとかなるもんだ。約8時間のりっぱなしで少々くたびれたが、おかげで少し度胸がついた。次の目標は福島の祖母の家。まだ高速にはのりたくない。。一般道でちゃんと行けるか。
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