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カテゴリ:飼い猫
2011年3月12日朝、
夫と息子と三人で車中泊した朝、 まだ何度も揺れて、電線が大きく揺れるのが 見えて、恐怖は続いていました。 震災の二年くらい前に受けた 耐震検査では、とにかく古いので、 震度五を越えたら危ないと 言われた我が家。 今まで経験の無い大きな揺れに 何度も襲われたので、 怖くて室内にいられないし、 家が潰れたら、車が潰されてしまいそうで、 家の庭にも車をとめられず、 ご近所さんのご親切で、広い土地の真ん中に 止めさせていただきました。 この大きな揺れが何度も続いては、 我が家は、いつ崩れるのだろう、 と家を見たら、二階のがラス戸が 開いている! カギを閉めていたはずなのに、 飼い猫の たぬぽんが 通れるくらいに開いているっ!! 生死も分からないけれど、生きていれば、 室内のあちこちを逃げ回りながら、 外に飛び出して迷子になるかもしれない? やっと保護したのが2009年2月、 あれから2年で、お別れするなんて、 辛すぎる・・・ すると、揺れがおさまって 次の揺れまでの数分の間に、息子が 室内に入って二階のガラス戸を閉めてくる、 と言い出し、止めたのに走って行きました! 心配で、夫婦二人で玄関の近くで構えて 待っていたら、次に揺れる前に、息子が 無事に家から出てきました! 何処に隠れたのか、たぬぽんの情報は 得られませんでした。 その日は、室内に入れず、 揺れの合間に室内から運び出した 食べ物や飲み物を口にして、 車で過ごしました。 何時頃かハッキリ思い出せないのですが、 その日は、しろが姿を現しました! そして、たぬぽんは・・・ 揺れの合間に室内に入り、 たぬぽんの為に、いつもの場所に 食べ物を入れましたが、 たぬぽんの安否は、分かりませんでした。 震災の翌々日でしょうか。 室内のアコーディオンカーテンの 下の方が。何かが無理矢理 通り抜けたように、曲がっているのを 発見! 布団を収納しているカーテンの端も 通り抜けたような不自然な後がありました! 名前を呼びながら布団の間を捜したら、 奥の方に光る目が二つ!! 生きていたっ! あの時の喜びは、今でも忘れられません。 しろも、たぬぽんも、生きていた! どちらも、必死に生きていてくれた!! だからこそ、猫なのに、 戦友みたいな特別な思いが 強いのかもしれない、と思います・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2025年02月05日 11時00分09秒
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